壱百満天原サロメは“電通案件”だった? 流行りものに難癖をつけたい人たちの発想

壱百満天原サロメは“電通案件”だった? 流行りものに難癖をつけたい人たちの発想


壱百満天原サロメは“電通案件”だった? 流行りものに難癖をつけたい人たちの発想 (C)PIXTA



デビュー以来、破竹の勢いで人気を集めている『にじさんじ』の壱百満天原サロメ。VTuber史上、最速でYouTubeのチャンネル登録者数100万人を突破するなど、歴史的な快挙を達成している。しかしそんな活躍に、ネット上ではあらぬウワサが吹っ掛けられているらしい。


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流行り物に「電通案件」を連呼する人々


そのウワサとは、単刀直入に言うと、いわゆる“電通案件”。『100日後に死ぬワニ』や『タコピーの原罪』、『鬼滅の刃』、『呪術廻戦』、『SPY×FAMILY』など、世間で話題を呼ぶものが出てくるたびに、一部では「電通」の名前を使った陰謀論が湧いてくる。


一躍ブレイクしているサロメについても、《サロメって人、電通案件なんでしょ》《サロメお姉様から漂う電通臭》《サロメの伸び的に確実に電通案件!》《あまりの爆発的な伸びで電通を疑ってしまうレベル》《なーんか裏に電通とか博報堂いそうで嫌なんだよな》といった声が。もちろん、いずれもとくに根拠などはない放言の類だ。


とはいえ、そうした陰謀論が出てくる背景としては、サロメがブレイクしたタイミングが関わっている。サロメが鮮烈な配信デビューを飾ったのは、5月24日のこと。そして「にじさんじ」の運営である『ANYCOLOR』は、6月8日に東京証券取引所グロース市場に上場している。上場のタイミングと合致していたため、何らかの工作があったとでも言うつもりなのだろう。


『ホロライブ』ファンへのブーメラン


しかしサロメが数字を持っているのは、チャンネル登録者数だけではない。YouTube配信の同時接続者数が10万前後に届くことも多く、『pixiv』の検索ランキングでも覇権ジャンルの『ブルーアーカイブ』や『アズールレーン』に並んでトップに食い込んでいる。実際に多くの人々から支持されていることは間違いないだろう。


何より、「にじさんじ」ではサロメの直前、3月ごろに「Ranunculus」として3人の新人がデビューしたばかり。こちらのチャンネル登録者数は10万前後なので、仕込みだとしたら明らかに辻褄が合わない。


なお、「電通案件」の陰謀論を唱える人の中には、ライバル事務所ということもあり、「ホロライブ」ファンの姿もチラホラ。未曽有の勢いで「ホロライブ」メンバーが抜かれているのは、実力ではなく工作の結果だというわけだ。


しかしそんな「ホロライブ」については、2020年にマスクスプレー「HOLO AROMA!」を発売するにあたって、「電通」と協力していたことが明らかになっている。もちろん、だからといって工作云々などを疑うのはナンセンスだが、陰謀論などその程度のものでしかない。


誰も幸せにならない言いがかり合戦はやめて、業界の未来を真剣に見つめるべきだろう。


文=大上賢一


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