『ポケモンGO』制作会社が絶不調…ゲーム業界で「AR」が流行らないのはナゼ?

『ポケモンGO』制作会社が絶不調…ゲーム業界で「AR」が流行らないのはナゼ?


『ポケモンGO』制作会社が絶不調…ゲーム業界で「AR」が流行らないのはナゼ? (C)PIXTA



大ヒットアプリ『ポケモンGO』を開発したアメリカのゲーム会社『Niantic』が、新たなヒット作を生み出せずに苦しんでいるようだ。その悲惨な現状には、ゲーム業界における拡張現実(AR)の人気低迷がありありと感じられる。


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『ポケGO』は世界中で大ヒットも…


海外メディア『Bloomberg』の6月30日の報道によると、「Niantic」では現在開発を進めていた複数のプロジェクトを中止するに至ったそう。さらに、85〜90人ほどのスタッフが一時解雇されてしまう事態に。経済的に厳しい状況にあり、コストを削減せざるを得ないというのが理由だという。


「Niantic」の代表作といえば、2016年にリリースした「ポケモンGO」。配信当時はニュースで取り上げられるほどのブームを巻き起こし、街中には同作をプレイする人たちがあふれていたほど。2016年の売り上げは日本円で約1,090億円を記録し、歴史的な大ヒット作を記録していた。


しかし、その後の「Niantic」は「ポケモンGO」のようなヒット作を生み出せていない。2019年には、同じくARを使ったスマートフォン向けゲーム『ハリー・ポッター:魔法同盟』をリリース。現実世界を移動しながら、「ハリー・ポッター」の世界を体験できるものだったが、今年1月をもってサービス終了を迎えている。


とにかくARという自社の強みを生かしたゲームを作ろうとしているようだが、結果として迷走していると言わざるを得ない状況だ。


ARはVRには追い付けないのか


もともと、「Niantic」はARを取り入れたゲームを開発してきた企業。その中でも「ポケモンGO」はヒットしたものの、「ポケモン」というコンテンツ自体の人気が大きな影響を与えていることは否めない。


「ハリー・ポッター:魔法同盟」も人気コンテンツの力を借りたアプリだが、それすらも約3年でサービス終了。もし完全オリジナルのアプリだったとしたら、もっと悲惨だったことだろう。おそらくユーザーたちは、技術自体が目新しかった頃はともかく、今ではAR自体への興味をそれほど持っていないのではないだろうか。


そんなARの苦境とは対照的に、現在のゲーム業界ではVR(バーチャル・リアリティ)が急速に発展している。つい先日には、『Meta』から発売されているVRヘッドセット『Meta Quest 2(旧Oculus Quest 2)』が、累計販売台数1,480万台を突破したことが明らかに。また『PlayStation 5』用に『PlayStation VR2』の発売も予定されており、VR市場はさらに拡大していくと考えられている。


ARの未来に賭けていた「Niantic」のような企業は、この先生き残ることができるのだろうか。


文=「まいじつエンタ」編集部


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