『ONE PIECE』ルフィは“なろう系”主人公? 今週の漫画・アニメニュースランキング

『ONE PIECE』ルフィは“なろう系”主人公? 今週の漫画・アニメニュースランキング


『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)



漫画・アニメ界隈は、今週もさまざまなトピックで世間を賑わせました。旬の話題をお届けする『まいじつエンタ』で、今週もっとも話題となった漫画・アニメニュースをご紹介します(9/15配信まで)。


1位 『ONE PIECE』ルフィがなろう系の主人公に…ジャンプが貫いてきた“運命”至上主義



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2位 『あやかしトライアングル』アニメ絵が酷すぎ? なぜか“古臭く”される矢吹作品



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3位 “カイドウ量産”の可能性も!?『ONE PIECE』新型パシフィスタ「セラフィム」に騒然



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4位 アニメ『ダイの大冒険』でバーンの“小者化”が加速!? 原作と違う決定的な要素は…



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5位  アニメ『チェンソーマン』覇権確定! ネット配信派も大満足の神対応「アマプラ最高!」



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『ONE PIECE』のルフィは“神の領域”へ…


今週もっとも話題になったのは、今や日本国内のみならず、世界中で愛されるようになった漫画『ONE PIECE』にまつわる記事でした。


海賊王を目指す青年、モンキー・D・ルフィの冒険を描いてきた「ONE PIECE」の物語。連載が始まった当初は彼の成り上がりを見守るストーリーでしたが、最近では後付け設定の追加によって、“なろう化”したという見方もあるようです。


あらためて展開を振り返ってみると、ルフィのサクセスストーリーとしての側面が強いと言えます。イーストブルーにある「フーシャ村」という田舎出身の少年が、ある日「ゴムゴムの実」の能力を獲得。強敵との戦いの中で徐々にパワーアップし、海賊としての名声を高めていく…。


いわゆる“友情・努力・勝利”の法則に当てはまる部分が多く、『週刊少年ジャンプ』の王道を行く漫画として広く人気を得ています。 しかし連載が長期化していくにつれ、ルフィをめぐる設定の追加が目立つように。まず大きな話題を呼んだのは、彼が“神の天敵”こと「Dの一族」であるという設定でした。


さらにその出自についても、たんなる田舎モノの子どもではなかったことが判明。父は革命軍のボス、祖父は海軍の英雄と、盛りすぎなくらいに血統の強さがアピールされています。


もはや強くなることを運命付けられていたような、恵まれた環境。 ちなみにジャンプ漫画に登場する主人公は、基本的に“最強”の血統に恵まれていることが多いです。『BLEACH』の黒崎一護や『NARUTO -ナルト-』のうずまきナルトなど、例を挙げればきりがないほど。「ジャンプ」の王たるルフィが血統主義に染まるのも、当然なのかもしれません。 とはいえ、本人や親族の裏設定程度であれば、漫画の世界では珍しいことではない。むしろ問題は、その先にあると言えるでしょう。


具体的に言えば、つい最近完結したばかりの「ワノ国編」にて大きな変化が。原作の1044話にて、ルフィが食べた「ゴムゴムの実」の“正体”が明らかになったのです。


身体がゴムのように伸縮する能力かと思いきや、本当の能力は「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”。この実は世界政府がひた隠しにしてきた伝説級の代物で、その能力を覚醒させたことで、ルフィは歴史上の危険人物と見なされるようになりました。 読者は大いに盛り上がっているものの、偶然手に入れた能力が世界から恐れられる伝説の力だった…という展開は、その部分だけ見るといささか都合がいいような印象も受けます。


さらに、現在公開されている劇場版最新作『ONE PIECE FILM RED』に登場する世界の歌姫・ウタも、ルフィと幼馴染みという設定。あらゆる環境が味方する“未来の海賊王”に対して、ネット上では《完全になろう系の主人公じゃん…》《1話から最強だったわけじゃないけど、ここまでくるとなろう系と変わらんな》といった指摘が上がっています。


中には、《今でもニカはいらなかったと思ってる》と、「ニカ」をめぐる描写に不満をもらす声も。たしかに努力の積み重ねによって強くなる主人公像を求める読者にとっては、強さを裏付けるような設定の開示は受け入れがたいでしょう。 ルフィは努力で強くなったのか、それとも強くなる“運命”だったのか…。読者が納得いく着地点になることを期待したいですね。


続いては、2023年に放送される予定のアニメ『あやかしトライアングル』についての話題。このアニメをめぐって、不安を吐露するファンが続出しているようです…。


『あやかしトライアングル』絵柄激変にファン動揺


その理由は9月2日に初お披露目された「あやかしトライアングル」のティザービジュアルが、原作者・矢吹健太朗の絵柄と似ても似つかないものだったからでした。


「あやかしトライアングル」は、妖術により女性化してしまった少年・風巻祭里と、幼馴染の花奏すずによる妖怪退治バトルを交えたラブコメディ。もともとは『週刊少年ジャンプ』で連載が始まりましたが、今年4月に『少年ジャンプ+』へ移籍し、さらにセクシー描写の過激さが増しています。


そんな同作のアニメ版は、2023年1月から放送される予定。制作に携わるのは『俺を好きなのはお前だけかよ』『魔法科高校の優等生』などを手掛けたCONNECTで、すでにメインスタッフの名前などが公開されています。


また公式SNSなどでは、メインキャラである風巻祭里、花奏すず、シロガネを描いたティザービジュアルもお披露目。しかしその絵柄について、《アニメ化嬉しいんだけど、絵柄があやトラじゃないみたい》《矢吹感ゼロで草》と不評の声が相次いでいます。


さらに古参の矢吹ファンからは、《アニメの絵柄が古臭え~! ToLOVEるのアニメから変わってない》《矢吹作品のアニメはどれも絵柄が変わりがちなような。あの絵のアニメ化は難しいのか?》といった指摘も。実は矢吹作品がアニメ化で“絵が変わった”のは、今回が初めてではありません。


その作品とは、「ジャンプ」で連載していた『To LOVEる -とらぶる-』シリーズのこと。2008年から2015年頃まで幾度もアニメ化されたのですが、絵柄が原作のタッチとは変わり、どことなく“古臭い”ものになったとして、原作ファンをがっかりさせていました。


なお、アニメ「To LOVEる」を手掛けたのはCONNECTではなく、ジーベックというスタジオ。制作スタジオが変わっているため、改善の可能性もあったものの、なぜか同じような不満意見が出ています。


矢吹といえば、少年誌の限界を攻める超絶技巧の持ち主。時代と共に進化するその萌え絵を再現するのは、現在のアニメ業界の技術では難しいところがありそうです。


果たして、来週はどんなことが話題になるのでしょうか。


写真=まいじつエンタ

■『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)


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