最近の『ガンダム』ゲームはなぜ微妙なのか…飽きられたオールスター参戦

最近の『ガンダム』ゲームはなぜ微妙なのか…飽きられたオールスター参戦


最近の『ガンダム』ゲームはなぜ微妙なのか…飽きられたオールスター参戦 (C)PIXTA



『機動戦士ガンダム』シリーズといえば、40年以上もオタクの心を掴み続けているモンスターコンテンツ。今でも毎年のように新作ゲームが発売されているが、最近ではその内容が「微妙になってきた」という声も多い。なぜ不評を呼んでしまっているのだろうか。


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コクピット視点のゲームがない


今まで数多くのガンダムアニメが世に出てきたが、共通点として「直接コクピットに乗り込んでロボットを操作する」という要素が挙げられる。


「モビルスーツ」という呼び名の通り、巨大な人型ロボットをまるで身にまとったスーツのように自由自在に動かしてみせるパイロットこそ、ガンダムシリーズの神髄と言えるだろう。


しかし最近のガンダムゲームは、『EXVS』シリーズにしても『バトルオペレーション』にしても、機体を三人称視点で背後から捉えたTPSばかり。9月22日には、待望のFPSシューティング『GUNDAM EVOLUTION』のPC版が配信されたが、コクピット視点ではなく、まるで自分が巨大な“ガンダム人間”になったかのような視点だった。


もともと『GUNDAM EVOLUTION』は6vs6のチーム戦FPSということで、ブリザード社のゲーム『オーバーウォッチ』との類似性が指摘されていた。しかしよく考えると、プレイヤーキャラはせいぜい身長2メートルの人間と、全高40メートル前後のMSで大きな違いがある。同じFPS視点にしたことで、巨大ロボットの趣が失われてしまった…という見方もあるかもしれない。


翻って、1990年代~2000年代には『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』や『機動戦士ガンダム MS戦線0079』といった、コクピット視点のゲームが多く発売されていた。だからこそ、長年ゲームを追っていた人々の口から「昔はよかった」という声が出るのだろう。


ではなぜ、コクピット視点のゲームは死滅してしまったのだろうか。


オールスターゲームの氾濫


その理由は、昨今のガンダムゲームが作品の垣根を越えた“オールスター”ものであることが関係しているだろう。


たとえば、初代『機動戦士ガンダム』と『機動戦士ガンダムSEED』では、コクピットの内装が全く異なる。つまりコクピット視点のFPSを作ると、作品ごとに違うUIを用意しなければならないということだ。そのコストこそが、一人称視点の「ガンダム」ゲームが作り手に敬遠される理由かもしれない。


また、オールスターゲームのもたらす問題はそれだけではない。アニメ1つひとつを深く掘り下げるゲームがなくなったことも、最近の「ガンダム」ゲームが微妙だと言われる原因だ。


かつては『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』といった、アニメの内容を深く掘り下げるゲームが存在したのだが、今では猫も杓子もオールスターゲームばかり。


オールスターものが流行した当初は、作品の垣根を越えた夢の共演に心が躍る人が多かっただろうが、あまりに連発されるため、ありがたみが薄れていくことに。むしろ今求められているのは、各作品の魅力を深掘りしてくれるゲームのはずだ。


振り返ってみれば、毎年のように新作ゲームが発表されつつも、ほとんどは「三人称視点」の「オールスターゲーム」で大同小異。“クソゲー”がありつつも、個性あふれるゲームがたくさんあった時代を懐かしむ声が出るのも、納得のいくところだ。


文=「まいじつエンタ」編集部


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