アニメ『ONE PIECE』カン十郎の“幕引き”に感動…嫌われキャラがまさかの大絶賛

アニメ『ONE PIECE』カン十郎の“幕引き”に感動…嫌われキャラがまさかの大絶賛


『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)



10月2日に放送されたアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)の第1035話『百獣蹂躙! 光月家の終焉!』では、「ワノ国編」で最も嫌われていたキャラクター・カン十郎の“幕引き”が描かれることに。原作を凌駕する演出が行われており、視聴者たちが手のひら返ししているようだ。


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※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています


「鬼ヶ島」各所で戦闘が繰り広げられる中、「赤鞘九人男」の錦えもんとお菊はモモの助と再会。すると彼らの元に、光月おでんに化けたカン十郎が現れるのだった。お菊はすぐさま正体を見破り、戦闘を仕掛けるのだが、おでんとの思い出が蘇り、反撃を受けてしまう。


致命傷を負ったお菊を見て、怒りに震える錦えもん。彼は剣を握り、かつての“友”だったカン十郎を強烈な一撃で仕留める。その顔には、滂沱の涙があふれていた…。



「赤鞘九人男」の裏切り者だったカン十郎が、ついに“幕引き”を迎えた今回のエピソード。原作では見開き2ページで終了した戦闘だったが、アニメ版ではさまざまな演出が追加されている。


錦えもんがカン十郎を切り裂いた後、まるで走馬灯のように、“2人の思い出”が流れていく。初めて出会った頃の出来事から、一緒におでんを囲んだ日のことなど、思わず目頭が熱くなるような回想シーンとなっていた。


裏切り者の目にも涙?


さらにカン十郎は力尽きる寸前、錦えもんに対して「俺の舞台の幕を引くならお前がいい。舞台上じゃ、親友…だったもんな…」と最後の一言を告げる。この時、歌舞伎の“舞台”が表れており、まさしくカン十郎の幕引きにふさわしいシチュエーションが描かれていた。


そしてカン十郎は、“親友”だった頃の自分と錦えもんを幻視しつつ、その姿に手を伸ばしながら、果てていく。原作では本心が分かりにくい描写となっていたが、アニメ版では役者になりきれず、錦えもんとの友情にすがり続けた最期だったことが明白となっている。


この演出に、視聴者たちも思わず感動してしまったようだ。ネット上では《アニオリ台詞も含めて素晴らしかったです》《視聴者側としても錦えもんと同じような気持ちになってしまう》といった声が続出。


また、《カン十郎はめちゃくちゃ非道なヤツだったけど、哀しみを背負った良い敵役だった》《最後に友情を感じて死んでいくのが悲しかった…》《もっと、この2人がバカやってるところを見たかったよ…》と、カン十郎に共感を示す人も現れていた。


視聴者総出でカン十郎が批判されていた頃を思うと、まるで正反対の反応。それだけアニメ版の演出が優れていたということだろう。


文=大獄貴司

写真=まいじつエンタ


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