木曜ドラマ・黒革の手帖に「あり得ない3つの場面」ツッコミ殺到

木曜ドラマ・黒革の手帖に「あり得ない3つの場面」ツッコミ殺到

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今クール(7〜9月期)に放送される連続ドラマのなかでも特に話題となっている『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の初回が、7月20日に放送された。しかし、“あり得ない3つの場面”が脚本家たちのあいだで物議を醸しているという。


東林銀行世田谷北支店で派遣行員として働く原口元子(武井咲)は、すでに他界した親の残した借金を返済するため、夜も“派遣ホステス”として銀座のクラブ『燭台』で働いている。ある日、同支店を訪れたタレントを行員がスマートフォンで撮影し、その写真をツイッターにアップする事件が起こり、同支店はその罪をかぶせるために、元子や同じく派遣行員の山田波子(仲里依紗)を“雇い止め”(更新拒絶)する方針を決める。


「このときに、滝藤賢一演じる銀行の次長が、派遣会社に対してではなく、直接“雇い止め”を勧告するのです。労働基準法に従えば、銀行の次長は派遣社員に直接告げるのではなく、派遣会社にまず通告して、派遣社員が聞くのが正しい手順です。そもそも“情報管理に厳しい”銀行に派遣社員がいることそのものが、設定として無理があるのですが、そこを度外視しても、この雇い止め通告場面には違和感があります」(ベテラン脚本家)


雇い止めになった腹いせに元子は、同支店が大口顧客の脱税幇助のために所有する隠し口座から、1億8000万円という大金を横領する。


「一銀行員が他人名義の金を送金できるシステムの甘さも問題ですが、そこは目をつぶるとしても、1億8000万円を現金でベッドの下に隠しているという設定にも無理があります。一気に引き出せる金額ではなく、引き出すためには銀行から二重、三重に『どんな種類のお金ですか』と監査が入るはず。そこの場面を描いていないから不自然に見えてしまいます」(同・脚本家)


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荒っぽさの残るシナリオ

元子は横領した金で銀座に念願だった自身のクラブ『カルネ』を開き、ママになる。そして開店初日、『燭台』のママの叡子(真矢みき)に連れられ、燭台時代の客だった楢林クリニックの院長である楢林謙治(奥田瑛二)、大手予備校『上星ゼミナール』の理事長の橋田常雄(高嶋政伸)、さらには彼らと深いつながりを持つ衆議院議員秘書の安島富夫(江口洋介)らが来店し、元子の門出を祝う場面が描かれる。


「銀座で店をオープンするとなると、不動産の手続きも含め、店には保証人が必要です。一体それを誰にしたのでしょうか。もともと勤めていたクラブのママである叡子あたりにしておけば説得力があるのですが、そこは描かれていません。何だかシナリオが荒っぽい印象です」(同・脚本家)


確かに、もともと無一文で何も持たざる女性が上り詰めていくカタルシス、そこが黒革の手帖の魅力だ。現在のところ、武井の演技にはいい評価が集まっていない。だからこそ、細かい点で“違和感”がないように作り込んでいてほしいものだ。


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