「女芸人No.1決定戦」に辛口意見続出

12月11日に放送された『女芸人No.1決定戦 THE W』は平均視聴率が13.1%だった。日本テレビの同時間帯視聴率はおおむね15%前後で、女性芸人の賞レースという初めての試みをおこなったテレビ番組としては、普段と変わらぬ数字が取れたことに、関係者一同で胸をなで下ろしたという。しかし、そんな制作側の思惑とは裏腹に、視聴者からは不満の声が多数出ている。



「女性お笑い芸人のナンバーワンを決めるとうたった割に、出場者のレベルが低く、途中から見るのをやめてしまったという視聴者も多いようです。実際、ネタ中にラフトラック(録音された笑い声)がわざとらしく入り、スタジオ内では大受けしているように演出していたことも興ざめの一因でした。また、一般視聴者以外の審査員も、どういう理由で選ばれたのか全く不明です。今回は第1回ということで、視聴率も及第点となりましたが、来年以降は構成を考え直さないと視聴率の増加は望めないでしょう」(テレビ雑誌編集者)


番組を制作発表した当初は、ベテランの山田邦子が出場表明したことで話題になったが、出場エントリー料を払わなければいけないことや、参加者にはアマチュアや研究生が多数占められていることなどから、山田は参加を辞退してしまった。終わったあとで振り返れば、この判断は正解だったと言えるかもしれない。


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番組コンセプトと内容に食い違い

「芸歴も長く、ネタも高評価だったニッチェが下位に沈んだ時点で、この大会は芸の上手さよりも“勢い”や“ノリ”を重視していたということが分かりました。仮に山田邦子などの大物が出場していたとしても、正当に芸が評価されたかは疑問です。次回からは『M-1グランプリ』同様に、芸歴10年以内などの出場資格を規定した方がいいでしょう」(芸能記者)


女性芸人のナンバーワンを決めるという番組コンセプトはよかったのだが、視聴者が納得する大物の女性芸人を呼ぶことができなかった時点で、タイトルとの齟齬が生まれてしまったのは否めないだろう。


いまや“国民の叔母”と呼ばれている清水ミチコは、今年も12月30日に5回目となる武道館公演を開催する。歌やものまねなどのパフォーマンスを駆使し、ひとりであの武道館を満員札止めにしてしまうのだから驚きだ。


真の女性芸人日本一を決定すると言うならば、もはや別格とはいえ、清水ミチコのような視聴者の誰もが納得する実力者を参加させてほしいと思うのは、わがままな望みなのだろうか。


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(C)Antonio Guillem / Shutterstock

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