低迷から一転「監獄のお姫さま」視聴率急上昇の理由

低迷から一転「監獄のお姫さま」視聴率急上昇の理由

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連続ドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)の第9話が12月12日に放送され、平均視聴率は8.2%を記録した。前回の第8話の平均視聴率6.6%から大幅に上昇したことが話題になっている。


「10〜12月期の連続ドラマのなかで、視聴率はいまいちでも視聴者の満足度が高いものとして、井上真央主演の『明日の約束』、浅野忠信主演の『刑事ゆがみ』、そして小泉今日子主演の『監獄のお姫さま』が挙げられています。特に監獄のお姫さまは小泉や菅野美穂、満島ひかりら実力派の女優陣の演技と、宮藤官九郎氏の脚本が仕込む小気味よい台詞を絶賛する投稿で、インターネット上が盛り上がっています」(テレビ雑誌編集者)


このドラマは、罪を犯した5人の女性と刑務官が、刑務所で同室だった囚人の冤罪を晴らすべく、復讐計画を企てるコメディー作品だ。


「第9話で平均視聴率が1.6ポイントもアップしたのは、SNSでの高評価が背景にありそうです。ただ、途中からこのドラマを見始めても、ついていくのは厳しいかもしれません。スタート当初から『ストーリーの時間軸が複雑』、『要所の場面を細切れで少しずつ見せているので、物語の展開が遅い』などといった批判の意見も散見されていたためです。根気よく続けて見ていれば、ついていけないということはなく、クドカンの小ネタ満載の脚本と出演女優陣の演技を評価する声が次第に増してきたという印象です」(同・編集者)


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特定の人にしか分からない「小ネタ」

第9話は「評判がいいから見てみようか」と新規の視聴者がチャンネルを合わせたのかもしれない。だが、はたしてクドカンの小ネタを素直に受け取れた新参視聴者はいたのだろうか。


「第9話では、満島が昭和の東映映画『女囚さそり』の格好で出現して度肝を抜きました。しかし『古過ぎてついていけない』という反応が結構多かったようですね。ほぼ一定の年代以上の視聴者しか相手にしていないところは、確かに露骨な演出です。このあたりが次回の最終回の視聴率にどう影響するかでしょう」(同・編集者)


最終的には全話の平均視聴率が8%前後の“駄作”という結果になってしまいそうな監獄のお姫さま。宮藤氏は再来年の2019年に放送される、オリンピックの歴史を題材にオリジナル脚本でNHKの大河ドラマに挑む予定だ。そのときにも“小ネタ”に関する賛否両論が巻き起こるかもしれない。


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