『PS5』は海外向け仕様に? 国内ユーザーから反発の声「日本を軽視してる」

『PS5』は海外向け仕様に? 国内ユーザーから反発の声「日本を軽視してる」

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日本をはじめ、世界各国で親しまれている家庭用ゲーム機『PlayStation』(以下、PS)。今年11月には、グラフィックやオーディオなどのスペックが刷新された『PS5』の発売が決定しており、世界中のゲームファンから注目を集めている。しかし日本のユーザーからは、とある変更点に対して賛否両論の声が巻き起こっているようだ。


今回焦点となっているのは、UIを操作するための「ボタン機能」。『PS』は1994年に初代が発売されてから、さまざまな進化を遂げてきたが、『PS4』まではデフォルトで「×」ボタンがキャンセル=A「○」ボタンが決定≠指示するボタンだった。しかし『PS5』では、今までとは真逆で「×」が決定=A「○」がキャンセル≠ニいう仕様に。さらに現在の報道によると、ユーザー側で決定ボタンの割り当てを変更することもできないという。


元々欧米では「×」が決定、「○」が否定の意味を表す記号となっているようで、海外ゲームでは一般的に「×」が決定ボタンになっている。そのため『PS5』の仕様変更について、「世界標準に合わせた」という捉え方をする人も多いようだ。


『PS5』の仕様が発表されると、ネット上では《プレステ作ったのは日本なんだし、日本の基準で決定すべきでは》《日本を軽視してるとしか思えない》《四半世紀以上にわたって染み付いた習慣は書き換えられない…。何でこんな酷いユーザーイジメみたいなことするんだろ?》《ゲーム業界において日本語や日本のやり方はどんどん消えていくなあ》といった批判の声が続出。


その一方で、《とくに不便は感じない。統一しちゃっていいんじゃない》《海外ゲームはやりやすくなるからヨシ!》《思いきったのはいいと思う。任天堂もこだわりやプライドを捨てて統一してほしい》《何でもいいから統一してくれれば、現在の混乱から解放されるからうれしい》など、国内と国外でボタン機能を統一したことを評価する意見も上がっている。


記号の意味は国によってバラバラ?

日本では○と×の中間的な意味合いとして、「△」という記号が使用されがち。ところがこれは特定の国にしかない文化のようで、海外では意味が通じないことがある。


ツイッター上では以前、「△」の文化的違いについて紹介したツイートが話題を呼んだことも。投稿者はホワイトボードに表を書きながら「○」「△」と埋めながら議論をしていたところ、スペイン人から「三角って良いの? 悪いの? ○より上ってこと?」と質問されたそう。さらに同席していたアメリカ人にも「△」の意味が通じておらず、文化的な違いに驚かされたという。


また日本で但し書きを行う際に使用する「※(米印)」も、欧米では意味が通じにくい記号の1つ。記号としては「*(アスタリスク)」と対応しているものの、使用法も微妙に異なっているようだ。


記号の意味は万国共通どころか、国によって大きく異なるもの。もし欧米の基準に合わせるとしたら、今後も別の記号で同じようなトラブルが繰り返されるかもしれない。『PS5』のグローバルな対応が吉と出るか凶と出るか、その行く末を見守っていきたい。


文=川崎かほ


【画像】


プラナ / PIXTA