日本のYouTubeは特殊? 国内と海外で違う“ウケる動画”の作り方

日本のYouTubeは特殊? 国内と海外で違う“ウケる動画”の作り方

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世界中の視聴者を魅了し、投稿者には一攫千金の夢を叶えるYouTube。毎分500時間ものビデオがアップロードされていると言われ、人種や国籍を問わず、さまざまな人々がバズるための戦略を練っている。そんな中、ネット上では日本で流行る動画の「特殊性」について議論が巻き起こっているようだ。


片付けコンサルタントのこんまり≠アと近藤麻理恵は、現在ユーチューバーとしても盛んに活動中。日本向けと英語圏向けのチャンネルを運営しており、片付けテクニックについての動画を投稿しているのだが、動画の方向性はチャンネルによって大きく異なっている。


英語圏向けのサムネイルは一切テロップが入っておらず、配色も白を基調としたシンプルなつくり。それに対して、日本向けのサムネイルでは文字の大きさと派手さが際立っている。たとえば今年6月に投稿された「こんまり解説!『片づけと風水』の意外な関係」という動画では、ピンクや水色を使った「片づけと風水の意外な関係!?」という文字がサムネイルの大部分を占領。画面上部には「運気上昇!!!」「金運アップ!?」というテロップも添えられており、英語圏向けとは段違いの情報量だ。



SNS上では彼女の動画戦略が注目を集め、《英語圏向けと日本語圏向けでここまで違うんだ…。目から鱗》《海外向けはオシャレさに気を遣ってるような印象を受ける。日本向けはサムネ見ただけで内容がわかるね》《海外向けはシュッとしてて、日本版はけっこう人間らしさが溢れてるよね》《「どうすればより多くの人に見てもらえるか」と一種の仕事的な発想が出るのはスゴい。しかもしっかりチャンネルごとに変えているのか!》など、さまざまな反響が上がっていた。


日本と海外のYouTube動画を比べてみると?

日本YouTube界の代表者とも呼べるHIKAKINと、世界一のチャンネル登録者数を誇るアメリカのユーチューバー・PewDiePieのサムネイルを比べてみても、前者のテロップの多さは一目瞭然。文字情報が多く、内容が分かりやすいことが日本のYouTube動画の特徴だと言えるだろう。


その一方、サムネイルをテロップで埋め尽くす傾向は「日本のユーチューバー限定」とは言えないようだ。YouTubeで注目を集めている動画が並ぶ「急上昇ランキング」を世界の地域ごとに比較すると、中国・香港や韓国には日本と同様の特徴が見られた。テロップを多用するのはアジア圏に共通する文化なのかもしれない。


今回取り上げたもの以外にも、各国のYouTube動画にはさまざまな特徴が隠されているはず。今後海外ユーチューバーの動画を見る際には、どんな特徴があるのか意識してみてはいかがだろう?


文=大上賢一


【画像】


kei.channel / PIXTA