JY、ファンへの思いやりと涙の意味 - 初ソロツアーファイナルで心に残る神対応

JY、ファンへの思いやりと涙の意味 - 初ソロツアーファイナルで心に残る神対応

画像提供:マイナビニュース

歌手のJYこと女優の知英(23)が21日、東京・台場のZepp Diver Cityにて、自身初となる東名阪ソロツアー「JY 1st LIVE TOUR"Many Faces 2017"」のファイナル公演を行った。会場には2,000人が詰めかけ、終演後には"神対応"でさらに盛り上げるなどファンへの思いがあふれたライブとなった。その一部始終を2階席から見守った。

5月10日にファーストアルバム『Many Faces〜多面性〜』をリリースしたJY。この日のセットリストはその収録曲を中心に構成され、アンコール2曲を含め、全15曲を披露した。日替わりソングは、「私が一番好きな曲」という山口百恵のカバー曲「Crazy Love」。「自分のコンサートで歌えるなんて思わなかったです。すごくうれしいです」と笑顔を見せ、情感たっぷりに歌い上げた。

大切な人たちへの感謝を込めて歌った「大切な時間(とき)」。続く、バラードバージョンの「好きな人がいること」でも万感の思いが込み上げたのか、涙を流してついには歌えなくなってしまう。そんなJYを優しく包み込むように、ファンは手拍子とコーラスでその思いをつないでいく。2階席には元KARA・ニコルの姿もあった。

JYがKARAを脱退し、活動拠点を日本に移したのは今から3年前。言葉の壁に怯むことなく女優として実績を重ね、2016年には歌手活動を再開する。JYは、がむしゃらに走り続けてきたことを振り返りながら、「KARAの時からずっと応援してくれている方もいる」と過去があっての今があると暗に伝える。「JYとしてこんなに早く、こんなにたくさんの人の前でライブできるとは本当に思ってなかった」「だから今日は……いろんなことが込み上げて」と涙の意味を整理しつつ、「みなさんの3年もそんなに簡単じゃなかったと思います」と自分だけが特別な存在ではないとも語る。

そんな自分を支えてくれたファンに等しく恩返しを。今回のライブではそんな思いやりを感じる場面を数多く目にすることができた。コールアンドレスポンスを求めた際には、会場を左右に区切っての呼び掛けのほか、男女に分けての掛け合いも。韓国から多くのファンが駆けつけていることを知ると、3年間の心境を語る場面では、「せっかくだから韓国語でもいいですか? ありがとう」と了解を得た上で、韓国語でも思いを伝えた。

ファンとの記念撮影でカメラマンから立つように求められた時には、「みんなが隠れちゃう」と腰を沈める。アンコール後、「ブギウギ」を歌い終えると場内は熱気と歓声に包まれ、JYは丸めたタオルを客席に投げ入れようとするが、「危ないから気をつけてよ! 本当に気をつけてよ!」と注意を促し、「こっちにあげよう!」と会場隅の車椅子エリアに。別れを惜しみながら「じゃーねー!」とその場を後にした。

程なく、終演を告げるアナウンス「本日の公演はすべて終了しました」。それでもファンからは「JY!」コールが止まず、再登場したJYは「後ろの方はみんな帰っちゃったし、歌っちゃったら『あれ?』ってなって、みんな走って来て危ないことになっちゃう(笑)。でも、本当にありがとう」と語りかけ、「何をすればいい?」とリクエストを求めながら、「女子モドキ」をアカペラで披露。「これで本当にさよならだよ! 以上! JYでした」「本当にバイバイよ!」と明るく呼び掛けて、締めくくった。

初のソロツアーをファンと共に完走したJY。最後に、MC部分で印象的だった言葉を記録しておく。

○「フェイク」後のMC

みなさん、こんばんは! JYです。緊張してます! 今日がJY最後のツアーの日なんですけど、やっぱり東京はすごいですね! いろんなところから来て下さったんですか? 「私、一番遠くから来たよ」という人いる? 韓国? 韓国から来たの!? 韓国!

大阪、名古屋の公演が終わってからずっとそわそわしてて。大阪が終わってから、毎日眠れませんでした。中で"小さいおじさん"が踊ってるみたい(笑)。そういう気持ち分かります? みなさんも楽しみにしてました? ありがとうございます。

ということでJYのファーストライブツアーだったんですけど、大阪と名古屋来てたよという人います? ほとんど初めての人ばかり! 最初で最後? みなさん、今日はよろしくお願いします!

○「最後のサヨナラ」後のMC

毎日緊張して眠れませんでした。この日が来るまではちょっと長かったけど、あまり練習する時間もなくて。コンサートのリハだけだと、10日ぐらいやってたのかな。あまり時間がなくて、そんなに練習できませんでした。

○「Crazy Love」後のMC

一言では言い表せない曲。一人になってからのことを振り返ってみると、私は今まで何をやってきたのか正直覚えてないくらい本当にがむしゃらに走ってきたし、駆け抜けてきたんだなと思います。今日という日を皆さんとこうやって迎えて、今私は歌っています。この瞬間も大切な時なんだなと思いますし、今の自分しか歌えない曲なんだと思います。「大切な時間」、歌詞も今の自分にしか歌えない、そういう曲になっていると思います。今この瞬間、生きていることを感謝して歌います。

○「女子モドキ」後のMC

日本に来て3年になります。JYとしてデビューして、1年ちょっと経ったのかな? JYとしてこんなに早く、こんなにたくさんの人の前でライブできるとは本当に思ってなかったんですけど、だから今日は……いろんなことが込み上げて来て、泣いちゃったんだろうなって。みなさんも自分を見てて分かると思うんですけど、みなさんの3年もそんなに簡単じゃなかったと思います。

1人になってから応援してくれてる人もいるだろうし、あとはグループの時から、KARAの時からずっと応援してくれている方もいるんだろうと思います。あとは女優の活動も一人ではじめて、その後JYの活動が決まって歌えることになりました。

振り返ると、さっきも言ったんですけど、「私何をやったっけ」と思うくらい、時間があっという間でした。でもその3年が、ただの3年じゃなかったんだなと思いますし、今日あらためて皆さんの前に立って思うのは、3年がんばってよかったなと思います。たまにはさびしい思いをしたり、韓国に帰りたいと思った時もありましたし、家族に会いたいとか、つらい思いもたくさんしたんですけど。

でも、本当に「ただ頑張っていた」だけじゃないんだなって思うのは、みなさんからの一言一言。優しい目で見てくれていること……お父さんみたいに優しい目で(笑)。分かりますよね? そういう優しい目が、自分を温かくしてくれるんです。みなさんからの手紙とかで、毎日毎日がんばっています。

■セットリスト
Overture
1 Many Faces
2 フェイク
[MC1]
3 Hello Mr.
4 恋をしていたこと
5 I’m Just Not Into You
6 君にキスを君にハグを君に愛を
7 最後のサヨナラ
[MC2]
8 Crazy Love
[MC3]
9 大切な時間
10 好きな人がいること -Piano Slow Edit-
11 RADIO
12 Come Back
13 Up In The Air
[MC4]
14 女子モドキ
15 Letter
EN1 好きな人がいること
[MC5]
EN2 ブギウギ

(C)hajime kamiiisaka
(水崎泰臣)

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