春ドラマ19作を総括! ベスト作品&俳優は? - 捜査一課の勝利と一抹の不安、悪い主人公と不穏な結末

春ドラマ19作を総括! ベスト作品&俳優は? - 捜査一課の勝利と一抹の不安、悪い主人公と不穏な結末

画像提供:マイナビニュース

●現場スタッフの本音「さまざまなジャンルを」
一部の深夜ドラマを除く、今期の春ドラマがすべて終了した。視聴率では、『緊急取調室』(テレビ朝日系)の1話が、今年の民放連ドラトップとなる17.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマーク。一方、話題の面では、主人公のゲスな不倫を描いた『あなたのことはそれほど』(TBS系)が回を追うごとにメディアとSNSを席巻した。

ここでは、「捜査一課ドラマの勝利と一抹の不安」「悪い主人公と不穏な結末」という2つのポイントから春ドラマを検証し、全19作を振り返っていく。今回も「視聴率や俳優の人気は無視」のドラマ解説者・木村隆志がガチ解説する。

■ポイント1:捜査一課ドラマの勝利と一抹の不安

序盤から終盤まで終始一貫、警察を舞台にした作品が視聴率上位を独占。全話の平均視聴率で、『緊急取調室』が14.1%、『小さな巨人』(TBS系)が13.6%、『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)が12.5%、『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系)が11.5%とトップ4を占め、録画視聴率を含めた総合視聴率でも『小さな巨人』がトップの21.3%を記録した。

しかもこの4作はすべて、殺人や強盗などの凶悪犯罪を扱う"警視庁捜査一課"が舞台となっている。今期放送された作品の中には、警察以外の人物が事件を解決する『貴族探偵』(フジテレビ系)、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジテレビ系)、『4号警備』(NHK)もあったが、テレビ局が最も追い求める視聴率の面では捜査一課の圧勝だった。

しかし、ツイッターやクチコミサイトなどを見る限り、『貴族探偵』や『4号警備』は「録画してじっくり見る」「今期ナンバーワン」という声も多かっただけに、愛情の深さという面では遜色ないのかもしれない。

一抹の不安を感じるのは、「今回の結果を受けて、各局が捜査一課のドラマを量産しないか」ということ。今から3〜4年前、刑事モノが量産されて視聴者に飽きられ、徐々に減らしていったという過去があるのだ。もともとテレビ朝日のドラマは7〜8割が刑事モノだけに、他局も追随すると、同じ歴史を繰り返しかねない。目先の視聴率を取るのなら刑事モノを量産するという策もアリだろう。しかし、私が取材している限り、現場のスタッフたちはそれをよしとせず、「さまざまなジャンルの作品を手がけたい」と思っている。

■ポイント2:悪い主人公と不穏な結末

今期は『あなたのことはそれほど』の渡辺美都(波瑠)を筆頭に、悪いところのある主人公が目立った。

美都は罪悪感を持つことなく不倫に走り、非のない夫に「いなくなってくれればいいのに」と感じる悪妻だったし、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)の稲見朗(小栗旬)は、特殊任務で人を殺した過去があり、それをごまかすように複数の女性と関係を持っていた。『小さな巨人』の香坂真一郎(長谷川博己)は正義感こそ強いが、目的を遂行するためなら脅しや情報をリークするなどの悪事を行い、『貴族探偵』の主人公(相葉雅紀)も人を見下し、使用人を使って遊んでばかりの身勝手な男だった。

それに伴い各作品の最終回は、不穏な結末が続出。『あなたのことはそれほど』は、美都に不倫の罰が下ったのか、そうでないのか、視聴者の印象が分かれる形で終了。『CRISIS』は「特捜班メンバーがテロリストになったのか?」と思わせる最悪のシーンで終了。『小さな巨人』は警察の闇を暴くことより、主人公は捜査一課への復帰を選ぶという形で終了した。

これらの悪い主人公と不穏な結末は、スタッフサイドに「正しくて強いヒーローばかりではつまらない」「誰でも予想できそうなハッピーエンドは避けたい」という思いがあるからではないか。「普通の勧善懲悪ではなく、新たな結末を模索しよう」という姿勢は、今後に期待を持たせるものなった。

余談だが、興味深かったのは、週半ばから週末にかけてピュアでひたむきな主人公が多かったこと。水曜は『母になる』(日本テレビ系)の柏崎結衣(沢尻エリカ)、木曜は『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)の城之内純(桐谷美玲)、金曜は『リバース』(TBS系)の深瀬和久(藤原竜也)、土曜は『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)の正木誠(亀梨和也)、日曜は『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)の怪物(綾野剛)と、毎日1人ずつピュアでひたむきな主人公が登場。制作サイドに「視聴者の仕事疲れを癒そう」という狙いがあるのかもしれない。

今期は事件解決モノ以外のテーマが分散したため、好みが分かれるところだが、私が冬ドラマの最優秀作品に挙げたいのは、『ツバキ文具店』(NHK)。キャラクターとテンポの速い展開重視の作品が多い中、日常の小さな人間ドラマを丁寧に描き出し、何より映像が美しかった。

意欲的な挑戦という意味では、『リバース』も負けていない。連ドラでの本格ミステリーは難易度が高いが、そこに若者群像劇を絡めて視聴者を引きつけ、原作小説を拡張するようなラストで感動を誘った。

その他では、『人は見た目が100パーセント』『ボク、運命の人です。』『CRISIS』の3作。いずれも作り手の強い意志が伝わってくるような力作だった。

主演男優では藤原竜也と小栗旬、女優では多部未華子と剛力彩芽の役作りが出色。助演では鈴木浩介のアドリブと土村芳の伸びやかな演技が光っていた。

最後に、深夜帯のため対象外としたが、『架空OL日記』(日本テレビ系)、『100万円の女たち』(テレビ東京系)も素晴らしかった。

【最優秀作品】『ツバキ文具店』 次点-『リバース』
【最優秀脚本】『リバース』 次点-『ツバキ文具店』
【最優秀演出】『ツバキ文具店』 次点-『人は見た目が100パーセント』
【最優秀主演男優】藤原竜也(『リバース』) 次点-小栗旬(『CRISIS』)
【最優秀主演女優】多部未華子(『ツバキ文具店』) 次点-剛力彩芽(『女囚セブン』)
【最優秀助演男優】鈴木浩介(『人は見た目が100パーセント』) 次点-安田顕(『小さな巨人』)
【最優秀助演女優】土村芳(『恋がヘタでも生きてます』) 次点-仲里依紗(『あなたのことはそれほど』)
【優秀若手俳優】阿部純子(『4号警備』) ブルゾンちえみ(人は見た目が100パーセント)

●低視聴率でも三ツ星高評価の2本
全19作のひと言コメントと採点(3点満点)

○『貴族探偵』 月曜21時〜 フジテレビ系

出演者:相葉雅紀、武井咲、松重豊ほか
寸評:「推理をしない」ことは分かっていたが、ここまで主人公が画面に映らないのは稀であり、相当思い切ったチャレンジ。その分、使用人たちを活躍させることで異色のムードを作っていた。毎回、貴族探偵と女探偵の推理を2パターン用意し、誰もが納得のフィナーレを手がけた脚本は巧み。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆ 総合☆☆】

○『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』 火曜21時〜 フジテレビ系

出演者:小栗旬、西島秀俊、田中哲司ほか
寸評:最初から最後まで、ハードなアクションと後味の悪さを詰め込んだ世界観はエポックメイキング。特にクレジットのない敵役のアクション俳優たちが作品のクオリティを上げていた。ただ、金城一紀ならもう一歩踏み込んで事件背景や犯人心理が描けるはず。意味深なラストシーンに続編の予感。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆☆ 視聴率☆☆ 総合☆☆】

○『あなたのことはそれほど』 火曜22時〜 TBS系

出演者:波瑠、東出昌大、仲里依紗ほか
寸評:ちゅうちょなく不倫に走るヒロインは最後まで美化されず。「ヒールを貫く」という采配で話題性をキープした。不倫する側と暴く側、双方の気持ちとテクニックをふんだんに織り込んだ脚本は、ネットとの相性抜群。バッシングに負けず、女優としての矜持を見せた波瑠はもっと評価されていい。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆☆ 総合☆☆】

○『母になる』 水22時〜 日本テレビ系

出演者:沢尻エリカ、藤木直人、小池栄子ほか
寸評:「誘拐された子が大きくなって戻ってくる」という荒唐無稽な設定だった反面、各シーンは時間をかけて丁寧に描かれていた。残念だったのは、母子の関係よりも、母同士のバトルを優先させたこと。子どもの心境がほとんど描かれず、距離感の変化も分かりにくかった。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆ 総合☆】

○『3人のパパ』 水曜11時56分〜 TBS系

出演者:堀井新太、山田裕貴、三津谷亮ほか
寸評:若手俳優3人を抜てきした分、フレッシュさこそあるものの、視聴者になかなかキャラクターが浸透せず。もともと深夜ドラマとしては難しいテーマであり、最後まで狙いが見えなかった。赤ちゃんのかわいらしさは鉄板だっただけに、ベテラン俳優でギャップを作ったほうがよかったかも。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆ 視聴率☆ 総合☆】

○『警視庁・捜査一課長』 木曜20時〜 テレビ朝日系

出演者:内藤剛志、田中圭、斉藤由貴ほか
寸評:第2弾もオーソドックスな刑事ドラマに終始。事件と解決方法のご都合主義は否めないが、一課長と部下たちが一丸となって犯人を追う展開で同枠のファン層を楽しませた。個人的には連ドラより、不定期の2時間ドラマでしっかり作ってほしいところ。芸人やバラエティタレントの多用は疑問。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆☆☆ 総合☆☆】

○『緊急取調室』 木曜21時〜 テレビ朝日系

出演者:天海祐希、田中哲司、小日向文世ほか
寸評:前シリーズより取り調べの攻防にフォーカスした分、緊張感が高まり、シリアスなムードで視聴者をグッと引き込んだ。キントリのメンバーも各話のゲストも熟練者ぞろいで、芝居は最後まで高値安定。ただ、事件の質や犯行動機などに意外性はなく、結果としてクオリティは初回が最高だった。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆☆ 視聴率☆☆☆ 総合☆☆】

○『人は見た目が100パーセント』 木曜22時〜 フジテレビ系

出演者:桐谷美玲、水川あさみ、ブルゾンちえみほか
寸評:「ヒロインが美人すぎる」などのバッシングが多く結果は出なかったが、見ている人の熱は高かった。徐々に「リケジョたちを応援したい」と思わせたのは変幻自在の演出。美の学びと「あるある」をほどよく加えてハイブリッドな仕上がりに。見た目のビフォーアフターがもう少しほしかった。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆ 総合☆☆】

○『恋がヘタでも生きてます』 木曜23時59分〜 日本テレビ系

出演者:高梨臨、田中圭、土村芳ほか
寸評:序盤はヒロインより土村演じる"マグロ女"が物語をけん引。相手役の淵上泰史とともにさらなるブレイクを予感させた。中盤以降は高梨演じる"仕事女"にはかなさが宿り、黄金期の"月9"を思わせる恋模様を展開。ラストはこれ以上ない大団円で視聴者を納得させた。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆☆ 総合☆☆】

○『釣りバカ日誌 season2新米社員 浜崎伝助』 金曜20時〜 テレビ東京系

出演者:濱田岳、広瀬アリス、西田敏行ほか
寸評:ハマちゃんとスーさんに加え、鈴木建設社員たちの安定感は抜群。キャラが濃いのに、実在するとしか思えない、絶妙なバランスのキャスティングだった。ドタバタコメディの中に泣かせるポイントを作るなど、映画版ファンへの配慮もチラリ。ハマちゃんの毒を強めにしているのは現代性か。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆☆ 視聴率☆ 総合☆☆】

○『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』 金曜22時〜 NHK系

出演者:多部未華子、高橋克典、倍賞美津子ほか
寸評:手紙というフィルターを通して、ひも解かれる人々の思いが、静かに胸を打つ秀作。そのストーリーは、1990年代のジブリ映画を思わせる素朴さであふれていた。人物、風景、小道具、光などの繊細な映像美は職人の技。現代のテレビ視聴者には伝わりにくい内容だが、挑戦した価値はあった。
採点:【脚本☆☆☆ 演出☆☆☆ キャスト☆☆☆ 視聴率☆ 総合☆☆☆】

○『リバース』 金曜22時〜 TBS系

出演者:藤原竜也、戸田恵梨香、市原隼人ほか
寸評:事件の真相を追うミステリーに、主人公が追い詰められるサスペンスをほどよくブレンド。加えて、主人公たちの"今"を切り取る成長譚になっていた。最終回も単なる悲劇や美談で終わらせず、ほろ苦さと希望が交錯した余韻あるものに。そもそも本格ミステリーに挑むだけで希少価値は高い。
採点:【脚本☆☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆☆ 視聴率☆ 総合☆☆☆】

○『女囚セブン』 金曜23時15分〜 テレビ朝日系

出演者:剛力彩芽、山口紗弥加、安達祐実ほか
寸評:近年、深夜ドラマで技量を磨いた剛力が真価を発揮。ぶっ飛んだキャラを難なくこなし、女囚たちがコメディを繰り広げる中、別次元の存在感を放っていた。最終回の脱走劇や刑務所に戻るラストなど、脚本の強引さは否めないが、これは「そのあたりをツッコミながら見て」という確信犯か。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆☆ 総合☆☆】

○『4号警備』 土曜20時15分〜 NHK

出演者:窪田正孝、北村一輝、阿部純子ほか
寸評:銃と手錠を持てないボディーガードならではのアクションは説得力十分。窪田のカッコよさを追求する演出で熱狂的なファンを作った。ただ、1話30分間の枠では事件の背景を描き切れず、爽快感や感動の面では物足りない。全体的に詰め込み過ぎであり、続編を作るなら引き算が必要だろう。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆ 総合☆☆】

○『ボク、運命の人です。』 土曜22時〜 日本テレビ系

出演者:亀梨和也、木村文乃、山下智久ほか
寸評:放送前はどこかで見た設定とキャストに不安がよぎったが、そこはラブコメの名手・金子茂樹。"運命"という脚本家にとって都合のいい設定をフル活用して、主人公の恋を盛り上げた。しかし、告白の成功がクライマックスとなり、以降をソフトランディングで終えたのはもったいないところ。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆☆ 総合☆☆】

○『犯罪症候群』 土曜23時40分〜 フジテレビ系

出演者:玉山鉄二、谷原章介、渡部篤郎ほか
寸評:WOWOWとの共同制作らしく、「笑いは一切なし」のハードボイルドな世界観を貫徹。玉山、谷原、渡部の3人が真っ向から渡り合うことで、スケールの大きさを感じさせた。事件と解決への道筋に新しさはなく、「season2の急展開に乞うご期待」の流れは視聴者にとってマイナス。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆☆ 視聴率☆☆ 総合☆☆】

○『小さな巨人』 日曜21時〜 TBS系

出演者:長谷川博己、岡田将生、香川照之ほか
寸評:『半沢直樹』の系譜を継ぐ"熱い男"シリーズの最新版。今作は刑事モノながら勧善懲悪ではなく、最後も警察の闇が解消されず主人公がヒールに変わるような結末だった。早口のセリフや顔のアップなどの濃厚演出には賛否があり、事件の証拠やそれを得るための展開に違和感が残る。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆☆☆ 総合☆☆】

○『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』 日曜21時〜 フジテレビ系

出演者:観月ありさ、藤ヶ谷太輔、上川隆也ほか
寸評:観月の変人ヒロインは見慣れているが、白骨死体ばかりの映像は斬新。他の事件解決モノとは明確な差別化ができていた。惜しむらくは、原作やアニメからの改編が裏目に出て、ファンを引きつけられなかったこと。いまだ残る「キャスティングありき」の制作過程によるものだろう。
採点:【脚本☆☆ 演出☆ キャスト☆ 視聴率☆ 総合☆】

○『フランケンシュタインの恋』 日曜22時30分〜 日本テレビ系

出演者:綾野剛、二階堂ふみ、柳楽優弥ほか
寸評:「怪物の目を通して人間の素晴らしさと愚かさを描く
物語に破たんはなし。ただ、怪物をピュアで万能なキャラにしすぎたことで、等身大で生きる人間のほうが魅力的に映った。「怪物は恋をしても、それが成就しても、また孤独に戻ってしまう」という残酷なラストシーンには共感。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 視聴率☆ 総合☆☆】

■著者プロフィール
木村隆志
コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月間20本超のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2000人を超えるタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
(木村隆志)

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