仲村トオル、「秀でたところのない刑事」に挑戦 - 堂場作品の魅力を語る

仲村トオル、「秀でたところのない刑事」に挑戦 - 堂場作品の魅力を語る

画像提供:マイナビニュース

俳優の仲村トオルが、主演のテレビ東京系ドラマ特別企画 堂場瞬一サスペンス『検証捜査』(7月5日 21:00〜23:08)について、内片輝監督とともに同局で取材に応じた。

同作は、小説家の堂場による同名小説をドラマ化。神奈川県警で起こった冤罪事件に、特命班として任命されたワケありの刑事たちが検証捜査を行う。仲村はある事件がきっかけて左遷され、釣り三昧の日々を送っていたがいきなり呼び戻された刑事・神谷悟郎を演じ、女優の栗山千明が性犯罪捜査のスペシャリスト・保井凜を演じる。

仲村は、堂場作品の魅力について「ディテールの描写」を挙げた。「シナリオがレシピのようなものだとしたら、それを食べる時のレシピが細かく書き込まれる。この状況でこれを食べるから美味しいんだ、という」と独特の表現で説明した。同作でも「メインディッシュに加えて、周りの状況や検証捜査班が集まる空間という、最高に美味しく食べられる状況が書かれているという印象があります」と熱く語った。

内片監督も「世界観の描き方という部分の魅力」は確かにあると同意。「作品においても世界観へのこだわりがありますから、その部分はエッセンスとして失ってはいけない」とポイントを明かし、「原作の持ってる意味だとか、味みたいなことを失わないように、より面白くできるようにというのは難しいところですし、やってて面白いところなのかなと思います」と監督ならではの視点を披露した。

数々の刑事を演じてきた仲村だが、今回演じる神谷は「最も秀でたところのない人」と分析した。統率力がある、勘が鋭い、といった特徴があるわけではなく「すぐカッとして手が出てしまう、人を馬鹿にしたような喋り方をしてしまう。人として魅力的なところがないところが興味深かった」という。内片監督は「個性のない手の早いだけの人じゃなくて、周りを惹きつける正義感」を持っているという点で、「『男はつらいよ』シリーズの寅さんのようなエッセンスを持っている」と表現した。

また、内片監督は仲村について「素晴らしいですよ」と絶賛。今回、2人のタッグは7本目の作品となるが「僕自身が節々で作品を一緒にさせていただいているので、どれだけ前よりも成長しているのかというのを、トオルさんを基準に計っているところがある。納得して楽しんでやってくれるだろうか、いつも気にしてる気がするんです」と明かす。「違うアウトプットをしていけるし、なあなあになりたいとは思わない」と話し、「同じ風にする気なんか毛頭ないですよ。魅力ある役者さんだと思います」と、刺激を受けながらともに様々な作品を作り上げていることを語った。

(C)堂場瞬一/集英社・テレビ東京

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