小芝風花、被爆者の涙から得たもの - 救われた「あなたのできることで」

小芝風花、被爆者の涙から得たもの - 救われた「あなたのできることで」

画像提供:マイナビニュース

女優の小芝風花(20)、俳優の近藤正臣(75)が25日、東京・渋谷のNHKで行われたヒロシマ8.6ドラマ『ふたりのキャンバス』(総合テレビ 中国地方向け=8月1日19:30〜/全国放送=8月5日15:05〜)の試写会に出席。上映後、会見を行った。

小芝にとっては、初主演となる今回のドラマ。広島市立基町高校で10年前から行われている「原爆の絵」の取り組みを題材に描かれ、小芝は被爆体験者・遠藤雄造(近藤正臣)と対話を重ねながら1年かけて1枚の油絵を仕上げる高校生・柳井里保を演じる。

「2カ月ぶりに近藤さんとお会いできてうれしいです」と笑顔を見せる小芝。初主演が決まって「うれしい」反面、原爆という重いテーマと向き合うことに「私にできるのか」と不安も感じたという。スタッフの支えによって演じられたことを感謝しながら、「共演者の方からすごく学ばせていただきました」と充実感をうかがわせた。

10日間の広島ロケの合間では、原爆ドームや平和記念資料館なども見学した。甚大な被害の記録に触れ「胸が苦しくなった」が、その後、被爆体験者の生の証言を聞き「いっぱいいっぱいになっていた自分が恥ずかしくなるぐらい、想像できないようなお話がたくさんありました」。

ドラマのコピーは「わからないけど、わかりたい 伝わらないかも、でも伝えたい」。小芝はその言葉を体現するように、被爆体験者や「原爆の絵」に取り組んでいる高校生と撮影前に対面した。

その時のことを「『あなたのできることで伝えていってほしい』と言ってくださったんです」と振り返り、「伝わらないかもしれないけど、この作品を通して何かを伝えられたらという思いで撮影に臨ませていただきました」と本作に込めた思いを語る。

そして、「思い出したくないことも話してくださるので、すごくエネルギーのいること。70年以上経っているのに涙ながらに話してくださって。でも、聞かせていただく側もすごく重い」と実感。高校生たちはこのような対話を1年間続け、見たことのない光景を必死に想像しながら被爆体験者の記憶に1歩でも近づこうとする。

小芝は「原爆の絵」の奥深さと一筆一筆の重みを深く心に刻んだまま本作に挑み、かかわった人々の思いをドラマ初主演という形で届ける。

関連記事(外部サイト)