古川雄輝、4回就活チャンスを準備 「選択肢を用意する」生き方で俳優の道へ

古川雄輝、4回就活チャンスを準備 「選択肢を用意する」生き方で俳優の道へ

画像提供:マイナビニュース

●『僕だけがいない街』で世界190カ国にアプローチ

アニメ化、実写映画化もされた三部けいによる漫画『僕だけがいない街』が、今度はNetflixによってドラマ化され、世界190カ国で配信される。「再上映(リバイバル)」と呼んでいる特殊能力を持つ主人公・藤沼悟が、タイムリープして小学生の頃から続く殺人犯に迫っていく同作は、張り巡らされた伏線と予想の付かない展開で、多くの支持を受けた。

原作の完結後の実写化ということで注目を受けているNetflix版は、全12話でじっくりと物語が描かれる。主役を務める古川雄輝に、同作の見どころや、俳優としての働き方について話を聞いた。
○映画ともドラマとも違う、Netflixオリジナルドラマ

――『僕だけがいない街』は、これまでに実写映画化、アニメ化などの展開もあり人気の作品ですが、元々ご存知だったんですか?

知っていました。純粋に有名な作品ですし、自分が観ていたものに出演できる嬉しさもありました。すごく惹き込まれるストーリーですし、僕自身、こういう風に走ったり汗をかいたりと、追い込まれる役は新鮮でした。

――今回はNetflix配信のドラマということですが、普通のテレビドラマとの違いは感じましたか?

映画のような雰囲気もあり、ドラマとはまた違うところは感じました。普通の連続ドラマだと、監督も数人いるんですが、今回は1人の監督が撮ってくれるので、密にコミュニケーションを取りながら撮影に臨めるところが良かったです。それでいて、普通の映画よりもじっくり全12話を撮っている分、原作に忠実に作れて、ストーリーにも深みが出ていると思います。

――撮影の中では、具体的にどういうコミュニケーションをとられたのでしょうか。

一番話し合ったのは、ナレーションとセリフの兼ね合いです。主人公が一人でいることが多くて、原作では頭の中でいろいろ考えているシーンも多いのですが、映像化した時に独り言が多いと少し不自然なので、どこまでリアリティを持ってやるのかについては、結構話しました。

――子供時代の心の声もあるし、アフレコは大変そうですよね。

アフレコには時間がかかりましたね。心の声とはいえナレーションでもあるので、あまり感情的にならず、より観ている人がわかりやすく、伝わるようにしたいと話し合いました。例えば僕が緊迫したシーンで、セリフでは「くそー!」と言っているんだけど、ナレーションは意外と冷静であったりとか。
○4回就活できる状況を確保

――古川さんご自身についてお聞きしたいと思います。大学で周りが就職活動している時に、俳優の方に行くとご決断をされたと思いますが、そこにはどのような思いがあったのですか?

就活もしていましたし、理工学部生として大学院も受かっていました。大学3年生の時点で悩んでいたので、大学3年、4年、修士1年、2年と4回就職できる状態を作っておいて、かつオーディションを受けて、なるべく選択肢を増やすようにしていました。

でもオーディションを受けたときに、僕はグランプリをとることができなかったんです。そのオーディション内で1位になれないようじゃ、この世界に入って活躍するのはちょっと無理なんじゃないか、と考えたんですけど、1番良い選択をしたいなと思っていたので、悩みました。

もしここで俳優の道を諦めて、エンジニアやサラリーマンになったら、一つでも嫌なことがあった時に、絶対に「やっぱり俳優をやっておけばよかった」と考えてしまう。仮にエンジニアとして順調にいっていたとしても、グランプリの人がテレビに出ている瞬間を見てしまったときに「やっぱりやっておけばよかった」と思ってしまうことを想像すると、どうなるかわからないけど、1回挑戦することが最善の選択かなと、こちらの道を選びました。「俳優になりたい! 芝居が好きだ!」という感覚よりは、「後悔をしないための選択をした」という感覚が近いです。

●俳優を続ける上で大切にする2つのポイント
○ファンの気持ちもわかる

――何かを選ばれるときは、選択肢をいっぱい用意して選ぼうというタイプなんですか?

そうかもしれないですね。元々理工学部を選んだのも、医学部・理系・文系と、1番色んな職業に行ける学科だと思ったから。やりたいことが見つかっていたらいいんですが、みんな、学生の頃にやりたいことがほとんどないと思うんですよ。就職している人も、なんとなくこの業界がいいなとか、給与がいいからとか、みんなが行きたがる狭き門だから、といった選択をする人が多いようで、少し疑問には思っていました。だからなるべく選択肢を増やして、何かしらに出会うんじゃないかと模索している最中に、俳優という職業の選択が出てきたんです。

――俳優というのは、別のところから飛び込んできた選択肢だったんですね。理工学部って企業からも引く手あまたなので、そこから俳優にとは、すごいです。

全く違うところでしたけど、結果的に、来ちゃいましたね(笑)。

――周りには10代の頃から仕事している方もたくさんいらっしゃると思うんですが、大学生から俳優の道に入ったことで違う感覚を持っていると思うことはありますか?

それは、あると思います。この業界って結構特殊で、一般的な感覚と少し違うというのは、事務所に入ったときに感じました。でも僕は22才まで普通に大学生として過ごしていたので、両方の感覚が分かる分、ファンの人の気持ちもなんとなくわかります。芸能界に対してのちょっとしたフィルターだったり、ミーハー心だったり、そういう感覚もわかるところまで普通に生活していたので、応援して下さる方にこうしてあげたい、という気持ちが出てきます。

○自分に自信を持てないタイプ

――そうやって選ばれた俳優の道ですが、演技をされている上で気をつけているポイントなどはありますか?

大切にしているのは、自分に自信を持って演じること。他の仕事でも言えるかもしれないですけど、自信を持ってやるのと、自信を持たないままやるのとでは、だいぶ違うと思います。だから「自分に自信を持ってやること」「遠慮せずにやること」という2つを大切にしています。

――それはいつ頃から思い始めたのですか?

俳優1年目くらいのときに、佐々木蔵之介さんに「遠慮するなよ」と言っていただいたんです。ぽろっとさらっとおっしゃったんですけど、すごく響いて、大切にしています。僕はあまり自信が持てないタイプなので、自分に自信を持つよう言い聞かせて。

――佐々木さんが「遠慮するなよ」とおっしゃったときに、古川さんご自身が「遠慮してたかも」と思い当たる所があったんですか?

たぶん当てはまることころが、いくつかあったんですよね。ひるんでいたり遠慮していたりする気持ちが、結果として芝居に影響してくるということが見えてきて、「これはダメだな」と思って、いただいた言葉を大切にしています。

――『僕だけがいない街』はご自身でご覧になっていかがでしたか?

自分のドラマを観る時は、ちょっと難しいんですよね。どうしても、自分のことばかり観てしまって。でも観始めてすぐ、普通のドラマと雰囲気が違うなと思いましたし、30分があっという間で、海外ドラマのように、次の話が見たくなるような終わり方をするところがいいなと思いました。

――では、最後にこのドラマを見る方に向けてメッセージをいただければ。

190カ国で配信されるということで、世界中の方々に観ていただけることをすごく楽しみにしています。今回Netflixでドラマ化したことによって、より原作に近い作品になっていると思うので、そこを楽しんで観ていただきたいです。4Kで撮った映像がすごく綺麗で、北海道、岡山、富士山といろいろなロケ地で撮影した日本の要素も入っているので、海外の人たちが映像を通して日本の事をより知ってもらうきっかけになればいいなと思っています。

■古川雄輝
1987年12月18日、東京都出身。7歳よりカナダへ移住し、16歳で単身NYへ渡る。大学ではミスター慶應コンテストでグランプリに輝き、2010年にキャンパスターH★50with メンズノンノにて審査委員特別賞を受賞。2013年、日英共同作品『家康と按針』で海外デビューし、同年、主演ドラマ『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』が日本と同時に中国で配信され大ヒットを記録。映画『脳内ポイズンベリー』(15)、『ライチ☆光クラブ』(16)、ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(15)、『ぺっぴんさん』(16)など様々な作品で活躍し、2017年は『重要参考人探偵』に出演。公開待機作に『日韓合作映画 風の色』『曇天に笑う』『となりの怪物くん』がある。

●【プレゼント】古川雄輝サイン入りチェキ
<応募〆:12月20日>

古川雄輝のサイン入りチェキを1名様にプレゼントします。

○応募要項

■応募期間:2017年12月16日から2017年12月20日23:59まで
■内容:古川雄輝サイン入りチェキプレゼント
■当選人数:1名様

■応募方法
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2.応募ツイートをリツイート。

当選者には応募締め切り後、マイナビニュースエンタメch公式Twitterからダイレクトメッセージにて、送付先情報(送付先住所、受取人氏名、電話番号)を伺います。

※ダイレクトメッセージ送信後48時間以内にご連絡のない場合や、フォローを外された場合(その場合ダイレクトメッセージを送付できません)は当選を無効とさせていただきます。
○当選条件

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(佐々木なつみ)

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