phaさんと仲間たちにまさかの展開も『ザ・ノンフィクション』特別編

phaさんと仲間たちにまさかの展開も『ザ・ノンフィクション』特別編

画像提供:マイナビニュース

フジテレビのドキュメンタリー枠『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00〜 ※関東ローカル)で、昨年6月に2週にわたって放送された『会社と家族にサヨナラ〜ニートの先の幸せ』。大きな反響を集めたこの番組に新撮映像を加えた「特別編」が、BSフジできょう18日(17:00〜18:55)に放送される。

主人公の「phaさん」は、「働きたくない。好きなだけ寝て、好きなことだけして過ごしたい」という思いをつづった本『ニートの歩き方』(技術評論社、2012年刊)で、日本一有名なニートになった人物。名門・京都大学を卒業しながらも、定職につかず、お金に縛られない暮らしを実践している。

『ザ・ノンフィクション』では、2014年7月にphaさんとその仲間たちの暮らしぶりを、『お金がなくても楽しく暮らす方法』として放送し、高視聴率を記録。その後も取材を続けて放送されたのが、『会社と家族にサヨナラ〜ニートの先の幸せ』で、番組は大きな反響を呼んだ。

phaさんは、仕事にいきづまり、行き場のない人たちのための"逃げ場所"を作った。「ギークハウス」と呼ばれるこの家で共同生活を送るのは、SNSなどインターネットを通じて知り合った人たちで、精神的な理由で会社勤めを辞めた者、家族と反りが合わない者など、さまざまな事情を抱えている。

だが、その生活ぶりは、いわゆる「ニート」という言葉から想像される、"引きこもりでコミュニケーションが苦手"といったイメージとは異なる。「人から怒られるのが嫌い」などの発言があったり、出てくる人はみな髪がボサボサだったり、決してハイテンションで笑う場面はないものの、「会社や家族に頼らない暮らし方を模索する」という目的を共有する仲間たちとの生活を謳歌している印象だ。

ここに集まる理由を、口々に「寂しいから」と語る彼らは、あす19日に最終回を迎えるフジ系月9ドラマ『海月姫』の"尼〜ず"たちを見ているかのよう。phaさんも「メインから外れた人にとって、仲間は大事なんです」と、母校の現役京大生に説いていた。

phaさんは、そんな仲間たちを取りまとめているのだから、社会のレールに乗って企業に就職し、組織の一員として働く人よりも、実業家としての才覚があるように見える。格安の家賃で場所を提供する大家さんは、そのあたりに惚れ込んでいるのではないか。

この密着映像で、phaさんが「働くことが苦手」という行動を見せるのは、ギークハウスの引っ越し作業中に、手伝いに来た人たちが汗を流す中で「だるい」と言いながらサボる姿や、ギークハウスと同じビル内での動画配信サイトの監視という労力のかからない週1回のアルバイトから帰った瞬間に、バタンキューしてしまう姿くらいである。

番組では、漫画をネット上に投稿するニート生活を送っていたphaさんの友人・小林銅蟲(どうむ)さんが、人気漫画家のアシスタントをへて、雑誌連載、そして結婚という絵に描いたようなサクセスストーリーも。結婚祝いでのギークハウスの住人たちの複雑な表情や、独特な祝福の表現にも注目だ。

そして、新撮映像は、2017年9月からスタート。共同生活の拠点を移したphaさんのもとに、京都時代の友人で、会社経営を手がける「ひらうさん」が、9階建ての「働きたくないひとたちのビル」(仮称)建設のため、予算3億5000万円の資金提供を買って出るというまさかの展開に。その他の仲間たちの新たな挑戦も紹介される。

なお、『ザ・ノンフィクション』といえば、代名詞のテーマソング「サンサーラ」だが、今回はこれも特別編。番組のファンというシンガーソングライターの前野健太が、ギター1本で熱唱し、「働けない」と生きまどう彼らの暮らしに、優しく寄り添って歌いあげている。

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