夏帆「痛々しい気持ちになった」“重すぎる女”役…ツッコミと共感で「忙しかった」カオスな撮影裏<モデルプレスインタビュー/Vol.5>

夏帆「痛々しい気持ちになった」“重すぎる女”役…ツッコミと共感で「忙しかった」カオスな撮影裏<モデルプレスインタビュー/Vol.5>

モデルプレスのインタビューに応じた夏帆(C)モデルプレス

【夏帆/モデルプレス=9月26日】現在放送中のドラマ「伊藤くん A to E」(TBS毎週火曜深夜1:28〜、MBS毎週日曜深夜0:50〜/全8話)。俳優の岡田将生と女優の木村文乃がW主演をつとめる映画版(2018年1月12日公開)の公開に先駆け放送されている同作は、容姿端麗だが、自意識過剰で無神経すぎる【痛男】伊藤誠二郎(岡田)と、彼に人生を振り回される高級カバン販売員、フリーター、タルト店の店員、大学院生、脚本家の【A〜E】の5人の女性たちの物語。ドラマ版では、木村が単独主演をつとめ、映画だけでは描き切れない、【A〜D】の女性たちと“伊藤くん”の切なく痛い恋模様を赤裸々に映し出す。今回モデルプレスでは、【A〜E】の女性を演じる木村、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆にインタビューを実施。ラストとなるVol.5は、【D】高学歴の鉄壁女・神保実希役を演じる夏帆のインタビューをお届けする。

◆「伊藤くん A to E」ドラマ化

同作は2014年本屋大賞にランクインした「ランチのアッコちゃん」をはじめ、あらゆる世代の女性から熱い支持を受ける作家・柚木麻子が、2013年に発表し、自身初の直木三十五賞候補作となったロングセラー恋愛小説を廣木隆一監督が実写化。

高学歴で恋愛には鉄壁なのに、なぜか“伊藤くん”を好きになり処女を捧げたいと願うも、それを理由にフラれて自暴自棄になる重たすぎる女【D】「高学歴の鉄壁女」夏帆のほか、落ち目の脚本家で【A〜D】の恋愛相談を利用し、再起をかけて新たなドラマの脚本を書き始める【E】「崖っぷちアラサ―毒女」矢崎莉桜役を木村、【A】「ぞんざいに扱われる女」高級カバン販売員・島原智美役を佐々木、【B】「自分の殻に閉じこもる女」フリーター・野瀬修子役を志田、【C】「愛されたい女」タルト店の店員・相田聡子役を池田がそれぞれ演じる。

このほか男性キャストには、【E】(木村)のかつてのパートナーで、【A〜D】4人の恋愛相談をネタにしたドラマ企画をけしかけるプロデューサー・田村伸也役に田中圭、莉桜の大学の後輩で、今や彼女の存在を脅かす売れっ子若手脚本家・クズケンこと久住健太郎役に中村倫也、ドラマ版のみの出演となる莉桜がかつて脚本を手がけた伝説の大人気ドラマ「東京ドールハウス」に出演する主演俳優・沖田役に山田裕貴。

ドラマでは、【A〜D】4人の女性たちが語るそれぞれの“伊藤くん像”を、莉桜が妄想する姿として、田中(【A】の伊藤)、中村(【B】の伊藤)、山田(【C】の伊藤)が、自身の本来の役どころとは別に演じ分け、徐々に本物の“伊藤くん”へと迫っていく莉桜の目線を追体験できる演出が施されている。

◆“高学歴の鉄壁女”役「痛々しい気持ちになった」

― 今回、夏帆さんは“高学歴の鉄壁女”を演じていますが、役柄について教えてください。

夏帆:今まで彼氏ができたことのない処女で、3年間“伊藤くん”に片思いしている女の子です。処女を理由に振られてしまって自暴自棄になるんですけど、ドラマ版だと(親友の)聡子ちゃんが絡んで進んでいき、恋愛だけではなく女の子独特の友情が描かれています。

― 実希という役に共感はできましたか?

夏帆:あまりにも純粋でまっすぐで鈍感な彼女に、演じながら、そうじゃないでしょとつっこんだり、その気持ち分かるなと共感したり、忙しかったです(笑)。自分のことで頭がいっぱいになってしまって、相手の気持ちを置き去りにしてしまうところが重いと言われてしまうのだと思いますが、自分にも少なからずそういうところがあるなと、演じていて痛々しい気持ちになりました。

― 聡子との友情面ではいがかでしょうか?

夏帆:実希は聡子ちゃんのことを理解しているようで、心のどこかで彼女の奔放さに軽蔑していて、表面的なことしか見えていない。でもそこには、自分にはないものを持っている彼女への嫉妬だったり、見栄やプライドだったりがあって。一見とても仲の良い2人ですが、2人の間に色んな感情が渦巻いていて面白いなと思いました。莉桜や伊藤くんを通して、聡子ちゃんの本当の気持ちを知ることになるのですが、そのあたりの2人の友情も楽しみにして頂ければと思います。

― では、ほかの【A】【B】【C】【E】の中で共感できた女性はいますか?

夏帆:演じたということもあって、どうしても実希との共通点を探してしまうのですが、それぞれのキャラクターの要素が、自分の中にあるような気がしていますし、きっと女性なら誰もが持っている要素を、それぞれのキャラクターで色濃く描いているような気がします。

◆“可愛すぎて”「変な錯覚に陥っていました」

― 今回は“伊藤くん”に3年間片思いをしているという役どころ。それほど、実希は“伊藤くん”に魅力を感じているということですが、夏帆さんから見た印象は?

夏帆:とても弱くてダメな人ですよね。すごくプライドが高くて、自分の実力を知るのが怖いから何も行動を起こさない。それで、言い寄ってくる女の人や甘えられる存在にすごく頼ってしまっている。その人たちを振り回して、「なんてやつだ!」って思いました(笑)。でも、そういった彼の弱さっていうのが、いろんな女性を引き付ける魅力なのかなと思います。危なっかしさというか…。とは言え、実希に対しては「目を覚まして!」って言いたくなるんですけど(笑)。

― 実希の“伊藤くん”役の岡田将生さん、そこに絡んでくる久住健太郎役の中村倫也さんとの撮影で特に印象に残っているエピソードを教えてください。

夏帆:3人でのシーンは台本を読んでいたときに、一体どんなシーンになるのか想像ができなったのですが、実際とてもカオスでした(笑)。お2人のお芝居が本当に面白くて、負けてられないなと。三人三様でそれぞれの想いが一方通行で、とても可笑しなシーンになったと思います。

― 池田エライザさんとの共演シーンも多かったかと思いますが。

夏帆:今回初めましてだったんですが、人懐っこくて可愛い妹ができた気分でした。ちょっと強い言葉を彼女にぶつけなきゃいけないんですけど、それで彼女がすごい悲しそうな顔をしているのを見て、「本当にごめんね」って心が痛くなる。「これは台詞であって私がほんとにいってる訳ではないからね」みたいな(笑)、変な錯覚に陥ってました。それぐらい可愛くてしょうがなかったです。

◆“夢を叶える秘訣”は?

― 恋愛に悩んでいる読者に向けに、このドラマの見どころポイントを教えてください。

夏帆:【A】から【E】までいろんなタイプの女性が出てきますので、自分に当てはめてとことん痛々しい気持ちになってもいいですし、こうはなりたくない、と教訓として見て頂いてもいいと思います。みんなが伊藤くんを通してほんの少し強くなっていく姿が見どころのひとつなのではないかと思います。

― では、最後に夏帆さんがこれまでのキャリアを振り返って実感する「夢を叶える秘訣」を教えてください。

夏帆:アドバイスできることもなく、私も知りたいくらいなんですが…とりあえずやってみることだと思います。それが成功するか失敗するか分からないですけど、まずは行動を起こすこと。私自身、そうやって積み重ねてきたことが、気がつけば身になっている気がします。どのタイミングで何があるか分からないですし、誰がどこで見ているかも分からないので、恐れずに何事も挑戦することは大事だと思います。

― ありがとうございました。

◆第7話【D】高学歴の鉄壁女

第7話(MBS 9月24日・TBS 9月27日放送)は、【D】神保実希の物語。

大学時代から想いを寄せる“伊藤先輩”のために処女を守り続けてきた彼女。しかし、処女が重いとフラれたことが原因で自暴自棄になり、大学のサークル仲間だった久住健太郎(中村倫也)を相手に初体験を済ませようとする。しかし、“鉄壁女”の行動が思わぬ展開を呼び…?【A】〜【E】の女たちが出揃う。(modelpress編集部)

■夏帆(かほ)プロフィール

1991年6月30日生まれ。東京都出身。2004年に女優デビュー。2007年公開、初主演映画『天然コケッコー』で日本アカデミー賞を始め数々の新人賞を受賞。2017年はすでに映画「22年目の告白 −私が殺人犯です−」が公開されたほか、主演ドラマ「予兆 散歩する侵略者」が放送中。今後は、10月期TBS系ドラマ「監獄のお姫さま」が控える。

■ドラマあらすじ

矢崎莉桜(木村文乃)、32歳。職業・脚本家。5年前に担当したドラマ「東京ドールハウス」は大ヒットを記録し、伝説の恋愛ドラマを書いた脚本家になりつつあったが、以降ヒット作を出せず、過去の栄光になんとかすがってプライドを保っている。

そんなある日、「東京ドールハウス」をネタに書いたエッセイ本「ヒロインみたいな恋をしよう!」が発売され、トークショーを開催することに。「ほんの少しの知識と勇気があれば、恋はきっと叶うんです」。恋愛について講演する莉桜の話を真剣に聞く女性たち。けれど莉桜の心の声は──「私が笑えば無条件に頷く、つまらない女たち……」毒舌だ。

かつて、公私ともにパートナーだったドラマプロデューサーの田村伸也(田中圭)が、トークショーに参加した女性たちの恋愛相談企画を勝手にすすめていたことも気に入らない。「くだらない…」と思いながらもアンケート用紙に目を通すと、4人の女性たちに“ある共通点”があることに気づく。それは、彼女たちが相談している男の名前がみんな“伊藤”だったことだ。偶然?

莉桜は恋愛相談の当選者として、島原智美(佐々木希)、野瀬修子(志田未来)、相田聡子(池田エライザ)、神保実希(夏帆)に会って話を聞くことにする。彼女たちを振り回す男たちは、みな容姿端麗らしいが、自意識過剰で幼稚で無神経。聞くにつけ首をかしげたくなるほどの「痛男」。こんな男のどこがいいのか―。

恋愛相談を利用し、再起をかけて新たなドラマの脚本を書き始める莉桜は、徐々に4人が語る伊藤が同一人物ではないかと考え始める。いったい伊藤は何者なのか―。彼の狙いとは―。

待ち受ける予測不能な衝撃のラストに誰もが震撼する―。


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