「親バカ青春白書」「今日から俺は!!」…福田雄一監督作6選 ユーモアたっぷりの作品を振り返る

「親バカ青春白書」「今日から俺は!!」…福田雄一監督作6選 ユーモアたっぷりの作品を振り返る

(左上から時計回りに)「今日から俺は!!」賀来賢人、伊藤健太郎/「ヲタクに恋は難しい」斎藤工、山崎賢人、高畑充希、菜々緒/「銀魂」菅田将暉、小栗旬、橋本環奈/「50回目のファーストキス」山田孝之、長澤まさみ (C)モデルプレス

【モデルプレス=2020/09/13】現在放送中のドラマ「親バカ青春白書」(毎週日曜22時30分〜/日本テレビ系)や、劇場版も公開された「今日から俺は!!」(2018年/日本テレビ系)など、多くの話題作を生み出している福田雄一監督。今回は、そんな福田監督がこれまでに脚本・演出を手掛けた作品を紹介する。

◆〜ドラマ編〜
◆「親バカ青春白書」

「親バカ青春白書」は、ムロツヨシのGP帯連続ドラマの初主演作品となる福田監督のオリジナルドラマ。筋金入りの親バカである小比賀太郎(通称:ガタロー/ムロ)が、女子校育ちで純真無垢なさくら(永野芽郁)が共学大学に通うことを心配するあまり、なんと娘と同じ大学を受験し、同級生として同じ学部に入学することになってしまうという、一風変わった家族の物語だ。40歳のおじさんが青春生活をとことんエンジョイする姿を、ムロが見事に演じきっている。

出会った当初は、あまりにもぶっ飛んだ親バカっぷりに大学の仲間たち全員が呆れるものの、父のような温かさと友達としての親しみやすさを兼ね備えたガタローに徐々に心を開いていく。ユーモア溢れるキャラクターであるのはもちろんだが、さくらやその仲間たちが危機に陥った時には誰よりも早く気付き、悩んでいる時には欲しい言葉をかけてくれる優しさを持っているのもガタローの魅力。彼のセリフを通して、作品に込められたメッセージが伝わってくるのも見どころと言える。

◆「今日から俺は!!」

「今日から俺は!!」は、累計4000万部を超える西森博之氏のヤンキーギャグ漫画の実写化作品。“ツッパリ”全盛期の1980年代、キメキメのヘアスタイルにイメチェンしてツッパリデビューを目論む三橋貴志(賀来賢人)と伊藤真司(伊藤健太郎)が偶然にも同じ高校で出会い、相棒として大暴れする痛快コメディーだ。2020年7月には映画化され、原作でも人気が高いエピソード“北根壊編”が描かれている。

まるで漫画から飛び出してきたかのように、細かく再現されているキャストたちのビジュアルや、あっという間に1話見終わってしまうストーリーの軽快なテンポ感、世代問わず子どもから大人まで楽しめる展開になっていることが、同作の魅力。三橋は、自由奔放で悪知恵は天下一品、“やられたらどんな手を使ってもやり返す”という規格外なヒーローながらも、どこか憎めない愛されキャラで、子どもの視聴者からも人気を集めていた。

◆「勇者ヨシヒコ」シリーズ

山田孝之が主演を務め、木南晴夏、ムロ、岡本あずさ、宅麻伸、佐藤二朗もレギュラー出演しているドラマ「勇者ヨシヒコ」(テレビ東京)シリーズ。2011年に「勇者ヨシヒコと魔王の城」、2012年に「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」、2016年に「勇者ヨシヒコと導かれし7人」と、シリーズ化された。

「深夜ドラマ×低予算×冒険活劇」という常識破りの方程式で描く、奇想天外・抱腹絶倒のアドベンチャーストーリーは、放送当時から現在まで、根強い人気を誇っているのが印象的。2020年5月、新型コロナウイルスの影響によりドラマ24「浦安鉄筋家族」の放送延期が決定し、テレビ東京が「もう一度見たい」と思う深夜ドラマを公式LINEのアンケートで募集したところ、最も熱いリクエストが集まったのが同作だった。その結果、「みんなでリクエスト!もう一度見たい!テレ東深夜ドラマアンコール」として再放送が実現した。

◆〜映画編〜
◆「ヲタクに恋は難しい」

同名WEB漫画が原作の「ヲタクに恋は難しい」(2020年)は、隠れ腐女子×ゲームヲタクという不器用な男女の微笑ましいピュアラブストーリー。周囲にヲタクであることがバレることを何よりも恐れる“隠れ腐女子”桃瀬成海(高畑充希)、“重度のゲームヲタク”である二藤宏嵩(山崎賢人)、彼等の会社の先輩であり、ある界隈で有名なコスプレイヤー・小柳花子(菜々緒)、そして、同じく会社の先輩で、顔が激コワだが意外と面倒見がよく、花子の彼氏でもある樺倉太郎(斎藤工)と、4人のヲタクたちの恋愛模様が描かれている。

また、キャスト陣の振り切った演技、ミュージカルシーンなど内容も盛りだくさん。様々なジャンルの個性豊かな“ヲタク”たちが熱量たっぷりに好きなものへの愛を爆発させ、エンターテインメントがぎゅっと詰め込まれた同作は、最後まで飽きずに観られること間違いなしだ。

◆「50回目のファーストキス」

人気ハリウッド映画をリメイクした映画「50回目のファーストキス」(2018年)は、ハワイのオアフ島を舞台に、記憶障害で前日の出来事を全て忘れてしまう瑠依(長澤まさみ)と、そんな彼女に一目惚れした大輔(山田)との恋の行方を描いたラブストーリー。コメディ街道をひた走ってきた“コメディの王者”福田雄一監督が挑んだ初めてのラブストーリーということで、公開前から大きな注目を集めていた。

福田監督らしいコメディ要素たっぷりの物語前半に対し、中盤から後半にかけて涙が止まらなくなるほどに感動してしまう作品。また、山田・長澤が織りなす切なく儚い恋愛模様に加え、佐藤・仲野太賀ら脇を固めるキャストの名演技も涙を誘う。難病に立ち向かった2人が迎える恋の結末は必見だ。

◆「銀魂」シリーズ

「銀魂」(2017年)は、週刊少年ジャンプに連載された空知英秋氏原作の漫画で、黒船でなく宇宙人によって鎖国を解かれたパラレルワールドの江戸末期を舞台に、SFと時代劇がミックスされたギャグ作品。宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた時代に己を信じる侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時(小栗旬)、志村新八(菅田将暉)、神楽(橋本環奈)の間に起きる様々な事件を描いていく。

原作のギャグに加えて監督・脚本を務めた福田監督ならではのパロディ&アドリブがプラスされた同作。全編通じてギャグパートとシリアスパートがたっぷり盛り込まれた見応え抜群の作品に仕上がっている。

2018年には続編として「銀魂2 掟は破るためにこそある」が公開。小栗・菅田・橋本に加え、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、佐藤二朗、中村勘九郎、柳楽優弥、吉沢亮、堂本剛、戸塚純貴ら続投キャストと、新規キャストの窪田正孝、堤真一、勝地涼、夏菜など、日本を代表する俳優・女優陣が集結し、大きな話題を呼んだ。

◆そのほか魅力的な作品が続々

上記で紹介した作品以外にも、映画「HK 変態仮面」(2013、2016年)シリーズや「斉木楠雄のΨ難」(2017年)、7月の再放送が話題を呼んだドラマ「メグたんって魔法つかえるの?」(2012年/日本テレビ系)など、魅力的な作品を数々生み出してきた福田監督。

12月には、大泉洋が主演を務め、ムロ・賀来・橋本・城田優・岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)・山本美月・渡辺直美ら豪華キャストが出演する映画「新解釈・三國志」の公開を控えるなど、今後の作品にも注目が集まっている。(modelpress編集部)

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