<「バチェロレッテ」福田萌子インタビュー前編>絶賛される人間性に迫る 過去の大恋愛経て「だからこそ曖昧なことを言いたくなかった」

<「バチェロレッテ」福田萌子インタビュー前編>絶賛される人間性に迫る 過去の大恋愛経て「だからこそ曖昧なことを言いたくなかった」

モデルプレスのインタビューに応じたバチェロレッテの福田萌子(C)モデルプレス

【モデルプレス=2020/10/24】話題沸騰中のAmazon Prime Videoのリアル婚活サバイバル番組「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン1。初代バチェロレッテであるスポーツトラベラーでモデルの福田萌子(ふくだ・もえこ/32)に、モデルプレスがインタビューを実施。前編では配信開始直後から視聴者から絶賛の声が寄せられる内面に迫り、これまでの人生や過去の恋愛について紐解いた。

◆男女逆転版バチェラー「バチェロレッテ・ジャパン」

日本で既に3シーズン配信されている「バチェラー・ジャパン」は、成功を収めた1人の独身男性=バチェラーのたった一人のパートナーの座を勝ち取るために、性格もバックグラウンドも異なる約20名の女性たちが競い合う「婚活サバイバル番組」だが、「バチェロレッテ・ジャパン」は独身男性ならぬ独身女性が主役となり、多数の男性候補から未来の結婚相手を選び抜く、言わばバチェラーの「男女逆転版」作品。

年齢、職業、国籍もバラバラの個性豊かな男性17名が奪い合う魅力あふれる独身女性に選ばれた福田は、長身の抜群スタイルと健康的な日焼け肌、柔らかな雰囲気をまとったチャーミングな笑顔が印象的。

緊張している男性にはリラックスするような金言をかけ、辛い過去や本音をさらけ出す男性には一緒に涙する感情豊かで心優しい女神のような一面と、1対1になると仕事への価値観や参加理由などを正面から質問し、本音で話していない男性にはストレートに疑問をぶつける聡明な一面を併せ持ち、男性陣だけでなく視聴者も魅了。「素敵すぎる」「間違いなく萌子様推し」「なんて人間力が高い人なんだ…」と“萌子様”と羨望の的になっている。

これまでの「バチェラー・ジャパン」というと、どちらかというと女性を中心とした視聴者が恋愛テクニックに長けた女性陣のアプローチに舌を巻いたり、バチェラーの行動や選択にツッコミを入れて楽しんだりするのが主流だったように見えたが、今回は“萌子様”との出会いを通して変わっていく男性陣の成長物語として楽しめる側面も。毎回ドラマチックな展開で、男性陣と嘘偽りなく向き合った福田が下す苦渋の決断に、視聴者は心を揺さぶられている。

では、一体その達観した考え方や価値観はどのように形成されていったのか、これまでの恋愛ではどんな経験をしてきたのか―。

◆バチェロレッテ福田萌子、男性陣への言葉1つ1つに反響

― 配信が始まってから“萌子さん推し”が増えていますね。

福田:色々声は聞いていて嬉しいです。

― 色々な恋愛リアリティーショーを観てきたんですが、今までとは全然違う見方で楽しんでいます。

福田:ありがとうございます。逆に今まではどうやって観られていたんですか?実はリアリティーショーをあんまり観たことがなくてどういう感じで皆さんが観るのかまず分からないんですよ。

― 「おかしいだろ!」とか「自分だったらこうしない」とか「この人言ってること矛盾してない?」とか、結構突っ込みながら観ちゃいますね。あんなにずっと映されていたら絶対誰でも一瞬そっけなくしちゃったり嫌な部分が出るのが当然かなと思うんですけど、萌子さんはどの瞬間もとても完璧に思えました。

福田:本当ですか?でも「何?今の言葉」とかスッと(表情に)出ていると思いますよ(笑)。

皆今日着るものがあって食べるものがあってお仕事があってそれだけでベースとして幸せなんだけど、ずっとニコニコ笑ってということではないと思うんですね。もちろん辛いこともあるし、それも含めて完璧な人はあんまりいないと思っていて、完璧ってつまらないし、絶対皆弱いところも強いところもあるし未熟な部分もいっぱいあると思うんですけど、それもここからもっと成長させていきたいなと思っている通過点なので。

だから皆さんに観てもらっている「バチェロレッテ」は撮影期間中の私の中のベストであって、今思うと「あぁもう少しこうした方が良かったかな」とか「こういう風なことできただろうな」と思うことはあるんですけど、そう思えるということはあの時点よりもちょっと成長してるということだから、あのときはあのときで精一杯というかベストだったと思います。

― 一人ひとりの男性に対する向き合い方がすごいというか、杉田陽平(すぎた・ようへい/35)さんだったら最初は引き出すようにお話して、下山裕貴(しもやま・ひろたか/37)が過去の離婚のお話を打ち明けられたときの返しも普通は出ない言葉だなと思いました※。

福田:だって分からないから(笑)。その事実はもちろん事実であるけど、人生っていっぱいあるのでどういうことがあったというストーリーは人それぞれだし、その単語で終わらせず多角的に物事を捉えないとその人自身が見えてこないと思っていて。まして人だからそこに感情も生まれてきて「自分はあのときこうやって思ってたらから、その行動をした」とか「今は違う」とか。だからその事実に対しては「あ、そういうことがあったんだね」という事実でしかないという考えです。

※第1話のカクテルパーティーで他の男性陣のように積極的に話しかけられなかった画家の杉田。終盤、周りの男性に勇気づけられながら絵を見せた杉田に福田は「あんなに綺麗な絵が描けてこんなに感受性が豊かで色んなことを同時に頭の中で考えて人のことを考えられる人ってなかなかいないので本当に素晴らしいと思います。だから…You are Special!」と言葉をかけた。

※過去に自身の不倫が原因で離婚したことを明かした下山に対して、福田は冷静に「一つだけ言えるのはその経験値を持ってるよねってことだけ。結婚した経験値とそこで人を傷つけてしまったと思っているその経験値がある」と受け止めた。


◆福田萌子、達観した考え方の根源は?

― 考え方自体がすごく大人だなと思ったんですが、萌子さんの物事に対する考え方や価値観はどうやって培われてきたんでしょうか?

福田:多分、“今のこの瞬間までの過去”ですね(笑)。

― どの経験を経て考え方が変わった、などありますか?

福田:それも私が事実としか捉えていないのでどの経験が大きかったとかあんまり考えてないんですよ。人に話すと「その経験ってすごく大きいことだし辛いことだよね」と言われたりするんですけど、自分の中の人生のただの1点で、その全てが集まって今の福田萌子を形成してると思っているので、だからうーん…何と聞かれると大きなものは分からない。全てが大きいし、全てがパーツ。でも今言えるとすれば、私がすごく楽しんでやっていることがスポーツなので心も体も鍛えられて、というのはすごく感じています。

でもスポーツができなかったときもあるんですよ。12歳からモデルのお仕事をしているんですけど、そのときは“細くて白くて髪の毛も真っ黒”みたいなのが良しとされていて、ショーモデルだったので日焼けをしないように外での運動は全然しないで、ジムに通うぐらいだったんです。それが「お外で体を動かしてもちょっとくらい日焼けしても良いじゃん」という考えの事務所に移ってからは「あ、良いんだ!」となって外でマラソンを始めたりバイクに乗ったり色々するようになったんです。

交通事故に遭ったこともあって、そのときに足も30針くらい縫ったから、まだね(傷を見せる)。頭も縫ったし、すごかったんです。それで3ヶ月くらい歩けなかったんですよ。走るなんてとんでもない。で「いつから走れるかな」とか思っていたけど先生から「まず命があったことをラッキーと思わないといけないよ」と言われるくらいの状態でした。それで体を動かせないことの苦しさを感じたこともあるし、自分の心がヘルシーになるというか、自分でいられる手段を人生の全ての経験の中で学んできたという感じですね。

でも根からあんまりネガティブに行かないんだと思います。事故のときももちろん私は覚えてないんですけど夜中に救急車で運ばれて目を開けたら手術台にいたんです。そのときたまたまお医者さんのお友達と一緒にいてその子達が色々やってくれていたんですけど、私が目覚めたときにはすでに施術で色々お薬を打ってくれていたので先生から「福田さん!福田さん!妊娠の可能性ありますか!?」と聞かれて、私意識朦朧としているのに「妊娠?して…あ、いや待って、してるかも」と言ってそしたらその場が「えー!」となってすぐに「…なんちゃって」って(笑)。

― その場を和ませようと(笑)?

福田:そうです、そうです。そのときは恋人がいなかったと思うので可能性はゼロなのに「してるかもしれない?」とか冗談を言ったらしくて。お友達はそれを見て「この子ちょっと違うな、頭おかしいな。こんな状況で冗談言うなんて」と思ったらしいです。自分では覚えていないので後日その話を聞いて「ポジティブだなあ」と自分でも驚きました(笑)。

◆福田萌子「バチェロレッテ」参加前の恋愛「だからこそ曖昧なことを言いたくなかった」

― 「バチェロレッテ」に参加するまではどういう恋愛をされてきましたか?どんな人が多かったりとかどうやってお別れすることが多かったりとか…。

福田:明確な「こういう人が良い」というタイプがあるわけではないんですよね。その明確さがあればすでにもう相手がいたと思うので。身長が何センチ以上とか、こういうお顔、経歴、役職とか分かりやすいステータスでタイプを表現できる人いるじゃないですか?お互いのマッチングなのでそこで好きになれる人だったら良いと思うんですけど、私の場合はそこに惹かれないというかあんまりそこを重視しない。ステータスに何も詰まっていないと思っていて、だから目に見えない心とかフィーリングとかそういうものをすごく大事にしているんです。

言葉にすると簡単なことになってしまうからすごく難しくて…私の思っているフィーリングに合う人。でも今までもそういう方とお付き合いしていたつもりなんですね。ちゃんと心で向き合ってお互いの意見を話し合って、もちろん歩み寄るし、100%同じ人なんていないので、「私はこう思うけどどう?」「じゃあここは歩み寄ろうね」「ここは合わせようね」とか。歩み寄りは大事だけど完璧に合わせてしまったらいけない、それって自分がなくなるから。自分の軸は持ちつつ、自分の許容範囲を知って相手に歩み寄っていく、だから自分の許容範囲をまず知らない人だとトゥーマッチになっちゃう。“自分の許容範囲がこのくらいだったら歩み寄れる”というのが分からず、私に歩み寄ってきちゃうと、「え、自分はこんなにしてあげてるのに」ってなっちゃうんですよ。もしくはすごく相手を束縛したり。

だからまず自分がどのくらいなのかを知らなきゃいけない。でもこれって知っていたとしてもバランスが取れなくなることもあると思うんです。「好きすぎて」とか。やっぱり感情と理性は違うので、そのバランスが取れなくなったときにタイミングもあってお別れすることが多いかな。

― では一概に理由が言えることではないんですね。

福田:ないんですよね。例えばそれこそ下山さんが離婚された理由は自分の不倫、という明確なものがあるから分かりやすいし、次回に活かせるというか、考えやすい。本人がそれで愛について考えるから、とっても良いことだと思っていてすごくポジティブなことだと思うんです。ただ私は以前の方とお別れしたときに「何がいけなかったんだろう」とか「もしかしたらあのときこうしていたらちょっと違ったのかな」とか考えてしまうような曖昧な言葉で終わっていたので。

「バチェロレッテ」に参加する前にお付き合いしていた方がいて「この人が運命の相手だ」と思うくらい大好きだったんです。お互い見つけたと思っていたし、もう全ての歯車が合ったというかカルマだったんですよね。相手もすごくロマンチストだったし、私もそうだからお互い噛み合っていて、起きないようなことが全部起きてきた。

で、全部の歯車が合って「うわ」と思っていたんだけど、タイミングとか彼の心境とかお仕事のこともあって気持ちが遠のいていって。連絡はとるんだけど気持ちが入っていないことを感じて、最後お別れするときに言われたのが「君は本当にパーフェクトだし素晴らしいし、君みたいな素敵な人はいないし、You should deserve the best(君は自分の人生において全て与えられるべき)、僕よりももっとスペシャルな人に出会うし、You are more than me(君は僕よりも上だから)」という言葉を全部言われて。そのときは理解できなくて、「いやいや私はあなたが良い。Happy for you じゃない?I'm yoursだよ(良かったね、私はあなたのものよ)!」みたいな(笑)。でもそういうことでもなく本当にもうダメで。私の中では理由が分からないんですよ。一言「好きじゃなくなった」って言われたほうが楽だった。

その後結構悩んで2ヶ月位ほぼ泣いていたんですけど、泣いた後に思ったのが明確な理由は分からなかったけど1つ言えるのは彼の人生の選択の中に私はいなかった、それだけ。だから彼のチョイスだなと思って自分で納得させたんですけど、その経験があるから曖昧にさせることが相手にどれだけストレスを与えて尾を引くかというのを分かっていたんです。

だからこそ今回「バチェロレッテ」では皆に明確な理由を言ってお別れをしたかった。「なんか違うんだよね」とか「フィーリングが合わなくて」とか曖昧なことを言いたくなかった。皆それぞれスペシャルな人だけどお別れを告げるわけなので、お別れをする理由は何かというところをちゃんと向き合って相手に伝えたかった。相手が悪いのではなく、私に合わなかっただけで私の求めるパートナーではないし、もしかしたらあなたが求めるパートナーは私みたいなタイプじゃなくて、こういう性格の人なんじゃないかしら、とかね。ちゃんと伝えたかったというのがあって、思わせぶりなことを言いたくなかったからバサッと全部言っていたんです。だからそこが多分強く捉えられるところでもあると思うんです。

★インタビュー後編は最終話配信後に公開。福田の最後の選択の理由や、最後まで残った2人の男性への思いを中心に話を聞いた。(modelpress編集部)

◆福田萌子(ふくだ・もえこ)プロフィール

生年月日:1987年6月26日
出身:沖縄県
身長:176cm

長身を生かして中学生の頃からモデル業をこなし、2010年ミス・ユニバース・ジャパンでファイナリストに残り3位に入賞。現在は、「adidas Global Ambassador」、「COSMOPOLITANICON」を務めるなど輝かしい経歴を持つほか、ロードバイクをはじめマラソンや登山、セパタクロー、キックボクシングといった10以上のスポーツを日頃から世界各国で楽しみ、フィットネス&ライフスタイルメディア「Women’sHealth」のアワードを受賞。さらに「WOMAN in SPORTS」で「スポーツを通じて社会貢献をしている女性」にも選ばれるなど、スポーツトラベラーとしても活躍している。女優業にも挑戦し、沖縄テレビ「ハルサーエイカー」、「ハルサーエイカー2」では主役を務め、2017年には園子温監督作のAmazon Original「東京ヴァンパイアホテル」に出演。実家は、室町時代から続く大地主の家系であり、国内に10軒の住宅を所有、何台もの高級車を乗りこなしている規格外のお嬢様として知られている。

【Not Sponsored 記事】

関連記事(外部サイト)