坂東龍汰「人生に、映画はとっておきの教科書」片山友希らと舞台あいさつ

坂東龍汰「人生に、映画はとっておきの教科書」片山友希らと舞台あいさつ

映画「フタリノセカイ」の舞台あいさつに出席した、左から飯塚花笑監督、片山友希、坂東龍汰

女優片山友希(25)と俳優坂東龍汰(24)が15日、都内で公開中の映画「フタリノセカイ」の舞台あいさつに出席した。

保育園に勤める今野ユイ(片山)と実家の弁当屋を手伝っている小堀真也(坂東)は恋に落ち、将来結婚する約束をする。だが、真也は体は女性、心は男性のトランスジェンダーだった。同居生活を始めた2人だが、ユイは子供を持つ夢を捨てきれずに数年後に別れて、他の男性と結婚する。夫とすれ違いの日々の中で、ユイは真也と再会。2人は再び一緒に生きることを選択して、子供を持とうとする。

撮影は19年6月に行われた。コロナ禍を乗り越えて、14日に初日を迎えた。

片山は「この映画見た人が、どんな反応をするか意見を聞いてみたい。この撮影で、よく耳にしていたLGBTQ(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・クエスチョニング)に違和感を持つ人がいることを知りました。セクシュアルマイノリティー(性的少数者)という言葉にした方がいいと感じました」。

坂東は「いろいろな事があった2年半でした。公開されて改めて映画ってすごいなと思いました。撮影前はLGBTQに知識があったわけじゃない。映画を見て分かるというのは、人生にとって豊かなことなんだなと思いました。人生にとって映画は、とっておきの教科書だと思います」と話した。

飯塚花笑監督(31)は「この2年半は山あり谷ありだった。感慨深いです。撮影から2年半たって、今よりも子供っぽかった2人の成長をすごく感じます。こんなにちゃんとしゃべれる子たちじゃなかった」と笑った。

家族について、片山は「お互いが外で戦って帰ってきた時に、安心できる場所があればいいかな。疑うことなく軽やかに信じ合うことができれば」。坂東は「“無償の愛”だと思う。育って来た周りを見ても、どんな不幸があっても明るく前を向いている人であふれていた。根本は愛なんだと思う。撮影前は無償の愛というものを分からなかったけど、演じきった後に無償の愛を感じられるようになったのは大きな体験でした」と話した。