乾癬患者ヒャダイン、道端アンジェリカの存在が支え

乾癬患者ヒャダイン、道端アンジェリカの存在が支え

トークショーで語るヒャダイン

音楽プロデューサーのヒャダイン(38)が9日、都内で、乾癬(かんせん)患者応援ソング「晴れゆく道」完成記者発表会に出席した。

乾癬は詳しい原因は不明だが、免疫機能の異常が影響し、ストレスなどが引き金となり起こるとされる皮膚疾患。国内に数十万人の患者がいるとされる。

ヒャダインに症状が現れ始めたのは12年ころだった。そのころに連載を持っていた本で、罹患(りかん)を告白した。「病院で治らないと言われて絶望的になったけど、発表することで気持ちが楽になるのかなという思いと、大したことないという思いになりたくて発表しました」とその理由を明かした。

応援ソング制作にあたり、勇気をもらったのが17年にSNSで乾癬患者であることを告白したモデル道端アンジェリカ(33)の存在だった。「僕は1人で戦うつもりでいたけど、彼女は美を売りにしている職業をしているのに、そのデメリットにも成り得るような話を自らされた。でもそれによって、僕も含め患者さんが勇気をもらえた。こういう応援の仕方もあるんだなと思った。僕にできることってなんだろうと思ったところが音楽だったので、音楽を選んだ」と話した。

この日発表されたミュージックビデオは和装にメガネ姿で、POPで明るくノリのよい曲を歌うものだった。「まず歌詞が説教臭くならないようにした。それから1人じゃないという思いを込めて、明るいアップテンポにした。あまりリアルになるのも嫌だったので、時代劇風にすることでファンタジーにしました」と説明した。

乾癬の病名について、「名前が厳つい。画数が多いし」と笑った。「かんせん」という響きから「『感染するの』と言われて、いちから説明するのがストレスになった。もうちょっとまろやかな名前がないですかね」とほほ笑みながら訴えた。

最後に「病気を全く知らない人にとっても、こういう病気があるということを知ってほしい。感染しないし、不潔ではないということも知る機会になればいいです。ほかの皮膚疾患の方の応援ソングにもなればと思います。全ての皮膚疾患の方に届いてほしい」とし、「日本だけでなく、いろんな国の言葉に翻訳されて広まってくれればうれしいです」と話した。