LINEが新サービス提供へ/小説プラットフォーム

LINEが新サービス提供へ/小説プラットフォーム

「LINEノベル」発表会に出席した、左から森啓LINE執行役員プロデューサー、植野浩之日本テレビ放送網プロデューサー、高山一実、高橋祐馬アニプレックスプロデューサー、三木一馬LINEノベル統括編集長

SNSアプリ「LINE」は16日、都内で、新サービス「LINEノベル」発表会を行った。「LINEノベル」は小説を書く人、読む人、出版社をつなげるプラットフォーム。

KADOKAWA、講談社、新潮社、集英社、実業之日本社、スターツ出版、宝島社、東京創元社、文藝春秋社の9社が参画する。

「LINEノベル」としては文芸の「LINE文庫」、ライトノベルの「LINE文庫エッジ」の2レーベルを提供する。統括編集長には歴代担当作品の累計部数が6000万部以上のストレートエッジ三木一馬代表取締役の就任が発表された。19年夏からスタートする。

“読む”としては、宮部みゆき「小暮写真館」(新潮社)が初のデジタル化される。宮部作品がデジタル化されるのは、これが初めて。また、書き下ろしのエッセーや「最果タヒ」の最新詩の連載も発表された。

“書く”としては、「LINEノベル」に投稿された作品は「LINEノベル」が独占出版するのではなく、参画する全ての出版社が情報を共有し、投稿者への書籍化をオファーできる。投稿者は各社の条件を踏まえて出版社を選定できるため、自らの可能性を最大に生かせる出版社と出会うことが可能だ。

アプリダウンロードは無料。各作品2〜3話ほどが無料で読め、その後課金となる。だが、キャンペーン等で無料購読クーポンなどが提供される。アプリに登録すれば、だれでも小説の投稿が可能だ。

この日、「令和小説大賞」の開催も発表し、高山一実(25)がアンバサダーに任命された。

同賞はLINE、日本テレビ、アニプレックスの3社で開催する。オリジナル作品であればジャンルは不問。大賞作品には「LINE文庫」もしくは「LINE文庫エッジ」からの書籍化のほか、賞金300万と映像化の権利が贈呈される。「LINEノベル」の小説投稿ページから応募可能で、期間は今日16日から9月30日まで。大賞発表は20年3月予定だ。

枡田淳LINE取締役は「ライトノベルがケータイ小説になったが、スマホではまだない状況。だからこそ『LINEノベル』の挑戦です。多才なコンテンツをデリバリーし、見る人が習慣化する文化の創出と新才能の発掘を目指したい」と話した。