カニエ・ウェスト大統領選自信、コロナ感染も明かす

カニエ・ウェスト大統領選自信、コロナ感染も明かす

カニエ・ウェスト(ロイター)

11月の米大統領選への出馬を表明したラップ歌手カニエ・ウェスト(43)が、米経済誌フォーブスのインタビューで2月に新型コロナウイルスに感染していたことや組織構造への野望、新たな政党の立ち上げなどを赤裸々に語った。

ウェストは独立記念日だった4日に突如、大統領選に出馬することをSNSで発表して世間を驚かせたが、連邦選挙委員会に候補者登録をしておらず、一部の州ではすでに立候補の届け出も締め切られていることから本気ではないとも指摘されていた。しかし、公表後初のインタビューでウェストは既存の政党ではなく、「(選挙で)勝った日がみんなの誕生日になる」と自ら「バースデーパーティ」という新たな政党を立ち上げて出馬することを明言。「アメリカは国を率いる”特別”な人を必要としている。カニエ・ウェストは特別な人だ」と自画自賛し、政策については映画「ブラックパンサー」(18年)に登場する架空の国ワカンダを引き合いに、「ホワイトハウスにワカンダのモデルを取り入れたい」と語るなどカニエ節をさく裂させた。

さらに「寒気がしてベッドの中で震えていた。熱いシャワーを浴びて、治るためにどうするべきか分かるビデオを見た」と新型コロナに感染してひそかに闘病していたことも告白。しかし、米国で外出禁止令が出てからは妻でタレントのキム・カーダシアンと子供たちと共にワイオミング州の自宅で過ごしていたウェストが、いつどのように感染したのかは明かしていない。一方で敬虔(けいけん)なクリスチャンのウェストは、新型コロナとの闘いにおいて「我々は神が怒るような行動を止めるべきだ」と語って祈りの大切さを訴え、ワクチン開発にも反対の立場を表明。キャンペーンスローガンは「イエス!」だと語り、「俺は当選する」と宣言した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)