“エディーHCの母”工藤夕貴が日本代表にエール

“エディーHCの母”工藤夕貴が日本代表にエール

映画「ブライトン・ミラクル」の試写会に出席した、左からすみれ、工藤夕貴、マックス・マニックス監督、ニック・ウッドプロデューサー

15年ラグビーワールドカップ(W杯)で、日本が南アフリカに勝利した世紀の番狂わせ“ブライトンの奇跡”を題材にした映画「ブライトン・ミラクル」に出演する工藤夕貴(48)がこのほど、南ア戦に臨む日本代表にエールを送った。

前大会で日本を率いたエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の日系アメリカ人の母、ネリーを演じた工藤は、15年南ア戦の勝利を「半ば信じられない思いで見ていました」と振り返る。日本の勝利は“奇跡”と呼ばれたが、今大会の日本は地力があると考える。宿命の相手とW杯で再び相まみえ「ぜひ勝って欲しいですね」と力を込めた。

1次リーグのスコットランド戦では、WTB福岡堅樹の快足トライにしびれた。規律を重視するジョーンズ氏のスタイルから、個の力を生かすジェイミー・ジョセフHCの戦術に進化を感じ「長所を生かしつつ、神出鬼没で相手に読まれない緻密なプレー」と称賛。海外経験豊富な工藤らしい視点でもラグビーを見つめ「日本は、右を見ても左をみても日本人というのがスタンダードだった。ラグビーはいろんな国の人たちが代表を作っていて、新しい日本の縮図なんだと感じる時があります」と話す。

現在ジョーンズ氏がHCを務めるイングランドは、準々決勝を突破。日本との対決が実現すれば「それは激アツ!」と期待する。母を演じただけに複雑さをにじませつつも「もちろん日本を応援するんですけど、イングランドが勝てばやっぱエディーはすごい監督なんだなと思うでしょうね」と笑った。【遠藤尚子】

◆「ブライトン・ミラクル」 15年ラグビーW杯イングランド大会で、日本代表が強豪南アフリカ代表に勝利した“ブライトンの奇跡”の舞台裏を、当時のHCエディー・ジョーンズ氏の半生を織り交ぜながら描く。リーチ・マイケルら選手もインタビューパートに登場。アマゾンプライム・ビデオなどで配信中。

◆工藤夕貴(くどう・ゆうき)1971年(昭46)1月17日、東京生まれ。原宿でスカウトされ、83年デビュー。ハリウッド作品「ヒマラヤ杉に降る雪」「ラッシュアワー3」など映画を中心に活躍。米国を拠点に活動後、05年に帰国。女優業のかたわら、静岡・富士宮市でカフェを経営する。158センチ。