沢尻被告裏口保釈、謝罪難色 保釈金500万円納付

沢尻被告裏口保釈、謝罪難色 保釈金500万円納付

東京湾岸署を出る沢尻エリカ被告を乗せたと思われる車両(撮影・河野匠)

女優沢尻エリカ被告(33)が6日、MDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で東京地検に起訴された。20日間の勾留期限が満期を迎え、沢尻被告の弁護士側は保釈請求を行い、午後7時25分頃、勾留先の東京・警視庁東京湾岸署から保釈されたが、姿を見せることはなかった。

沢尻被告は、午後7時25分頃、200人を超える報道陣や50人近いファンが集まる東京湾岸署の裏口から、関係者が運転するとみられる黒のワンボックスカーで署を後にした。車内は黒のカーテンで覆われ、姿は見せず。騒然とする中、“無言”で走り去った。その後、車は都内を移動し、新宿区内の病院に入った。

先月16日に電撃逮捕されてから20日。勾留期限となったこの日、東京地裁は麻薬取締法違反容疑で沢尻被告を起訴した。直後に沢尻被告の弁護士が保釈請求。認められると、保釈保証金500万円を現金で納付した。起訴が明らかになってから約5時間での“スピード保釈劇”となった。

沢尻被告は所属事務所を通じてコメントを発表した。「多くの方々を裏切ってしまったことを心の底から後悔しております」などと謝罪するとともに、「今後、違法薬物と決してかかわりを持つことのないよう、人間関係を含めたつながりを一切断つことを固く決意し(中略)立ち直ることをお約束します」と誓い、早速、医療機関に入ったことを説明した。

沢尻被告が所属するエイベックス・マネジメントも保釈後に、コメントを発表。薬物からの更生を支援する方向性を打ち出し、本人への処分についても「今後の裁判の結果を踏まえて決定させていただき、改めて皆様にご報告させていただきます」と“保留”した。

今回の容疑では、MDMAのほかに、LSDを含む紙片が発見されていたことも明らかになった。起訴状によると、先月16日に東京・目黒区の自宅マンションで、カプセルに入ったMDMAを含む粉末約0・19グラム、LSDを含む紙片約0・08グラムと液体約0・6グラムを所持したとしている。沢尻被告の尿鑑定で、MDMAやLSDなどの成分は検出されていないが、捜査関係者によると、沢尻被告は所持を認めているといい、「これまでに大麻やLSD、コカインも使った」と供述している。

組対5課は、MDMAを共に所持したとして、先月26日に同法違反の疑いで逮捕した元交際相手のファッションデザイナー横川直樹容疑者(38)が関与しているとみて、入手ルートを調べている。年明けに開かれることが濃厚な初公判では、2人が同じ法廷に立つ可能性もある。LSDは「アシッド」とも呼ばれ、強烈な幻覚作用があり、乱用すると精神障がいを起こすことがある。錠剤やカプセル、染み込ませた紙片が出回っているという。

○沢尻被告は、先月16日に逮捕された時から、翌17日の送検時、そしてこの日の保釈時と、一切姿を見せなかった。芸能人ら著名人が保釈時に報道陣の前で、世間に向けて謝罪する光景は、今年に入ってからも、ピエール瀧(52)は「反社会的行為で迷惑と心配をかけた」と約30秒間にわたり頭を下げ続け、田口淳之介(34)は土下座して謝罪するなど、最近では“おなじみ”になっていた。報道陣の前に姿を見せることは義務付けられていないが、関係者によると、沢尻被告は報道陣の前に出て謝罪することに難色を示したという。姿を現すのは初公判が濃厚で、どんな姿を見せるかに注目が集まりそうだ。