沢尻エリカ被告初公判、傍聴チケットプレミア必至

沢尻エリカ被告初公判、傍聴チケットプレミア必至

最近の著名人薬物事件の初公判

女優沢尻エリカ被告(33)が6日、MDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で東京地検に起訴された。20日間の勾留期限が満期を迎え、沢尻被告の弁護士側は保釈請求を行い、午後7時25分頃、勾留先の東京・警視庁東京湾岸署から保釈されたが、姿を見せることはなかった。

沢尻被告はMDMAのほか大麻やLSD、コカインといった違法薬物の10年以上にわたる使用を認めており、薬物への依存度や常習性は高いとみられる。所属事務所を通じて発表した文書では、保釈後に医療機関へ向かったことを報告。謝罪とともに「専門家の指導も受けて、立ち直ることをお約束します」と薬物から決別する決意をつづった。治療を受けることは再犯防止の観点から裁判官へのアピールにもなり、過去に麻薬取締法違法で有罪判決を受けたピエール瀧や田口淳之介も、保釈後に専門医の診察を受けている。

人気女優だけに、初公判も注目される。川崎つばさ法律事務所の川畑さやか弁護士は「来年1月下旬から2月上旬頃に初公判が開かれる。即日結審し、その約2週間後に判決公判が開かれるのが一般的」と説明。量刑は「懲役1年から1年6月、執行猶予3年くらいになるのでは」と推測した。MDMA共同所持容疑で逮捕された交際歴のあるファッションデザイナー、横川直樹容疑者と同じ法廷に立つ可能性もあるという。

芸能人による薬物事案の裁判に世間の関心は高く、少ない一般傍聴席をめぐって報道陣やファンが長蛇の列を作る。過去の倍率はピエール瀧で60・3倍、田口で52・7倍だった。混乱を避けるため、東京地裁ではなく近くの日比谷公園で傍聴券を配布することもある。沢尻被告の初公判で、同様の対応がとられてもおかしくはない。保釈時も姿を見せず、初公判が逮捕後の第一声となる可能性が高い。法廷で語る言葉に注目が集まる。

<事件経過>

▼19年11月16日 警視庁がMDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕。目黒区の自宅マンションでMDMAを発見。

▼同19日 沢尻容疑者は「MDMAは数週間前にイベント会場でもらった。これまでに大麻やLSD、コカインも使った」などと供述。使用時期についても「10年以上前から違法薬物を使用していた」と説明。

▼同20日 尿を警視庁の科学捜査研究所で鑑定したところ、MDMAを含む違法薬物の成分は検出されなかった。

▼同26日 沢尻容疑者と共同して合成麻薬MDMAを所持したとして、警視庁が麻薬取締法違反の疑いで知人のファッションデザイナー横川直樹容疑者を逮捕。

▼12月6日 東京地検が沢尻エリカ被告を起訴。保釈金500万円を納付して保釈。