仮面女子・猪狩ともか、声震わせ感謝「家族の支えがあった」 入院とリハビリ振り返る

仮面女子・猪狩ともか、声震わせ感謝「家族の支えがあった」 入院とリハビリ振り返る

退院後初めて公の場に登場した猪狩ともか (C)ORICON NewS inc.

今年4月11日に強風で倒れた看板の下敷きになり、脊髄損傷から両下肢まひとなったアイドルグループ・仮面女子の猪狩ともかが27日、都内で行われた『パラスポーツに関する新メディア記者発表会』に出席した。自身のブログできのう26日に退院したことを報告しており、退院後初めて公の場に登場。車いすフェンシングに挑戦し元気な姿を見せたが、入院中の家族の支えを振り返ると声を震わる場面があった。

 約5ヶ月半入院しており、当時のことを「なにもできなかった。傷も痛くて、寝た状態から体を起こすことができなかった。ご飯も介助して食べていましたし、最初は車いすにも冷や汗をかいて乗れなかった。それを考えると身の回りのことは自分でできるようになった」と振り返る。

 「病院にいる時は不便を感じることはなかったですが、これから普通の日常生活に戻って不便なことがたくさん出てくると思う。色んなところに行って『ここはバリアフリーだな、ここはこうしたら使いやすいな』などを車いす目線で発信できたらいいな」と伝えた。

 きのう家族で退院を祝われたそうで「その時は恥ずかしくて直接言えなかったのですが、メールで『これからもいっぱい迷惑をかけるけどお願いします』と伝えたら、お父さんから『よく頑張ってね』と言ってもらって…。言っててまた泣きそうになっちゃう。家族の支えがあったなと改めて感じました」と声を震わせた。

 そんな猪狩は8月に行われた復帰イベントの際に、パラスポーツに挑戦することを宣言。今月9日にはプロ野球・西武対ロッテ戦で始球式を務めるなど、病院から外出しさまざまな場所に登場している。「先日、車いすソフトボールなどにも挑戦しました。今後は車いすフェンシングなどに挑戦したい。自分にあったパラスポーツに出会えたらと思う。趣味程度ではなく公式の試合に出てみたい気持ちはある」と意気込みつつ、2020年の東京五輪については「ここで大口叩くのはあれですが、頭の片隅には置いています」と話した。

 この日は、車いすフェンシングの加納慎太郎選手と、SNS上で体を張ったチャレンジ動画が話題の秋葉原観光推進協会公式キャラクター・ちぃたん☆も登場。きょうヤフーがパラスポーツの認知拡大や障害者の現状に対する理解浸透を目的とした、新メディアサービス「ACTIONS(アクションズ)」を公開しており、猪狩はそれにちなみパラスポーツの魅力を伝えるという意味も込め車いすフェンシングに挑戦することになった。

 加納選手から簡単なルールと剣の持ち方を教わると、初めてとは思えない連続突きを見せて24秒で勝利。加納選手から「ゆっくり(突きを)するのかと思ったら速くて」と褒められると猪狩は「わざと負けてくれた感はありますが…」と笑わせた。

 やったみた感想は「ハアハアしましたが、すごく楽しかった。剣を持った時に軽いなと思ったら、『軽いと感じる人はなかなか居ない』と言われて、ちょっと(フェンシングは)頑張れるのかなと前向きな考えになりました」とにっこり。

 スポーツ競技用の車いすの乗り心地について「ソフトボールをやる時に初めて競技用の車いすに乗って、ブレーキがついてなくて『怖い』と思いました。ただ、普通の車いすに乗り換えた時に『あれ、鈍いぞ』と感じるくらい、乗り心地はよかったです」と違いを説明していた。

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