川口春奈&横浜流星『着飾る恋』で“未知なる自分”との出会い「見たことのない表情をしていた」【インタビュー】

川口春奈&横浜流星『着飾る恋』で“未知なる自分”との出会い「見たことのない表情をしていた」【インタビュー】

火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』に出演する横浜流星、川口春奈 (C)TBS

女優の川口春奈(26)が主演、俳優の横浜流星(24)と共演するTBS系連続ドラマ『着飾る恋には理由があって』(毎週火曜 後10:00)の最終話(第10話)が、22日放送される。今作では「自分でも見たことのないような自分の引き出しをキャストやスタッフのみなさんに広げていただいている」という川口と、「今までやってこなかった役に挑戦できたことだけでも得るものが多かった」という横浜。ともに充実感が満ちる2人が、いよいよ完結を前に、演じてきた役や作品への思いを語った。

 インテリアメーカーの広報で10万人近くのフォロワーを持つ人気インフルエンサーの“着飾る女”真柴くるみ(川口)と自由気ままに好きな時だけキッチンカーでバルを営業する料理人で、超マイペースな性格のミニマリスト・藤野駿(横浜)。異なる価値観を持つ2人がシェアハウスで出会い、そこに暮らす人々と関わりながら恋や友情を育んでいくストーリー。恋愛要素はもちろん自分らしく生きるとはなにか、互いに影響し合いながら成長していく2人の姿が描かれている。

■話題呼んだ“冷蔵庫キス”の裏側明かす「気持ちを作っていくことのほうが大事」

 これまでの撮影について川口は「最初からとても雰囲気がよくて、(中村)アンちゃんと横浜くんと私は同じ作品で共演したこともあり、『はじめまして』ではなかったこともあって、気を遣うことなくのびのび演じることができました。まもなく撮影が終わるのがすごく寂しいです」、横浜も「本当に楽しかったし、安心感のあるメンバーだったので、毎日撮影に行くのが楽しかったです。年齢は違えど、気を遣わず接することができて、楽しくのびのびと撮影できました、あともう少しなのが寂しいですね」と、2人ともに撮了を前に名残惜しさもにじませる。

 今作では、隠れて手をぎゅっと握ったり、一枚の毛布にくるまったり、ほっぺや唇をムギュっとつまんだり、隣の部屋同士で壁をノックするなどくるみと駿による“かわいすぎるイチャイチャ”が度々、登場。なかでも第2話にして、ようやく打ち解け酔った2人が冷蔵庫の前で突然キスするシーンは話題を呼んだ。

 その裏側に川口は「『ここで?』みたいな反応もあったりすると思うけど、台本を読んだときに、私は違和感はなくて、そこ(キス)に持っていくまでの2人のやり取りが大事かな、と。そこで2人が認め合う、理解し合う、分かり合うところの気持ちを作っていくことのほうが大事だったのかな」といい、横浜は「段取りをたくさん考えて、どうやったら自然か。しようと思ってするのではなく、吸い込まれていくようにするのは、演出いただいて、大事に演ってました」とさまざまな試行錯誤があったことを明かした。

 そんないわゆる“胸キュン”なシーンだけでなく、横浜は「第1話で真柴が、駿の作ったカレーを食べる場面は、どんなつらいときも前を向こうとしている姿を見て、僕も駿と同じでカッコいいと思いましたし、心動かされました。そこから、駿の心が真柴に向き始めて、今があるのかな。第2話の『あなた、天才よ』と真柴に言ってもらえる場面も、ずっと過去から逃げてきて、強気な駿が真柴に弱音を吐けることができたのもよかったし、真柴の言葉によって、駿の恋心が芽生えて、そこから2人が影響し合っていくシーンは印象に残っています」と挙げ、2人が心の距離を縮めていくさまも丁寧に演じた。

■胸キュンせりふも客観視「劇的にかわいくなければいけない」オンエアで手応え

 数々の“名ラブストーリー”が生まれてきた火曜10時枠で初主演を担う川口は「この枠の良さも残しつつ、そこだけに取り残されない、キュンキュンだけでない脚本や演出。環境も含めて、演出も台本も、すごく感情的になれるお芝居をさせてもらいました。キュンもあるしそのメリハリはやっていて毎日、すごく刺激的でした。また、自分自身、自分でも見たことのない自分の引き出しをキャストの方々もそうだし、スタッフさんに広げていただいている感覚です」と胸を張る。横浜も「今までやってこなかった役に挑戦できたことだけでも得るものが多かった」と手応え。

 “自分でもみたことのない自分”――川口は「例えば第4話で真柴が『ギュって、してもらっていいですか?』と、駿に伝えるシーンがあるのですが『ギュって、してもらっていいですか?』って人生で言ったことがない(笑)。そこがこの話のキュンポイントで、主題歌が流れるのだろうなって想像していて。私は、真柴のことを客観的に観ているのですけど、このシーンは真柴が劇的にかわいくなくてはいけないし、『抱きしめたい』という気持ちに駿をさせなくてはいけないから、このせりふのニュアンスはかなり大事だ、と思いながら演じた結果、オンエアで自分を観たら、自分でも見たことのない表情をしていました。

 また第1話で、カレーを食べているところも、人が必死で、もがくというか。悲しいし切ないけど明日もあるし、投げ出せない。でも頑張らないといけない。でもおいしいしそのおいしさに涙が出る…みたいな、いろんな気持ちが入り混じったときにこういう表情をするんだな、という発見や気づきみたいなものがありました」と新鮮な喜びを振り返ると、横浜も「鳥肌が立ったもん。駿を演じているのだけど自分の気持ちも出てきちゃった」と川口の芝居に心突き動かされる想いがあったよう。

 横浜は「ここ1年くらいクールな役が続いていて、とびぬけて明るい役はあまりなかった。駿は明るくて、でも心は閉じている。過去から少し、逃げているような役で、一話の台本を読んだ時に、すごく難しい役でこれは高い壁だと思いました。でも挑戦することがすごく楽しいし、うれしい。高い壁を作ってくれた、制作陣には感謝しています。役者には正解がないから、こうしてずっと日々の駿のことを考え、悩んでいるのが楽しかったりする。勉強になった作品でした。その壁を乗り越えられたのかはわからないけど、徐々に自分の身体が駿になっている感じがして、それはよかったな、と思います」と前向きに語った。

 第10話では大きなトラブルに巻き込まれたことをきっかけにライフワークとしてきたSNSを一度手放し、仕事や夢に挫けそうになるくるみと、シェフとして再起して早々、函館でレストラン経営を持ちかけられる駿。2人がすれちがうなか、真柴が憧れていた葉山(向井理)が彼女への思いをぶつける。

 改めて最終回に向け、川口は「それぞれの人生の岐路に立ったときに、どういう判断でどういう道を選ぶのか、どっちとくっつくか、ハッピーエンドかと言う前に、自分がどういうふうな人間になりたいかを思うきっかけになるような、ポジティブな内容になっていると思いますので、恋愛のキュンキュンワクワクだけではない、人間の成長も観ていただけたら」といい、横浜は「とにかく観てほしいです。みなさんが感じてくれたことがすべて。この作品を愛してくれたらうれしいです、とにかく観てください!」と呼びかけている。

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