東京裁判で使用した大講堂で初のドラマ撮影 テレ東『二つの祖国』

東京裁判で使用した大講堂で初のドラマ撮影 テレ東『二つの祖国』

テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル『二つの祖国』(3月23日・24日※2夜連続放送)東京裁判のシーンを実際に使用された防衛省市ヶ谷記念館の大講堂で撮影(C)テレビ東京

俳優の小栗旬、ムロツヨシらの出演で、山崎豊子氏の代表作をドラマ化する、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル『二つの祖国』(3月23日・24日 後9:00〜11:24※2夜連続放送)。1900年代、第二次世界大戦前・中・後のアメリカと日本を舞台に、日系アメリカ人の主人公たちの数奇な運命を描くヒューマンドラマが、“テレビ東京ドラマ史上最大スケール”で製作されている。

 第一に、キャスティング。小栗とムロのほかに、松重豊、高良健吾、新田真剣佑、多部未華子、仲里依紗、池田エライザ。さらに、仲村トオル、田中哲司、柄本佑、甲本雅裕、リリー・フランキー、中村雅俊、余貴美子、泉谷しげるが出演しており、その顔ぶれは“テレ東ドラマ史上最も豪華”と言われるほど。

 ロケ撮影も壮大。第二次世界大戦後、1946年から行われた極東軍事裁判(東京裁判)のシーンは、実際の東京裁判でも使用された防衛省市ヶ谷記念館の大講堂で撮影を行った。東京裁判は、アメリカをはじめとする連合国軍側が日本の戦争指導者を裁いた歴史的な裁判。市ヶ谷記念館大講堂は、東条英機や広田弘毅などがA級戦犯として有罪判決を受けた場所である。

 現在の大講堂は、当時の建物を可能な限り現部材を利用しつつ、移設・復元したもので、雰囲気や空気感も当時の趣がしっかり残されている。この施設でドラマを撮影したのは、本作が初めてとのことだ。

 小栗が写っている場面写真は、東京裁判開廷のほぼ1ヶ月前、裁判中正しく通訳がなされているかを監視するモニターという重要な職務を任された主人公・天羽賢治(小栗)がマイクをテストしているシーン。

 海外ロケも行っている。タイ・バンコク市内の一角を借り切り、大規模な飾り替えを行って当時のリトルトーキョーを再現。タイ西部にはアメリカで大戦中に日系人を強制的に収容したマンザナール収容所の大きなオープンセットをつくり、アメリカの土地を再現するため赤土を日本から持ち込むなどこちらも大掛かりな撮影を実施した。

 これらの重要なロケーションを舞台に、小栗やムロたちがどんなドラマを見せてくれるのか、楽しみだ。

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