『この世界の片隅に』NHKで地上波初放送 「#あちこちのすずさん」も特集

『この世界の片隅に』NHKで地上波初放送 「#あちこちのすずさん」も特集

アニメーション映画『この世界の片隅に』(2016年)NHK総合で8月3日、地上波初放送&8月10日にNHKスペシャル「#あちこちのすずさん」の放送も決定

戦後74年の今夏。アニメーション映画『この世界の片隅に』(片渕須直監督)が、NHK総合テレビで8月3日(後9:00)に地上波初放送されることが発表された。さらにその翌週8月10日(後9:00)には、NHKスペシャル『#(ハッシュタグ)あちこちのすずさん〜戦争中の暮らしの記憶〜(仮)』(総合)を放送。スタジオゲストとして、片渕監督、Hey!Say!JUMPの八乙女光・伊野尾慧、そして千原ジュニアが出演することが決定している。

 映画『この世界の片隅に』は、こうの史代氏の同名漫画(双葉社)が原作。戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女・すずが戦禍の激しくなる中で懸命に生きていこうとする姿をとおして、市井の人々が経験した“等身大の戦争”を描いた作品。

 2016年11月12日に公開され、深い感動の輪が拡がり、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、仏・アヌシー国際アニメーション映画祭優秀作品賞など国内外で70以上の賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ。多くのファンと上映劇場の熱意に支えられ、公開から1日も途絶えることなく900日以上も日本全国どこかの劇場で上映が続けられている。また、同映画を原型とした盛り込むことで描き出す新作劇場アニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が12月20日公開予定となっている。

 「#(ハッシュタグ)あちこちのすずさん」というキーワードは、昨夏、同局の番組『クローズアップ現代+』(総合)で、『この世界の片隅に』の主人公・すずのように、恋やオシャレ、食べ物といった日々のなにげない暮らしを工夫して紡ぎながら、戦時中を懸命に暮らしていた人たちのエピソードを募集した際に生まれた。遠い過去の話だと思われがちな戦争を身近に感じてもらうことで?平和への想い“や?戦争の記憶”を次世代につなげていこうという番組の呼びかけに、2000を超えるエピソードが寄せられたという。

 今年は、映画の地上波初放送をはじめ、さまざまな番組と連動し、ささやかな日常の暮らしの尊さや平和への静かな祈りを、次世代に伝えていく。10代〜20代に人気の『らじらー!』(ラジオ第1)、子育て世代に多く見られている『あさイチ』(総合)、働き盛りの世代を中心に支持を集める『クローズアップ現代+』等でも、NHKスペシャルの放送に向け「#あちこちのすずさん」の投稿を呼びかける。各番組やSNSなどで募ったエピソードは、片渕監督の全面バックアップにより、『この世界の片隅に』の制作スタジオ「MAPPA」がアニメ化する企画も進行している。

 さらに、「Yahoo! JAPAN」の参加も決定。「#あちこちのすずさん」というキーワードをともに使用しながら、独自のコンテンツを発信しつつ、「戦争体験の風化」という社会問題に対して、記憶と記録をアーカイブし未来へ残すことに取り組んでいく。

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