フルマラソンも走る美脚OLレイヤー「コスプレで一生食べていけるとは思わなかった」

フルマラソンも走る美脚OLレイヤー「コスプレで一生食べていけるとは思わなかった」

人気レイヤー・おわんくらげさん (私服撮影/佐々木薫) (C)oricon ME inc.

世界で注目される日本発のポップカルチャーのひとつであるコスプレ。衣裳やウィッグで愛するキャラになりきることで、自分を解放できたり、自信が持てるのがその魅力でもある。今回は、フルマラソンも走るという美脚レイヤー・おわんくらげさんの素顔に迫った。

■仕事にOLを選んだ理由は「仕事にすることで好きなことを嫌いになりたくなかった」

――コスプレ歴を教えてください。

【おわんくらげ】3年くらいです。大学4年生のとき、コンセプトカフェのアルバイトでコスプレをしたのが最初です。もともとコスプレに興味があったので引き受けたんですが、やってみたら思った以上に楽しくて…! 自分から踏み出す勇気がなかったので、いいきっかけになったと思います。

――現在はレイヤーとしてのお仕事もされていると伺いましたが、他のお仕事もされているんですか?

【おわんくらげ】撮影会やコンパニオンは土日のどちらかだけで、平日はOLとして事務のお仕事をしています。そのほかにも『12CO.BASE』という秋葉原にあるコスプレイヤーやモデルが登場する会員制コンセプトカフェ&バーで店員もしています。

――すごく忙しそうだけど、休みはちゃんと取れていますか?

【おわんくらげ】撮影会やカフェではかわいい制服や衣装が着られて、仕事とはいえ楽しさがあります。自分を応援してくれる方と会うのは励みになりますしね。OLとして定期的な収入を得ることも必要だと思っているので、忙しいですけど良いバランスが取れていると思います。それに、週に1日はきちんと休むようにしていますよ!

――コスプレだけで食べていきたいと思うことはありますか?

【おわんくらげ】コスプレなどのやりたいことだけでお仕事することも考えたことはあるんですけど、「年を取ってコスプレだけで食べていけるのか?」と考えるとやはり疑問ですし、完全に仕事にしてしまうと、絶対に嫌なことや悩むことが出てくるじゃないですか。その延長で「楽しかったコスプレを嫌いになったらいやだな」と考えたのも大きいです。コスプレのお仕事をいただくことはありますし、その場合精一杯やらせていただいていますが、今も自分の中ではコスプレは“仕事”以上に、“楽しいこと”としてやっています。

――衣装づくりもご自身でされるとか。

【おわんくらげ】売っていれば買うこともありますが、だいたい作ります。作るのは夜が多いですが、時間がない時はお昼休みに職場でチクチクやることもあります(笑)。

――コスプレをされていることは職場の方もご存じなんですか?

【おわんくらげ】言ってないんです(笑)。でももうひとつの趣味である“写真”のことは公言しているので、「写真関係のお仕事で必要なものを作っている」って言ってます。

■「コスプレでは作品の一部になっていきたい」カメラマン目線のこだわりも

――写真を撮るのも趣味なんですか?

【おわんくらげ】はい、もちろん撮られるのも好きなんですが、撮る方も好きなんです。高校生の時に、いただいたカメラで風景などを撮っていたのが最初なんですが、自分がコスプレを始めると被写体として魅力的なものとの出会いが増えてきちゃって……今は一眼レフやレンズも揃えて、人物写真も撮っています。

――確かに、イベントの時とかクオリティの高いレイヤーがたくさんいますもんね!

【おわんくらげ】はい。やっぱり可愛い子も多いので……イベントでひと通り撮ってもらったら、コスプレ姿のままカメラマンやってます(笑)。多分私は、写真が好きなんだと思います。写真を撮るからには“ひとつの作品を作っている”という感覚でやっているので、撮られるときのコスプレもそういう気持ちでやっています。

――レイヤーがレイヤーを撮影する。なかなかすごそうな光景ですね! 撮られるときのこだわりはどんなものですか?

【おわんくらげ】もちろん衣装やウイッグ、小物にもこだわっていますが、ポーズや動きなど、細部までキャラに寄せられるように工夫しています。写真へのこだわりは、あまり加工しすぎないようにしています。作品を見せるうえで必要な加工はしますけど、実際に会ったときに「写真と違うじゃん」と思われるのは嫌なので。

――実際にそう言われたことがあるんですか?

【おわんくらげ】それはないです。でも、歯の矯正をしている最中なのでワイヤーがついているんですけど、それが嫌だって言われたことはあります。私はそんなに気にせずに笑顔を見せちゃうんですけど、中には「撮らせてください」とお声がけをいただいたのに、矯正していることを理由に断られたこともあって。そのときはちょっとがっかりしちゃいましたが、こだわりはわかるので、その方の美的センスにはそぐわなかったのだから仕方ないかなと思うようにしました(笑)。

――ほかにも趣味はありますか?

【おわんくらげ】陸上部だったので、走るのはとても好きです。普段は10kmくらい走っています。最近のマラソン大会はランナーに提供されるご飯が豪華だったりするんですよ。小倉牛やスイーツが食べられるマラソンに参加しました! そういう目線でもマラソンを楽しんでいます。東京マラソンにもいつか出てみたいですね!

――だから美脚なんですね! 走るのは、レイヤーとしての体づくりにも役立ちそうです。これからどんなコスプレを楽しみたいですか?

【おわんくらげ】私は本当に趣味程度で走っているだけだし、ランナーさんに比べたら全然なので、恥ずかしいです。コスプレは、自分の愛するキャラクターを、自分の表現したい形で、作っていきたいですね。それと、写真を撮るレイヤーとして、写真としての完成度を大事にしたいという気持ちも大事にしていきたいです。

関連記事(外部サイト)