女優・小林涼子、LAの映画祭に参加 20代最後の旅を振り返る

女優・小林涼子、LAの映画祭に参加 20代最後の旅を振り返る

『JAPAN CUTS Hollywood Japanese Film Festival』に参加した小林涼子。

女優・小林涼子がヒロインを務め、東日本大震災で家族を失った被災者の孤独をテーマに、宮城県登米市豊里町発で制作された地方再生映画『ひとりじゃない』が、11月1日から3日にかけて、アメリカ・ロサンゼルスで開催された北米最大の日本映画祭『JAPAN CUTS Hollywood Japanese Film Festival』にて招待上映された。同作の海外映画祭での上映はドイツ・ハンブルグの国際映像祭『2019 Would Media Festival Television &Corporate Media Awards』、ロシアのアムール地方で開催の『アムールの秋映画祭』に続き、3ヵ国目。8日に30歳の誕生日を迎えた小林は、今回の映画祭にも美しい着物姿で参加し「作品と共に日本の良さも合わせて知っていただけた」と、20代最後の旅を振り返った。

 映画『ひとりじゃない』は孤独死防止をテーマに、鐘江監督がオリジナルストーリーを書き下ろした地方再生映画。沿岸被災地で妻と子供の3人を亡くした男、赤井誠(稲森誠)。被災地から離れた地に移り住んで独り暮らしを余儀なくされ、亡くなった家族が忘れられず、後追い自殺も考えながら、鬱々とした日々を過ごしていたが、自転車で旅をする稲川美奈子(小林涼子)との出逢いが、赤井の暮らしを徐々に変化させていく…という物語。ロケは豊里町で行われ、メインキャスト以外には豊里町の住民も出演している。

◆小林涼子のコメント

 ドイツ、ロシアの映画祭に続き、今回はLAで「Japan Cuts Hollywood」に参加させていただきました。

 初日のレッドカーペット、VIPレセプションパーティでは、主催の方をはじめ、参加されているクリエイターの方など、沢山の方々が興味を持ち映画や日本の事を聞きに来てくださいました。

完璧ではないものの、私も英語で、
「この作品は、監督、カメラ、音声、役者などの主要のスタッフ以外は全て豊里町の方々が出演、協力して頂いて作った挑戦的なプロジェクトなんです。アメリカでは想像できないほど小さな予算、日数ではあるけれど…だからこそ、自分の出来る事をし、寝食を共にし一致団結して撮影に挑んだんです」とお話させていただきました。

 皆さん「沢山の悲しみがあったね、今はどうなっているの? もう大丈夫? この映画は、作品だけでなく、製作工程にも大きな意味のある作品なんだね」と深く関心を持っていただけました。

 スクリーニングの日は、上映後の舞台挨拶なので「映画がきちんと届くのだろうか…」と不安な気持ちでいっぱいでしたが、そんな私の心配はすぐ吹き飛びました。暖かい拍手をいただき、質疑応答でも「今も東北の方々は辛い思いをしているのでしょうか?」「大丈夫ですか?」と暖かいお言葉をいただきました。

 ロサンゼルスから遠く離れた、宮城県登米市豊里で生まれた映画が共感いただけたのだなとホッとしたと同時に、あの有名なチャイニーズシアターで上映していただけた事に、感激し、ジーンときました。

 今回は、夢のロサンゼルス!ハリウッド!チャイニーズシアターでの上映! なので、振袖を着よう!と張り切って、日本で着付けの準備と練習をしてのぞみ、レッドカーペット、レセプションの日は、約5年向き合ってゼロから英語を教えてくださった先生のグリーンの振袖と祖祖母が母へ贈った帯を合わせました。

 結果、着物は大好評! レッドカーペットでも、パーティでも写真を沢山撮っていただき、日本文化への関心の高さに驚かされました。翌日のスクリーニングの日は、母の振袖を自分で着たので、綺麗に着られるか、着崩れないか不安でしたが…念入りにチェックし、どうにか無事着られホッとしました。

 どれも40年以上経った着物ですが…時間を感じさせない程美しく、華やかで、作品と共に日本の良さも合わせて知っていただけた今回のロサンゼルス「Japan Cuts Hallowed」になりました。

 これからもこのような機会をいただけるよう、日本でも精進したい! お芝居はもちろん、英語も着付けもレベルアップしたい! と思えた20代最後の旅となりました。30歳も頑張ります。

小林涼子

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