『egg』の元”ゴングロギャル”が明かす黒い青春時代「センター街にずっといた」

『egg』の元”ゴングロギャル”が明かす黒い青春時代「センター街にずっといた」

(左から)ゴングロギャル時代と現在の水野祐香さん(写真:本人提供)

休刊していた伝説のギャル雑誌『egg』が2019年に復活し、芸能界でもみちょぱ、ゆきぽよなど、「頭の回転が早く礼儀正しい」進化系ギャルタレントが活躍。ブームが再燃の兆しを見せているなか、現役ギャルのみならず、“元ギャル”たちの活躍も目覚ましい。『egg』のモデルで結成された“ゴングロ3兄弟with U”の一員として注目を集めた水野祐香さんは、現在40歳。一児の母であり、YouTuberとしても活躍。彼女に、当時と現在のギャルマインドの在り処を聞いた。

■「ビキニにパレオ、レイをつけてセンター街にずっといた」、黒い青春時代

――“ゴングロ3兄弟with U”の“U”として、雑誌『egg』などで活躍された水野さん。当時はどんなギャルでしたか?

【水野祐香】ビジュアル面では、限界までブリーチした金パ(金髪)、週5日焼けサロンに通って焼いた小麦肌を超えた黒い肌、アルバローザも好きでした。夏はビキニにパレオをスカートにして、首からレイをつけて渋谷センター街にずーっといましたね(笑)。男の子用の甚兵衛も、私服として着てました。

――今からは想像もつきませんね(笑)。その頃はどんなことを考えていたんですか?

【水野祐香】とにかく目立ちたい! ギャル極めたい!と思ってました。実は社交的なタイプではないので、ゴングロ3兄弟と一緒に他のギャルやギャル男、渋谷の人と関わってました。

――当時のご自身を振り返ってみて、どう思いますか?

【水野祐香】黒い青春だな〜。でも最高におバカができて、楽しかったです!

――ギャルを卒業するときには、やはり寂しさや葛藤があるのでしょうか?

【水野祐香】当時のギャルは、社会人になると卒業するのが普通だったのですが、私はそのまま『egg』でモデル兼ライターをすることになって。ただ、年齢が高くなってるのに誌面に出るのが嫌で、見た目がギャルじゃなくなっていきましたね。でも、私がモデルとして誌面に出なくなってからまた、第二のギャルブームが復活したんです! そこで、やっぱり派手で可愛い女の子が大好きだってことに気づいたんですね。正直言うと、35歳くらいまでギャルだったと思います(笑)。

――その後、結婚、出産、『姉ageha』モデルなど、様々な人生の転機があったかと思います。子宮内膜症を患ったこともあったそうですが、ギャル時代の考え方が生きた場面はありますか?

【水野祐香】ヤマンバギャルをやっていたことで、『egg』では大々的に取り上げてもらって、テレビに出演したり新聞に載ったり、地方イベントのゲストとして呼ばれたり、華やかな一面もありました。けれど、悪目立ちすることによって「水野祐香はエイズらしいよ〜」「ヤリマンなんだって」などの噂話も多かったですし、知らない酔っ払いのサラリーマンから「お前らみたいな人間がいるから日本はダメなんだ! 死ね!」などの罵声を浴びたり、嫌なことも正直たくさんありました。その時の教訓として、「人は見た目で判断される」ということと、「見た目で判断する大人には自分はならない」と思ったことです。

――そんなこともあったのですね。では、現在でも変わらないギャルマインド、逆に変わった部分もありますか?

【水野祐香】変わらないのは、ポジティブ!!! いくつになっても自分自身を信じてます! 変わった部分は、保守的な面や人からの見え方も考えるようになったことですね。

――元ギャルモデルだった方々は、現在でも様々な分野で活躍していますが、それもギャルマインドの影響があるのでしょうか?

【水野祐香】やっぱり、ポジティブなアゲアゲマインドの人が多いです(笑)。

――先日、ゆきぽよさんが佐々木希さんに対し、(渡部さんとの問題で)「元ギャルだから、マインドは一生変わらない。簡単に人を嫌いになれないし、突き放せない」とコメントしていました。やはり、ギャルにはそのような一面があるのでしょうか。

【水野祐香】ゆきぽよらしくて可愛い! 自分の目で見えるものしか信じたくないって気持ち、すごくわかります!! ギャルがすべて同じ特性とは思わないですけど、好きなものに猪突猛進なタイプが多いと思います。

■「加齢に負けず、華麗に生きる!」、子育てしながらYouTuberとして活躍

――そんな水野さんは、現在は子育てをしながら、美容系YouTuberとしても活躍。始めたきっかけは?

【水野祐香】YouTuberは、やり始める2年くらい前から気になっていました。でも、動画編集の世界はまったく無知で、忙しい日常に流されて生きていたのですが、仕事関係でお世話になっている人が今のYouTube事務所を紹介してくれて。動画編集を1から教えていただけるということで、始めてみることになりました。

――始めてみて、いかがでしたか?

【水野祐香】今までは、エディターとして雑誌で読者様にいろんな企画を発信していたのですが、YouTubeは自分の発信したいことや興味のあることをいろんな世代に向けて、自分の声で届けられることが最大の魅力。私は本当に派手なもの、可愛いもの、旬の匂いがするものが大好きなミーハー人間で(笑)。“年齢を重ねたら落ち着かなくてはいけない”“ファッションやメイクを年相応にしなくてはいけない”、という世の中の空気が合わなくて…。「加齢に負けず、華麗に生きる!」をテーマに、こういうアラフォーがいてもいいんだっていうチャンネルを目指してます。

――確かに、水野さんのチャンネルはアラフォー女性にもすごく参考になるし、元気をもらえる内容だと思います。テーマを決めたり、動画を制作する上で大切にしていることは?

【水野祐香】一番は、カッコつけないこと。私は芸能人でもなく、プロのモデルでもありません。子育てもあるし、家事もあるし、仕事もあります。その中で自分の生きるモチベーションを上げるために、どんなことをしているか? どんなことを考えてるのか? 「これ、買ったけどすごい良かったよ〜!」みたいな、ママ友や同級生とのトークでもプチ話題になりそうな物を紹介しています。コメントで視聴者様からのオススメ商品を教えてもらったり、自分が今まで普通にしていたことが常識とズレていてビックリしたり、チャンネルを通して自分も成長できて楽しいです。

――昨年、『マツコ会議』(日本テレビ系)に当時の仲間たちと出演していましたが、今でもギャル時代の絆は強いのですか?

【水野祐香】会えば、その頃のようにすぐに盛り上がれちゃいます。連絡を取って会うのは、ゴングロ3兄弟や当時の編集スタッフ、歴代の『egg』モデルたちですね。私は今でも『egg』のライターを続けているので、いろんな世代と会ってます。

――『egg』ライターをしている水野さんに、令和のギャルをどう見ていますか?

【水野祐香】ちゃんとしてるな〜! 偉いな〜! と思ってます。現場に遅刻しない、文句を言わない、アンケートを書いてくれる、挨拶もしっかりしてくれる。ビックリです(笑)。

――なるほど、そんな変化もあるんですね(笑)。では最後に、水野さんは“ギャル”とはどんな存在だと考えていますか?

【水野祐香】好きなもの・楽しいことに貪欲な生き物(笑)。一緒にいると「人生、楽しんだもん勝ちだな」って思えます!

――読者に伝えたいメッセージをどうぞ。

【水野祐香】好きなこと・楽しいこと・夢中になれることを追い続けていたら、私も40歳の大人になりました。人生は右肩上がりじゃないし、いろんなことが起こるけれど、自分に飽きずに自分を楽しんで、加齢に負けず華麗に生きましょう!

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