『ONE PIECE』が実写ドラマ化 編集長が明かす海外制作の狙いは「クオリティーの担保」

『ONE PIECE』が実写ドラマ化 編集長が明かす海外制作の狙いは「クオリティーの担保」

ハリウッド版実写ドラマ化の狙いを明かした『週刊少年ジャンプ』中野裕之編集長 (C)ORICON NewS inc.

 『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の人気漫画『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎氏)の連載20周年記念記者発表会が21日、東京・ワンピースタワーで行われ、「ハリウッドで実写ドラマ化」されることが発表された。終了後の取材で同誌の中野裕之編集長は、国内ではなく海外制作に至った理由を明かした。

 直筆コメントを寄せた原作者の尾田氏は「20年の間に実写映画化の話はいくつもありました」と告白。約3年前にオファーを受けたといい「まず『20年間作品を支えてくれているファンを絶対に裏切らない事。』これが僕からの条件です。不安の声もあがるでしょうがどうか期待の声をください。そして胸を躍らせ、続報をお待ちください。お楽しみに!!」と呼びかけている。

 同作は、海外ドラマ『プリズン・ブレイク』などの制作したトゥモロースタジオが手掛ける。同スタジオのマーティ・アデルステイン氏もコメントを寄せ「私の持っている全てを掛けて『ONE PIECE』のシリーズを絶対に成功させる意気込みです。今作品は、テレビドラマ史上、最も制作費がかかる作品になると思う。そして世界中の注目度を考えると、このような規模の制作費を投じる価値がある」と言葉に力を込めた。

 会見後、中野編集長は報道陣の取材に対応した。放送開始日や放送局、話数構成、劇中で描かれるエピソードなど大部分に関しては「まだ言えない」と返答しつつ「実写化のオファーはいろんな方向からずっと来ていたが、それがなかなか最後まで着地できなかった要因はいろいろある。今回発表まで来れたのは、我々がいろいろなハードルを超えて企画が成立したということなので期待してもらえたら」と確かな自信をかいま見せた。

 海外制作の狙いについては「いろんな理由はありますけど、尾田先生も我々も漫画のファンを裏切らないクオリティーが担保できるかどうかが一番の重要。(国内制作では)なかなかそれがクリアできなかった」と明かし「テレビドラマが資金面を含めて一番高いクオリティーと思っています」と大規模なプロジェクトに期待を膨らませていた。

 同漫画は“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を目指し、麦わらの一味が大海原を航海する海洋冒険ロマンで、1997年から『週刊少年ジャンプ』で連載を続ける長寿作。コミックスの国内累計発行部数は3億5000万部を超え、現在は42以上の国と地域でも刊行、その“冒険”を世界にもとどろかせている。

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