ゴリ、沖縄野球の名将演じる苦悩 体罰シーンで疎遠になり「孤独でした」

ゴリ、沖縄野球の名将演じる苦悩 体罰シーンで疎遠になり「孤独でした」

体罰シーンが過酷だったことを明かしたゴリ (C)ORICON NewS inc.

 お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリが28日、都内で行われた映画『沖縄を変えた男』(8月5日公開)の試写会&トークイベントに参加。高校野球の名将を演じ、撮影で体罰シーンをするにあたり「一切、部員とはしゃべらなかった」とつらい役作りを振り返った。

 同作は史上初の夏の甲子園2年連続準優勝を果たし、沖縄野球の礎となった沖縄水産高校の故・栽弘義監督がモデル。名将と言われる栽監督だが、当時は体罰も残る時代だったため生徒を殴るシーンが劇中にある。撮影を振り返ったゴリは「殴り過ぎました。撮影のつらい思い出は直に殴ってくれというオーダー」と苦悩を語った。拳で殴ると顔がはれて、シーンが繋がらなくなるため、平手で顔を叩いたという。「僕も力が弱い方じゃないので、だいぶ痛かったと思う。僕自身の手も痛くて震えてくる。NG出すと殴られる方がかわいそうなので本番の緊張感がハンパなかった」と手に残る感触にもさいなまれたことを明かした。

 さらに「栽監督は本当に怖かったんですって。半径5メートル以内に入ると部員は吐き気がするぐらい怖かった人と聞いた」とゴリ。その状態を再現するため、部員役とは交流を断ったという。「部員の方との緊張感も保たないといけない。一切、部員とはしゃべらなかった。昼ご飯もぼく独り。部員が20人ぐらいで盛り上がっていても端にいた」と裏話を明かした。

 それでも、その環境に身を置くことで監督が抱いたであろう感覚に近づけた。「栽監督も孤独だったんだなっていうのが分かる。不良の高校生どもに言うこと聞かせて苦しい練習を耐えさせるには『頑張れ』だけじゃついて来ないと思う。ちょっとでも気を許してナメられると関係はダメになるから、わざと嫌われ役になったと思う」と撮影を通じて得た思いを明かした。

 「寂しいし、人ばっかり殴らされた。楽しい輪に入れないし、孤独でした」。しかし、そんな苦労も同作に出演する監督から指導を受けた選手から「ゴリさん、一瞬、栽監督だって思っちゃいました」と言われたことで報われ、「うれしかった」と笑顔を見せた。最後は「野球ファンだけが面白い映画ではない。何か大きなことを変えるために、自分の何を犠牲にして何を頑張れば成功をつかめるのかという一つの道筋を教えてくれる映画だと思う」と熱く映画をアピールした。

 また、この日は逆境にいるという理由で俳優・船越英一郎の物まねガリットチュウの福島善成が登場。船越が妻でタレントの松居一代とドロ沼騒動中で物まねする福島の需要も高まっている。この日はマツイ棒を持参し、バットスイングして笑わせていた。野球部出身の怪獣のすーなかも参加した。

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