【ひよっこ】磯村勇斗、ヒロインと恋仲に「予想していなかった」

【ひよっこ】磯村勇斗、ヒロインと恋仲に「予想していなかった」

NHK『ひよっこ』で谷田部みね子(有村架純)のハートをつかんだ前田秀俊(磯村勇斗・左) (C)NHK

 NHKで放送中の連続テレビ小説『ひよっこ』(月〜土 前8:00 総合ほか)の終盤にきてヒロイン・谷田部みね子(有村架純)のハートをつかんだのは、“警察官”でも“御曹司”でもなく、“職場の同僚”。洋食店「すずふり亭」の見習いコック・前田秀俊だった。「ヒデ」「ヒデさん」と呼ばれてきた秀俊を演じる俳優の磯村勇斗(25)も「まさかここまでみね子との距離が縮まるとは思わなかった。予想していなかった」と、驚きの表情を見せる。

 高校を卒業し、上京したみね子が出会ったすてきな男性たち。失踪した父・実(沢村一樹)の捜索の手伝いをしてくれた警察官・綿引正義(竜星涼)とは「恋」を自覚することもなく、綿引は実家の茨城に帰ってしまう。一人暮らしをはじめたあかね荘で出会った大学生の島谷純一郎(竹内涼真)とは晴れてつきあうことになったものの、彼も実家の佐賀に帰ってしまった。

 一方、秀俊は、第1週、みね子の父・実がはじめて赤坂にあるすずふり亭を訪れた時から登場し、第11週でみね子がすずふり亭の接客係として働きはじめてからは、仲間としてあたたかく見守っていくうちに好意を抱いていく。みね子が島谷と付き合いだしたら応援し、島谷との別れや失踪していた父親のことで落ち込んでいれば励まし、秀俊のみね子に対する思いは視聴者にはバレバレだったが、あとひと押し、ふた押し足りないじれったい感じは、ドラマの後半を大いに盛り上げた。

 「僕自身もけっこう奥手で、好きな子がいてもなかなか自分からアプローチするのが苦手。告白してくれないかな、というの待っているタイプ(笑)。好きな子にどう接したらいいかわからなくて、カッコつけちゃうところもあって。友達と同じ子を好きになって、その子が友達と付き合いだしたら、秀俊と同じように自分の気持ちは隠して応援すると思います」。

 磯村は2014年に俳優デビュー。翌年、ドラマ『仮面ライダーゴースト』(テレビ朝日)で注目を集めた。みね子をめぐる3人の男たちに共通していたのは、演じる俳優が3人とも変身ヒーローを経験しているということ。

 磯村は「『ひよっこ』に竜星くんと竹内くんが出演すると聞いて、ヒーロー3人がそろったら“変身”しちゃたりして…なんて妄想もしていました」と、屈託なく話す。職場の先輩・井川元治役のやついいちろうにせがまれ、撮影の合間に変身ポーズを披露することもあったようだ。

 「残念ながら3人そろうシーンはなかったのですが、戦隊・ライダーとして戦っていた同年代の俳優たちが、朝ドラの現場で勝負しているのかと思うと、感慨深いものがありました。互いに刺激をもらいつつ、与えつつ、身が引き締まるのを感じていました」。

 連続テレビ小説に出演するのは、一つの憧れだった。「デビューする前、自分と同い年くらいの俳優が朝ドラに出て、注目されている姿を見て、嫉妬もありましたが、自分も絶対、朝ドラに出るんだ、と励みにしていました」。

 『まれ』(15年)で初出演がかない、『ひよっこ』で全編を通してストーリーにからむ経験ができた。経験豊富な俳優たちとの共演は何事にも代えがたい。「撮影現場では、自分の未熟さを痛感するばかりだったのですが、有村架純さん、宮本信子さん、佐々木蔵之介さん…皆さんのお芝居、台本の読み方、捉え方を間近で見て、感じながら、今後の役者人生で考えていきたいなって思えることをたくさん得ることができました」。

 さらに今回は見習いコックとして、「キャベツの千切りなら1玉10分、ニンジンのシャトーむきは15分くらい」でできるようになったという。「ひとり暮らしで自炊していますし、飲食店の厨房でアルバイトをしていた時は、フレンチのシェフを目指そうかと、揺れたこともありました(笑)。今回、プロの料理指導を受けて、ますます興味がわきました」。

 『ひよっこ』後の活躍が期待される。「今は先々のことを考えるというよりも、磯村勇斗という名前と顔をもっと知ってもらえるように、日々努力と学びを怠らずやっていきたいと思っています」。

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