加藤諒、阿部サダヲも演じた“難役”挑戦「演じがいある」 舞台『人間風車』

加藤諒、阿部サダヲも演じた“難役”挑戦「演じがいある」 舞台『人間風車』

舞台『人間風車』の公開ゲネプロを行った加藤諒(右) 撮影:加藤幸広

 俳優の加藤諒が28日、東京芸術劇場で行われた出演舞台『人間風車』本番前の会見に出席。作品自体は14年ぶりの上演、しかも過去に阿部サダヲや河原雅彦など強烈なキャラクターと実力を持った俳優が演じてきた“難役”に挑むにあたり、心境を語った。

 同舞台は後藤ひろひと氏が1997年に書き下ろし、2000年(生瀬勝久、斉藤由貴、阿部サダヲほか)、03年(永作博美、入江雅人、河原雅彦ほか)と再演が重ねられてきた。今回14年ぶりの上演にあたり、後藤氏が「現代のリアルな恐怖」を追求する形で脚本を改訂。キャストも一新され、成河(そんは)、ミムラ、加藤をはじめ、良知真次、矢崎広、松田凌らフレッシュなメンバーが集合した。

 売れない童話作家・平川(成河)が、アキラ(ミムラ)と出会うことで恋が芽生え傑作を書き上げるのだが、それが悲劇を呼び、夢が悪夢に、爆笑が恐怖に変貌していく物語。加藤はサムと名乗る青年を演じ、平川が近所の公園で子供らに語り聞かせる童話の登場人物になりきる奇妙な役どころで、物語のキーマンとなる。

 過去この役に挑んだ阿部サダヲ、河原雅彦に負けない個性と持ち味で演じ、絶妙なバランスで存在感を発揮している加藤。「平川の童話を聞くとその主人公になりきってしまうという役なので、劇中で演じる6役くらいの役をどう演じ分けるか、そういったところは演じがいがあると思います」と臆することなく難役を表現している様子。

 また「成河さんなどにも色々とご相談に乗って頂いたこともありました。僕は、今まで、ケンカなどのシーンでも、受けになることが多かったのですが、今回は『攻めて攻めて攻めていくぞ!』という感じなので、その“攻め”も挑戦ですね」と新境地への手応えもにじませていた。

 会見にはそのほか成河、ミムラ、矢崎広、松田凌、良知真次らが出席。舞台はきょう28日から10月9日まで東京芸術劇場プレイハウスで上演され、その後全国を巡回する。

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