【第50回 年間ランキング2017】嵐が総合売上5年連続首位記録更新、AKBはシングルV8、安室ベストが177万枚突破!

【第50回 年間ランキング2017】嵐が総合売上5年連続首位記録更新、AKBはシングルV8、安室ベストが177万枚突破!

安室奈美恵のアルバム『Finally』は177.8万枚(期間内)を売り上げ、ソロアーティストによる年間アルバム1位獲得は、2006年以来11年ぶり。

 『第50回 オリコン年間ランキング 2017』が確定。シングル部門では、AKB48が8年連続首位&上位独占と記録を更新するなか、乃木坂46と欅坂46がその後に続き、女性アイドルが躍進。アルバム部門では、引退を発表した安室奈美恵がビッグセールスを打ち立てた。映像部門では、嵐が全部門で1位に輝き、トータルセールスでは5年連続首位という前人未踏の記録を更新。そんな2017年のエンタメシーンを賑わした作品を振り返る。(集計期間:2016/12/26付〜2017/12/18付、※実質集計期間:2016/12/12/〜2017/12/10)


■通算7回、5年連続の総合首位! 嵐が圧倒的な強さを見せる

 2017年、<アーティスト別トータルセールス>という“総合力”でNo.1となったのは嵐だった。自身が保持していた4年連続通算6度目(2009〜10年、13〜16年)という記録を更新した5年連続7度目の栄冠獲得は圧巻。リリースされたアイテムがことごとく上位を占めており、「Doors 〜勇気の軌跡〜」は年間シングルランキング10位にランクイン。同グループが持つ歴代1位記録の「年間シングル連続TOP10入り年数」を11年連続に更新し、『「untitled」』は年間アルバムランキング3位に。

 そして映像作品『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』は、年間「総合ミュージックDVD・BD」ランキングで1位を獲得。また「オリコン年間映像ランキング2017」の年間「総合BDランキング」でも、音楽作品としては同部門初の1位に。聴きたい、観たいというファンの声と、それに応えるパフォーマンスを発揮し続ける嵐だからこそ、このような快挙を果たしたといえよう。

 この結果を受けて、嵐のメンバーは次のように明かした。「日々のレコーディングや作品を作っている最中は、数字を追いかけながら仕事をしているわけではないんですよね。例えばレコーディングスタジオに入って目の前にマイクがあって、僕らの声を録って…という作業の連続なんです。その結果として、1年の最後にご褒美というか、栄えある賞をいただけることになって。意識してなかったからこそより嬉しく感じます」(櫻井翔)

 「受賞したのは僕ら5人ですが、普段応援してくださっている皆さんのおかげだと思っています。そして、僕らと一緒に仕事をしてくださっているスタッフの皆さんと作ったからこそ、賞を頂けていると思います。みんなでこの喜びを分かち合えたら嬉しいですね」(松本潤)


■シングルV8のAKBは歴代連続記録を更新、乃木坂46は初ミリオン

 シングルランキングの上位4作品はAKB48の楽曲。年間シングル1位は、2010年の「Beginner」以来8年連続となり、自身が持つ「年間シングル1位連続獲得年数」の歴代1位記録を本年度も更新した。また、「年間シングルミリオンセールス連続達成年数」が7年連続となり、全アーティスト歴代1位であるB'zの7年連続(1991〜97年度)に並ぶ歴代1位タイ記録を達成。

 乃木坂46は「インフルエンサー」「逃げ水」で今年初めて100万枚の壁を突破し、最新曲「いつかできるから今日できる」も含めた3曲が5〜7位にランク。写真集の売上で大きな話題を巻き起こした彼女たちだが、音楽の面でも大きな飛躍を見せた1年となった。そして、欅坂46もこの1年で発表した2作品「不協和音」(8位)「風に吹かれても」(9位)を送り込むなど2年目ルーキーとは思えない急成長を遂げている。デビュー曲「サイレントマジョリティー」も年間100位圏内にランクインし、ロングセラー化も人気の裾野の拡大を物語っている。

 一方、ソロアーティストの最高順位は、いまや歌に演技にCMにと大忙しの星野源。「恋」ダンスで飛躍を遂げた2016年の勢いそのままに「Family Song」が23万枚(期間内)を超え、年間26位を獲得。個性豊かな歌詞とメロディがすっかり市民権を得た印象を受ける。


■安室奈美恵のアルバムが177万枚突破、ソロアーティスト年間1位は11年ぶり

 アルバムでは2作のミリオンヒットが生まれた。安室奈美恵の『Finally』とSMAPの『SMAP 25 YEARS』のベストアルバムだ。

 安室奈美恵の『Finally』は177.8万枚(期間内)を売り上げ、安室にとっても初の年間アルバムランキング1位。ソロアーティストによる年間アルバム1位獲得は、2006年の平井堅『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection ’95-‘05 “歌バカ”』以来11年ぶり。また、ソロアーティストによるアルバム年間売上ミリオン突破は、2008年に自身が『BEST FICTION』で記録した144.7万枚以来9年ぶりとなった。

 2018年9月で活動を終えることを発表した安室と、昨年末で新たな道を歩み始めたSMAP。ともに時代を築いたビッグアーティストの“集大成”的作品に人気が集まった。デジタル化が進む今も、生活の一部となっていたアーティストの音源はパッケージとして残しておきたいというユーザーの“本音”を垣間見た結果にも思える。

 なお、2016年11月9日からスタートしたデジタルアルバムランキングが、初の年間ランキング発表となった。結果は、『Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving 25』『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』とミスチルの2作が1・2フィニッシュ。合計約32万DLを弾き出し、改めてその根強い人気を示した。 

(文/田井裕規)

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