卒業直前! ラストアイドルとして走り続けてきた長月翠・アイドルとして最後のインタビュー!「芸能界引退は撤回! もちろんグラビアも続けます!」

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ラストアイドル結成から、グループの中心メンバーとして活躍した長月翠が、今週末(2021年7月25日)に卒業ライブを行う。

そんな彼女に「卒業について」を聞いた。赤裸々に語ってくれた"長月翠・21歳。職業アイドル"。アイドル時代最後のインタビューをここに。

■私は、阿部菜々実と心中するつもりでやってきた

――卒業を発表されたのは5月31日。2ヶ月前です。どんなお気持ちでした?

長月 ファンの方がどう思うかってことが一番不安でした。卒業は前向きな気持ちで選んだ部分が多かったんですけど、正直、みなさんに恩返しもできていないし、発表から2ヶ月後に卒業っていう、短い時間しかなかったから。納得してもらえるか。そこが不安でしたね。

――最初に卒業について考えたのっていつ頃ですか?

長月 それはもう最初からですよ(笑)。デビューしたてのころから頭をよぎってました。それまで地下アイドルとして活動していて、「メジャーなアイドルで勝負したい」って思っていて。で、ラストアイドルとしての活動がはじまった時はうれしかったです。でも、ラストアイドルは「バトルするアイドル」で。その戦いが自分が憧れていたAKB48さんや、乃木坂46さんみたいなアイドルグループとは違ったから、そこでまず「思っていた夢と違う!」みたいになりました。「勝ち残らないと歌えない。そこに立てない」っていうシステムがつらくて。そのときにすでに「辞めたい」って思ってました。

でもそこからは、活動しているうちに『このグループで売れたい!』って思えたり、「やっぱりダメだ」ってなったり。そんな感じで、節目節目で卒業のことは何度も考えてきました。

――でもそのたびに、「もっと続けたい」って気持ちが出てきて活動してきた、と。でも、夢を追う人って毎日そういう葛藤と戦って前に進んでいくものじゃないですか?

長月 そうだと思います。でも今回はちょっと違って。それまでは「バトルしたくない」とか「この企画に納得がいかない」とか、自分が嫌だと感じたうえでの「辞めたい」だった気がするんです。でも今回は一線引いてラストアイドルを見て、「自分の役目は終わった」って思ったんです。

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――自分の役目、ですか。

長月 私は、ラストアイドルがはじまったときから、いろんな意味で爆弾になってしまうというか、目立ってしまうことが多かったと思うんです。

――たしかに。バトルで負けてラストアイドルから去って。そこからシュークリームロケッツというユニットを結成。その後、まさかのラストアイドルに復活。2組のユニットの兼任になりました。

さらに、プロデューサーバトル(ラストアイドル内ユニットの5組それぞれにプロデューサーが付いての全面バトル。優勝したユニットがCDの表題曲を歌えるという企画)では、まさかのシュークリームロケッツが優勝。結果、「ラストアイドル」でデビューした7人のユニットは「LaLuce(ラルーチェ)」という名前にになりました。自分も兼任する始まりのグループから「ラストアイドル」の名前を奪ってしまうという。

長月 そう、あのときは本当にキツかったです。初期はとくに要所要所で、私がきっかけで事件が起こることが多くて。でも、今思えば、それでよかったし、私があのときに苦しんだことは、すべてラストアイドルのためになっていると思うんです。

ずっと私は"強い人間"として立っていなければいけなかったし、「本当の自分はこうじゃないよな」と思いながらも、「弱いところは見せないようにしよう」と思ってました。いろんな失敗とか炎上とかもあって、それで今のラストアイドルも、私自身も出来上がってきたと思うので。まぁ、そのおかげでかなり強くなったとは思うんですけど(笑)。

――そうですね。長月さんはラストアイドルの中でも"特攻隊長"というか。

長月 そう!(笑)。なんかいろんなことを察知して、「この状況だったら、これをしなくちゃ」ってわかるから、自分から進んで気を回してしまうし、前に出たりもしてきたし。空気を読みすぎちゃうんですよ。

――そうやって活動してきて。本当にラストアイドルの中心メンバーとしてやってきたじゃないですか。で、どういうタイミングで「自分の役目は終わった」と思ったんですか?

長月 うーん。いろんな理由があるんですけど。まず大きいのは、阿部菜々実の存在で。私は、ありがたいことに「ラストアイドルの人気ナンバー1」って言っていただくこともあったけど、1回もシングルでセンターに立てなかったし、センターである阿部にずっとコンプレックスを持っていました。生まれ持っての才能というか、絶対に阿部菜々実には勝てないと思っていて。だけど、阿部に対しての悔しさとか羨ましさがあったのと、「この子すごい!」っていうふうに認めていたからこそ、「私は阿部の隣で支えよう。ついて行こう」って思えたんですよ。阿部がいなかったら、4年間続けていけなかった。「自分は、AKB48さんの高橋みなみさんと前田敦子さんのような関係性で阿部を支えよう」って思って。

――以前、週プレNEWSのインタビューでも、その高橋みなみ&前田敦子の関係性、の話をしてくれましたね。

長月 はい。だから今回、阿部菜々実がセンターじゃなくなったことは私には大きくて。阿部自身もセンターから外れて、どこかホッとしたところがあったり、楽しそうにしているから。「本当に今までいろんなものを背負ってきたんだな。お疲れ様」って気持ちになったんです。私は、阿部菜々実と心中するつもりでやってきたし。だから阿部菜々実がセンターを外れたっていうのは、このグループが変化するタイミングなんだって感じたんです。

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――新センターになったのは、西村(歩乃果)さんです。西村さんについては、どう思われてます?

長月 私たち、ある意味似てると思うんですよ。彼女も私と同じように空気を読んじゃうタイプで、求められていることがわかるから。だから、「この現場はほのぴーがいるから任せよう」「今日は、今は自分が動いた方がいいな」みたいにお互いがお互いを見て、お互い遠慮しあってるところがあると思うんです。......西村本人とそういう話はしたことないんですけどね。楽曲に関しては阿部が柱。バラエティーの現場では、西村だと思っているので。

あと、大森莉緒の成長がすごいなって。舞台『球詠』(ラストアイドルメンバーでおこなった女子野球を題材にした舞台。6月24日〜6月30日まで公演)で、おーりお(大森莉緒)は主演のピッチャーで、私はキャッチャーをやらせていただいたんですけど。そのときの勢いがすごくて。まかせられるって思った部分もあります。

――年下メンバーの成長は、たしかにすごいと思います。

長月 あと、シューロケのふたり、松本(ももな)と小澤(愛実)の成長も感じました。私は、あのふたりのお姉ちゃんのつもりだったから。「私は、もう家を出てもいいかな」って思いました。「役目は終えた」って。そう感じた人間がいつまでも立ってはいけない場所だと思うから。だって、私の立たせてもらっている場所は、2期生の子たちからしたら、絶対に立ちたい場所じゃないですか。だから空けるべきだって。

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■ラストアイドルは私の青春であり、私のすべてでした

――そして、卒業発表後の会見で「卒業後はいろんなことをしたい」「美容サロンをしたい」「芸能界引退が一番近いかもしれない」とコメントされていました。

長月 そうですね。いろいろなことをしたくて卒業をしたい、と思った部分も大きくて。美容サロンの経営をしてみたいし、自分のブランドも持ってみたい。あと、留学もしたいなって。そういう新たな夢がたくさんあったんですよ。

最初は芸能界を辞めて、留学とか移住しようと思ったんです。でも『球詠』のお話をいただいて、いざ舞台をやってみたら、すごく新鮮で。自分が演じるキャラクターを稽古をするたびに作り上げていくっていうか、近づけていく作業がすごく楽しくて。芸能界引退は撤回しました。天職を見つけたような気になりました。そういう意味でも『球詠』は本当に大きかったです。おーりおと一緒にできたことは特に。「このグループ、おーりおに任せてもいい」って思えました。次世代エースだって。正直、あの子はすごく心が綺麗な子だから。ひとりひとりにむけて愛情があるんです。だから、大人の言うことばかりを気にしないで、まっすぐに進んでほしいです。自分が「輝きたい!」って気持ちだけで突っ走っていってほしいなって思います。

――他のメンバーに伝えたいことはありますか?

長月 阿部には、直接本人にも言ってるんですけど。「自由に生きてください」って伝えたいです。

――自由に、ですか。

長月 ラストアイドルは誰がセンターになったとしても、結局は阿部菜々実のグループなんですよ。ラストアイドルに関わる人はみんな阿部菜々実について行くつもりだから。好きな様に好きなアイドルグループを目指して欲しいって伝えてます。「間島(和奏)もそう思ってるから」って言っちゃってます。実際、間島とはそんな話したことないですけど(笑)。阿部菜々実が真ん中に大黒柱として居るからこそ、今まで間島や西村がセンターをできてたと思うんで。だから、軸の阿部菜々実は自由に行って欲しいなって思います。

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――なるほど。ちなみにラストアイドルを卒業したあと、グラビアの方はどうされるんですか?

長月 もちろん、グラビアやりたいです。グラビアは好きなことだし、武器のひとつだと思っているんで。歌もそうですけど、そこはさらに探求していきたいです!

――週プレ的には、そこは本当にありがたいです! 末長くお願いします。さて、長月翠・卒業コンサートが始まります。最後、どういう気持ちで見て欲しいですか? メッセージを!

長月 ラストアイドルは私の青春であり、私のすべてでした。今の長月翠という人間形成をしてくれた場所。本当に神様の贈り物みたいな場所でした。ここまで私の言動に振りまわされたみなさん。それでも応援してくれたみなさんひとりひとりに感謝の気持ちを込めて、最後まで歌いたいと思います。最後まで"アイドル・長月翠"を見ていてください! ......でも全然、恩返しはできていないので、今後芸能界に残って、できる限り体を張って恩返しをしていきます!

――長月さんには以前、「自分に影響を与えた、憧れのアイドル」について語っていただきました。自分の理想としていたアイドルになれましたか?

長月 なれませんでした。私は、板野友美さんにも、深川麻衣さんにもなれませんでした。でも背中は追えたので、よかったと思ってます。理想のアイドルにはなれなかった。だから最後のライブは、大好きなファンのみなさんに応援されて育った"長月翠"そのままでいきます。長月翠は幸せでした。ありがとうございました。

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■長月 翠(NAGATSUKI MIDORI)
2000年5月17日生まれ、愛媛県出身。身長151p 血液型=O型 nickname=みーたん 
○秋元康が総合プロデューサーを務めるラストアイドルの人気No.1エース。今月7月25日に卒業ライブを行う。詳細は公式サイトでチェック。
https://lastidol.com/news/1039
公式Instagram【@miffy00517】
★ラストアイドル長月翠ファースト写真集『意外性』(集英社)が発売中
写真集公式Twitter【@midori_first】

取材・文/篠本634(short cut)撮影/細居幸次郎

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