元『ZIP!』リポーターの團 遥香が語る初グラビアの記憶(前編)「グラビア誌は見ていましたし、写真集の紹介もしていたので、水着に抵抗はなかったです」

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『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いをつづる連載シリーズ『初グラビア物語〜My First Gravure Story〜』。

今回は女優・タレントの團 遥香(だん・はるか)さんが登場。彼女は『週刊プレイボーイ2020年16号(4月20日号)』で初登場、人生初となる水着グラビアを披露。『真珠のお嬢様』のタイトル通り、全身からあふれる気品とバランスのとれた美しい肢体が大きな話題を呼びました。

ご一族が日本を代表する実業家、芸術家、政治家であるという名家に生まれ、高校2年生から芸能活動を開始。女優として活動する一方、大学2年の時から朝の情報バラエティ番組『ZIP!』に7年間にわたって出演。

現在は芸能活動以外に、ファッションブランドのディレクションを務めるなど幅広く活動しています。彼女のデビューのきっかけから、初グラビアを決意するまでの経緯について聞いてみました。

*今回から本サイト『週プレNEWS』で、全文が読めるようになりました

『週刊プレイボーイ2020年16号(4月20日号)』より(撮影/熊谷貫)

――團さんは芸能界きっての名家のお嬢様として知られています。高祖父(ひいひいおじいさま)が三井財閥の総裁であった団琢磨氏、祖父が童謡「ぞうさん」などで知られる音楽家の團伊玖磨(いくま)氏など、ウィキペディアに載っている家系図を見ると実業家、政治家、芸術家がズラリ。じつに華麗なるご一族です。ご自身はいつ頃、そのすごさを認識されたんですか?

團 小学校に入った頃ですね。自宅には明らかに偉いとわかるような方が来られたり、パーティをやるとテレビで見かける俳優さんがいらっしゃったりしてましたから。そこで私の家は普通と違うんだとわかりました。

――團さんのお友だちは、ご一族のことを知っていたんですか?

團 はい。自分からは何も言いませんでしたけど、歴史や音楽の教科書に、ひいひいおじいちゃんやおじいちゃんが出てきますし。いまでこそ誇らしいけど、当時は本当に恥ずかしくて。授業を避けて学校を休んだこともあるくらいです。それに私自身、お嬢様キャラではないので、そう思われるのがイヤでした。

――そうなんですか?

團 小さい頃は自然が大好きで海や山で遊んだり、虫を追いかけたりする子供でした。姉がいるんですが、父は息子が欲しかったらしく私を男のコのように育てたんです。海に行ったときには一人で離島にいても生きていけるようにと、魚を獲ったりさばく方法なども教えられました。

――その一方で、たしなみとして習い事も多々されたんじゃないですか?

團 しましたね。でも嫌いなものも多くて。特にピアノは親を困らせました。おじいちゃんが音楽家だから弾けて当然だと思われましたけど、私はまるでダメ。いつも鍵盤の上で眠ってました(笑)。

モノ作り自体は好きで、特に美術系は得意。将来はデザインや洋服のお仕事に就きたいと思っていました。

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――そんな團さんが芸能界に入ったのは一体、どんな経緯で?

團 高校生の頃、渋谷・109の前でスカウトされました。いただいた名刺にドラマで見ていた相武紗季さんと、お母さんの好きな一色紗英さんのお名前があったので、事務所の方とお会いして入所を決めました。

――女優のお仕事をやってみたかったとか?

團 映画が好きだったので、興味はありました。でも、正直に言うとそれだけではなくて。当時、梨花さんや押切もえさんらがプロデュースするカフェやブランドが話題だったんです。自分も芸能界に入って有名になれば、やりたかったモノ作りの仕事に関われるかもしれないと思ったんです。

――どちらかというと好奇心や冒険心に駆り立てられたんですね。

團 そうです。ただ、事務所のレッスンに行ったら、生半可な気持ちでやれる世界じゃないと実感しました。そこには同じ年頃の女のコが大勢いて、しかも全員が可愛く、ダンスやお芝居などすべてがハイレベルだったんです。本当にびっくりしました。

――それでテンションが下がったりは......。

團 いえいえ。私は負けん気が強いんです(笑)。なのでレッスンはもちろん、自宅でも発声をはじめさまざまな稽古を重ねていって。すると次第に褒められるようになり、ますます精進するようになっていきましたね。

――学校では勉強でも絵でも「團家のお嬢さんだからできるはず」と見られる機会が多かったのではないかと思います。それだけにレッスンで團遥香という一人の若手女優として評価されるのは、さぞかしやり甲斐があったのでは?

團 かなりありましたね。それまでずっと團家を背負ってる意識がありましたから。一方で、小さい頃からお父さんに「最後に頼れるのは自分だけ。だから力をつけなさい」と言われていて。自分磨きには余念がなかったんです。だからこの世界なら自分を高められる、もっと認められたいという思いが高まっていきました。

――そうした努力の甲斐もあり、次第にドラマや舞台、CMなどに出演するようになります。

團 最初はどこの現場へ行っても大人ばかりだし、学校とまるで異なる環境に馴染めませんでした。高熱を出して倒れそうになったこともあります。ただそれでもひとつ、またひとつと仕事をするうちたくさんの方々と作品を作り上げる楽しさを覚えていきました。

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――そして大学2年生の時、朝の情報バラエティ番組『ZIP!』にリポーターとして出演します。

團 オーディションを受け、お仕事させていただくことになりました。でも当初は不安しかなかったです。もともと私は人見知りがひどく、実は人と会話するのが苦手で。それはドラマなどを経験した後も克服できず、情報番組で役割を果たせるのかなと思ったんです。

特にエンタメコーナーでインタビューを担当することになった時はどうなることかって。そこで友達を通じ、初対面の方々とひたすらお会いして、会話のトレーニングを重ねに重ねていました。すると次第に、会話することが"楽しい"に変わっていきました。

――じつは相当努力されたんですね。團さんのインタビューコーナーは大好評でしたよね。ご出演されていた7年間を通じ、最終的にどのくらいの方にお会いしたんですか?

團 1000人は超えていますね。

――そんなに!

團 おかげ様で『ZIP!』は、私の中で大きな転機となりました。衣装の着方、話し方などあらゆる所作を学ばせてもらいましたし、長きにわたり"『ZIP!』のだんちゃん"として大勢の方に私を知っていただくことにもなりました。

そもそも人見知りだった私が物おじすることなく人と接するようになれたのは、この番組に出演させていただいたおかげだと思います。

――2020年3月に『ZIP!』を卒業。その直後、『週刊プレイボーイ2020年16号(4月20日号)』で人生初となるグラビアを披露することになりますが、これはどういうきっかけで?

團 『ZIP!』が終わることで、今までやったことのないジャンルに挑戦したいと思ったんです。それまでドラマ、舞台、バラエティ、映画といろいろなお仕事をさせていただきましたけど、グラビアは未経験。お話をいただき、是非やってみたいと思ったんです。

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――水着になることに抵抗はありませんでした?

團 なかったですね。『ZIP!』の頃、女のコの情報を得るためにグラビア雑誌をよく見ていましたし、番組内で水着写真集の紹介もしていたんです。見る度に「可愛い!」って思っていましたから。

ただ、ひとつだけ、その時点で26歳だったので、一瞬、大丈夫かなと思いましたけど、よく考えてみれば私より年上でグラビアをやられている方はたくさんいますから。そこは表現次第なのかなって。

――とても前のめりだったんですね。週プレ編集部に顔見せに行った時の心境はいかがでした?

團 正直に言うと、グラビアの編集者って、どんな方か想像もつかなかったのでちょっと不安はありました。でもお会いしたら丁寧な方ですごくホッとしましたね。

覚えているのはお話した内容です。お仕事のこと、プライベートのことなど私自身について聞いてくださって。じつは露出のことなど聞かれるかなと思ってドキドキしていたんです。でもそんなお話はなく「いい写真が撮れると思いますよ」って。すごく紳士的で、それも安心しました。その後、撮影してくださるカメラマン・熊谷(貫)さんの事務所へも行きましたね。

――カメラマンさんのところへ? かなり気合入っていますね。

團 やる以上は、準備できることはすべてやっておきたかったんですよ。その時もご飯は何が好き?とかごく普通のお話で私を理解しようとしてくれて。すごく安心しましたね。私も撮影までに体を万全の状態に仕上げようと強く思いました。

★元『ZIP!』リポーターの團 遥香が語る初グラビアの記憶(後編)「グラビアを通じて"だんちゃん"って親しみを込めて呼んでくれる人が増えたのが嬉しいんです」

●團 遥香(だん・はるか) 
1993年6月2日生まれ、東京都出身。大学2年生(19歳)の頃から、『ZIP!』のリポーターとして7年にわたってレギュラー出演。"だんちゃん"の愛称で親しまれた。現在は公式YouTubeチャンネル『DAN VLOG團遥香』で日常を配信している。
公式Instagram【@haruka_dan_official】

取材・文/大野智己、撮影/山上徳幸

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