ファースト写真集が話題のゆるめるモ!・あのが語ったデビュー当時の話「5年前に加入した日と写真集の撮影日が偶然にも同じだったんです」

ファースト写真集が話題のゆるめるモ!・あのが語ったデビュー当時の話「5年前に加入した日と写真集の撮影日が偶然にも同じだったんです」

3月17日より行われた「『ANOther』刊行記念パネル展in週プレ酒場」のオープニングイベントとしてトークショーが開催された


ニューウェイヴガールズグループ・ゆるめるモ!のあのちゃんが3月に発売したファースト写真集『ANOther』。ふたりの人気写真家による撮影やダブルA面仕様などでも話題を呼び、発売後に即重版となった。

そんな『ANOther』の完全未掲載カットで構成されたデジタル写真集『ANOther【指宿編】』(撮影/川島小鳥)『ANOther【カンボジア編】』(撮影/松岡一哲)が本日4月12日(金)に、2冊同時リリースされた。

さらに、4月14日(日)には青山ブックセンターで、あのちゃん、川島小鳥さん、松岡一哲さんによるトークショー『あの×川島小鳥×松岡一哲トークイベント』も開催される。

それを記念して、3月17日に「あのファースト写真集『ANOther』刊行記念パネル展in週プレ酒場」のオープニングイベントとして開催されたトークショーの様子をお届けする。

トークショーでは、「写真集についての話」はもちろん、「ゆるめるモ!に加入した経緯」まで語ってくれた。

 * * *

――まずは、写真集『ANOther』の話からお伺いしたいのですが、話が来たときの感想はいかがでした?

あの あんまり現実感がなかったです。ありがたいなぁと思いつつも話が来るだけじゃなにも分からないし、進まなきゃ意味ないから。

――どんな写真集にしたいかというイメージはありましたか?

あの 最初は、あんまり考えていなかったんですけど、スタッフの人たちと話していく過程で、なんかこういうの作りたいなって考え始めましたね。

――今回は、川島小鳥さんと松岡一哲さんというふたりの写真家が写真を撮られていますが、それぞれの印象は?

あの 小鳥さんは想像していた通りというか、ふわふわした感じで優しそうというか、おっとりしてて、お互い一緒にいても宙に浮いてるような感じ。でも、どこか芯があるというか、一貫してて地に足がついてるからなんか不思議な感じでした。

一哲さんは、見た目的に怖い人だと思っていたんです。なんか、もさもさ、ジグザグみたいな。夜に見かけたら怖い感じ。でも、実際はすごい優しかったです。

ぼくって気持ちの浮き沈みが激しいんですけど、そういうのもすごい優しく受け入れてくれて。ずっとニコニコしながら「きれいだ」って言ってくれるんですよ。恥ずかしくなって、途中から「もうやめてください」って言っちゃいました。

――写真集のロケ場所は、指宿(いぶすき)とカンボジアですよね。カンボジアは、あのちゃんが以前から行きたかったとのことですが、実際に行ってみて、行く前と違う印象を持ったところはありましたか?

あの ぼくの中でカンボジアは茶色ってイメージだったんですけど、オレンジに変わったぐらい(笑)。雰囲気とかもっと茶色だと思ってたらオレンジだったみたいな。

――面白い表現ですね(笑)ちなみにあのちゃんって好き嫌いが多いイメージだったんですけど、カンボジアの食べものとかって食べれたんですか?

あの ぜんぜん食べれなかったです。カンボジアの食べ物が口に合わなくて。キャリーケースにいっぱい入れていった日本のカップラーメンとかお菓子とかをホテルでひとりで食べてた。

――え、スタッフたちが、お店で食べてる時にってことですよね? それめっちゃ悲しいじゃないですか......。

あの あ、でも、日本料理屋さんには、結構行きました。どこもうまかったんですけど、特に日本人がやってるラーメン屋さんがあって、日本よりうまい。そこらへんにあるチェーン店とかよりぜんぜん。下手したら日本のどのラーメン店よりも。

――え〜、嘘でしょ!(笑) でも意外な発見ですね。話は変わりますが、3月6日にツイッターで8月31日のことを、呟いてたじゃないですか。そこに、書いてあったのが、5年前の8月31日に加入が決まって、小鳥さんの撮影日も8月31日だったっていう。その、5年前に加入した時の話を詳しく聞いてもいいですか? 

あの ゆるめるモ!さんからいっぱい来たんです。「グループに入らないか?」っていうメールが。でも、「まぁ無理だから、家から出るつもりないし」って何週間もシカトしてたんですよね。

――一応、あのちゃんからゆるめるモ!のオーディションにDMを送ったんですよね? なのにその頃には無理になっちゃった、と。

あの で、シカトしてたんですけど、ある日に阿佐ヶ谷ロフト(ライブハウス)でライブがあるからライブ見るだけでも来てくださいってメールが来たんです。じゃあ、ライブだけは見てみようかな、喋んなくていいしって思って行くことにしたんです。

それで、電車に乗ってひとりで阿佐ヶ谷ロフトに向かったんですけど......。ぼく、東京は原宿しか知らないから原宿で降りちゃったんですよね。

――阿佐ヶ谷に向かうはずなのに?

あの そうそう。しかも、夏休みっていうこともあって、うさん臭いスカウトとかが多いから怖くて嫌だぁってなってたんですけど、たまたま知ってる雑誌に声かけてもらって、写真とか撮ってもらいました。

――え、阿佐ヶ谷に行くはずなんですよね?

あの それで、もう、時間ないよぉぉおって、急いで他の電車に乗ったんですけど、阿佐ヶ谷にまだ着かなくて。

――まだ着かないんですか?(笑)

あの なんか違うとこで、また降りちゃって......。それから、別の電車に乗り換えたりして、何時間もかけて行ったんです。

それで、やっと阿佐ヶ谷ロフトについたら、ドアの前にメンバーがいて「入る?」って言って案内してくれたんです。中には、プロデューサーの田家(大知)さんとかもいたんですけど、挨拶もしないで、ずっと下むいて後ろのほうでライブ見てました。

そのとき、ゆるめるモ!のメンバーが楽器をやってたんですけど、それが「あ、これでいいんだ」っていうレベルで(笑)。

――待って! 今ディスった!?

あの ディスってないです(笑) でも本当にひどかったんですよ。リコーダーをふーふーしてるだけとか、何してるかわからない感じ。このクオリティでいいんだ......。でも、未完成具合が、けっこうウケるなって。

もっと流行りのアイドル的なものを想像してたから、驚いたというか......。逆に、こういうものでも何かをするということができると輝けるんだなって思いました。

――それで、入りたいと思ったわけですね。

あの はい。ライブが終わった後に、また「加入しないか?」って声をかけてもらったんです。

「ぼく、学校行ってないんですけど」って言ったら「そういう人大歓迎だよ、入っちゃいな」って言われて。それで、「一回やってみます」って言って加入が決まりました。

そこから、5年経った8月31日の同じ日に小鳥さんに撮影をしてもらったんですよ。ただの偶然なんですけど、特別な日が同じ日っていうのはなんか、感慨深いなって思ってツイートしただけです。

――でも今思うと、引きこもりだったあのちゃんが、本当によくライブハウスに行きましたね。

あの それ以外が、怖すぎて。学校だとか、社会だとかすべてが怖かったから、逆にもう行っちゃおうみたいな。実際はライブも、なかなか行けなくて、ほんと夏休み最後の31日に行ったんです。タイミングというか運が良かったなと思いました。

――ドラマティックですね。最後に、今の自分があのときのあのちゃんに声をかけるとしたら。

あの 「その部屋を絶対に出ろ!」と、声をかけたいです。

●あの
9月4日生まれ 血液型=A型
○ニューウェーヴガールズグループ「ゆるめるモ!」の水色担当。モデル、女優としても活動し、公開中の映画『血まみれスケバンチェーンソーRED』(配給:プレシディオ)には碧井ネロ役で出演。公式Twitter【@aNo2mass】公式Instagram【@a_n_o2mass】

聞き手/篠本634(shortcut) 撮影/鈴木大喜

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