「YATSUI FESTIVAL!」直前対談! やついいちろう×眉村ちあき(弾き語りトラックメイカーアイドル)「とにかくお客さんの膝を砕け散らせたいです!」

「YATSUI FESTIVAL!」直前対談! やついいちろう×眉村ちあき(弾き語りトラックメイカーアイドル)「とにかくお客さんの膝を砕け散らせたいです!」

「YATSUI FESTIVAL!」を主催するやついいちろう(右)と、出演者である弾き語りトラックメイカーアイドル・眉村ちあき

今年で8回目となる「YATSUI FESTIVAL!」。主催のエレキコミックやついいちろうが聞き手となり、出演者の中でも特に注目する"天才シンガー・ソングライター"を直撃!

『ゴッドタン』(テレビ東京系)で披露した即興ソングが話題となり、その自由奔放なキャラクターとハイレベルな歌唱力で一躍、各方面からの注目度が急上昇している眉村(まゆむら)ちあき。

彼女の奇想天外な発想の源には何があるのか? やついが心理カウンセラーさながらに分析する!

■海外も意識してる

やつい すごい勢いですね。

眉村 いや、もっと勢いつけたいです。ソロとしてしっかり活動するようになってからもう2年くらいたつんで。

やつい まだ2年じゃなく?

眉村 はい。もう2年。

やつい 上昇志向が半端ないですね。トイズファクトリーですもんね、今や。

眉村 本当に「やったー」って感じですよ! Mr.Children(以下、ミスチル)さんのライブも見に行かせてもらいましたけど、演出が圧倒的すぎて私は頭を抱えていました(笑)。

やつい 日本で一番お金を使えるミュージシャンですから。

眉村 私、計算したんですよ。キャパを考えたら、チケット代だけで数億円は儲かりますよね。私は2000人のお客さんを集めるのに苦労してるけど、ミスチルさんはこれを一日で売り切るんだって思ったら、「もう絶対ここまでこよう」って。

やつい 目標はミスチルだと。

眉村 はい。早くなりたい。2000人規模の会場がなんだか狭く感じちゃって。たまに襲われるんですよね、「急がなきゃ、急がなきゃ」って気持ちに。

やつい 2000人埋められるってだけで相当成功してると思いますけどね。

眉村 そうなんですかね。なんかあんまりわからないです。

やつい 最近はどんな曲を作っているんですか?

眉村 音数を少なくしてトラックを作るのにハマってます。音数が少ないと歌がほんとに肝になるので、それがおもしろくて。海外ウケもよさそうだし。

やつい 海外も意識してる?

眉村 もちろんドームツアーやアリーナツアーができるようにJ−POPの王道曲も作りたいし、私らしいぶっ飛んだ自由な曲も作り続けたいです。でも、これまでは自由と王道の2面でやっていこうって思ってたけど、これからはもう1面作りたいなって。それが海外向けの曲です。 

やつい 例えば、どんな曲?

眉村 最近、海外向けに作ったのは『おばあちゃんがサイドスロー』って曲です。

やつい めちゃめちゃ日本向けな気がしますけど。

眉村 すっごく音数を減らして、ベースとドラムだけのおもしろいサウンドなんですよ。なんとなく海外向けな感じです。

■ミュージシャンって気持ちはあまりない

やつい 眉村さんのその上昇志向ってなんなんですかね。

眉村 「早く駆け上がりたい」「めっちゃ売れてえ」って思う。

やつい なんでそんなに焦ってるんですか?

眉村 わかんないです。なんか「早く見たい、その景色を」っていう気持ちが強くて。

やつい 今はほら、いろんなことが実現しそうだから。目の前に食べられそうなお菓子があったら食べたくなりますもんね。

眉村 わかる!

やつい 犬とかも目の前にエサあるとすごい興奮しますから。その状態なんじゃないですか、今。

眉村 私は犬かもしれない。

やつい 一番の欲望って何?

眉村 うーん。とにかくたくさんの人に見てもらいたいってことですかね。お客さんをズッコケさせたいし、膝を砕け散らせたいです!

やつい 期待を裏切りたいと?

眉村 そうです。例えば、「めちゃくちゃ王道な曲を作りました。聴いてください」って言って、「ブヒブヒブヒー」みたいな曲が流れたら、「全然王道じゃねえ」ってなるじゃないですか。「なんじゃ、こりゃ」って。世界中の人、そうだな3億人くらいかな、それくらい多くの人たちの膝を砕け散らせたいって思ってます。

やつい お話を聞いてると、眉村さんって「こういう曲をやりたい」という音楽発信じゃなくて、歌った後のお客さんの反応を見るために歌ってるんですよね?

眉村 あ〜、そうかも。今、すごいハッとしました。ミュージシャンっていう気持ちはあんまりないのかもしれないです。自分が歌ったことで、どんな現象が起きるか、その反応を見るのが好きなんですよ、たぶん。

やつい どれだけ社会に向けて自分がインパクトを与えられるか、みたいなことですよね。

眉村 だって私、お札(の肖像画に)になりたいですもん。

やつい ほら、独特でしょ(笑)。

■ボッて火をつけてみんながワーってなるのを見たい

やつい さっきもミスチルの話が出たけど、曲にはまったく触れないじゃないですか。

眉村 うん。なんかでっかいことをしたいって気持ちが大きいから、でっかいことをしてる人はどんな音楽をやってるんだろうって考えるのかもしれないです。それで結局、いい曲を作ってるから、やっぱりでっかいことができるんだなって。

やつい 先に音楽がないですもんね。でも、「どういうのを作ってるんだろう。あ、なるほど。こうやるのか」って理解した上でいざ曲を作ってみたら、オリジナリティがあふれちゃったみたいな感じですよね、毎回。すごい才能だと思いますよ。

眉村 すごい分析能力。心理カウンセラーみたいですね。

やつい ただの芸人です(笑)。

眉村 ミスチルさんに対してはでっかいことをしていてすごいなあっていう感覚です。

やつい お金を稼ぎたいとかではないですよね、眉村さんは。

眉村 そう。だから例えば、月でライブするとかもすてきだなって思う。私はたぶん、ボッて火をつけて、みんながワーってなってるのを見たいのかも。そのために音楽を作ってるのかな。

やつい いたずらとかドッキリとか好きそうですもんね。

眉村 なんかそれこそ、お客さんが驚いている反応を見るのが好きなんですよね。だから情報解禁とか好きです。いたずらといえば、ライブ会場に落とし穴とか、入り口の足元にテープを張っておくとか、いつかやってみたいですね。

やつい それは大事故になるからやらないでね。眉村さんはお客さんをビックリさせたいっていうことがよくわかりました。

眉村 そうですね。私、最終的にはマイケル・ジャクソンみたいになりたいですから!

★明日(6月14日)は、崎山蒼志さんとの対談を配信します

●やついいちろう
1974年11月15日生まれ、三重県出身。お笑いコンビ・エレキコミックのネタ作り・演出・ボケ担当。音楽業界にも精通し、「DJやついいちろう」としても精力的に活動中

●眉村(まゆむら)ちあき
1996年9月12日生まれ、東京都出身。弾き語りトラックメイカーアイドル兼(株)会社じゃないもん代表取締役社長兼カリスマ。趣味ゴミ拾い。目標はビルボード全米1位

■『YATSUI FESTIVAL! 2019』
6月15日(土)・16(日)
今年で8回目となる、エレキコミックやついいちろう主催の「YATSUI FESTIVAL!」。渋谷エリア13会場が連動する都市型周遊フェスで、一日の出演者数は日本最大級。音楽・お笑い・アイドル・文化人がボーダーレスに交わり合う唯一無二のエンターテインメントだ!

撮影/山上徳幸

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