12トンダンプで土砂を運ぶトラガール・古澤未来「こういう業界にいるんでキツそうに見られるけど、じつは乙女なんです(笑)」

12トンダンプで土砂を運ぶトラガール・古澤未来「こういう業界にいるんでキツそうに見られるけど、じつは乙女なんです(笑)」

モデル活動もする異色の女性のトラックドライバー・古澤未来さん


いま、日本全国で「トラガール」がアツい!

「トラガール」とは「女性のトラックドライバー」のこと。ネット通販の急増や、若者のクルマ離れなどでトラックドライバーの人材不足が深刻化する中、業界と国が尽力し、トラガール増えているのだ。
 
今回紹介する古澤未来(ふるさわ・みく)さんもそのひとり。普段は大型ダンプを運転し、土砂を配送しながら、なんとモデル活動もする異色のトラガールだ。

――そもそも、なぜトラックドライバーになったんですか?

古澤 実家が運送会社なんです。私、高校に6年間通ってて、卒業したのが22歳だったので(苦笑)、就職せず実家の手伝いをするようになりました。で、どうせならと、事務ではなくドライバーになりました。

――いまのお仕事の内容は?

古澤 普段は大型(12トン)のダンプに乗って、砂利や土などを運送しています。たまに8トン(ダンプ)の時もありますね。それ以外だとショベルカーやクレーン車、ユンボなんかも乗ります。

――建築現場って、朝早いでしょ?

古澤 だいたい朝は4時起き。30分で家を出ます。お化粧はクルマを温めてる間にささっと。髪は縛って、ヘルメット。私、モデルのお仕事もやるんですけど、この仕事の時はまったく面影はありません(笑)。

――大きなトラックから降りてきたのが女性で、しかも古澤さんのようなモデルもする美女だと、現場で、びっくりされません?

古澤 最初はされますね。ちやほやもされます(笑)。でも慣れてくると普通です。スライド(トラック同士が道ですれ違うこと)の時なんて、最初の頃は私を見ただけで、プッとクラクションを鳴らしてくれてたんですけど、いまは素通りされちゃう。

――この仕事のやり甲斐は?

古澤 女性でも頑張れば、稼げること。働き次第で男の人以上も可能です。だからやる気がでます。

――逆に女性として辛いことは?

古澤 トイレや更衣室ですね。現場にもよるけど、一緒のところが多いです。あと、どうしても日焼けしちゃうこと。日焼け止めをめっちゃ塗ってるんですけど、黒くなっちゃう。

――ちなみに古澤さんって見た目が華やかというか派手ですよね。えー、こう言ったらなんですが、ひょっとして元ヤンキー?

古澤 あはははは! わかります? 中学校の頃から茶髪に長いセーラー服着てブイブイ言わせてました。高校の時も単車の免許とって、改造したバイクに乗ったり。ケンカもよくしました(笑)。ダンプの仕事をするようになってからはすっかり丸くなりました。

――ってことは、好きな男性は男っぽいタイプ? 

古澤 小さい頃から男臭い人に囲まれてたので、漢気(おとこぎ)系の人が好きですね。付き合った人は、全員パンチパーマでした。20歳過ぎるとパンチを探すのが大変なんで、パンチにさせてました(笑)。あ、でもいまはサラリーマンで、優しいタイプもいいと思います。

――好きになったらどうなるんですか?

古澤 全力で尽くします。お弁当を作ったり、なんでもしてあげちゃう。普段はイヤがられるくらいベタベタするし。こういう業界にいるんでキツそうに見られるけど、じつは乙女なんです(笑)。

●古澤未来(ふるさわ・みく)
埼玉県出身。24歳で大型免許を取得し、ダンプドライバーに。読者モデル、タレントとしても活躍。「バチェラー・ジャパン シーズン3」(Amazon Prime Video)に出演

取材・文/大野智己 撮影/グレート・ザ・歌舞伎町

関連記事(外部サイト)