シンガーソングライター・藤田恵名が主演映画で"女殺し屋"に!「演技にのめり込み過ぎちゃって、ずっと殺し屋の目をしてました」

シンガーソングライター・藤田恵名が主演映画で"女殺し屋"に!「演技にのめり込み過ぎちゃって、ずっと殺し屋の目をしてました」

3作目の映画出演を果たした藤田

"いま一番脱げるシンガーソングライター"藤田恵名(ふじた・えな)の主演映画『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』が、10月11日より公開される。

藤田にとって映画3作目となる今作。彼女が演じるのは、極右的組織に育てられた女殺し屋・キカだ。顔面に日の丸を描いたキカが弁当箱で次々と不良を殺す、というバイオレンス作品。公開1週間で再生回数15万回を超え、話題となった藤田のミュージックビデオ(MV)『言えない事は歌の中』をもとに映画化された。

奇抜なビジュアルに加え、弁当箱で人を殺すという謎な設定......藤田がその魅力を語る。

――初めて映画の内容を聞いたとき、どう思いました?

藤田 「日の丸ルックスに弁当箱で人を殺すってどういうこと?」って。しかも「それで主演映画って嘘でしょ? ギャグかよ?」と思いつつ、自分自身が"脱げる歌手"なので、インパクト的には監督と通じるものを感じました。

――あのビジュアルは驚きますよね。

藤田 メイクに1時間半以上かかったんですけど、初めて鏡で自分の姿を見た時はショックもありましたね。でもだんだん愛着も湧いて、今となっては凄いことしてくれたなと。

アザ作ったり所々白い粘土が付いてたりグラビア活動に支障が出てましたけど、面白い体験でした。あと落とす場所を探すのも大変だったから、一度「家で落とします」って言って、あのメイクのままフードを被って帰ったときは恥ずかしかった(笑)。

――初出演・初主演作の『EVIL IDOL SONG』(2016年公開)も"歌で人を殺す"役でしたよね。

藤田 そうなんですよ。感謝もありつつ、何度人を殺させるんだろうって考えますよね。もう少し爽やかな作品も出たい(笑)。でもメジャーデビューの時からMVは奇抜だったし、歌ってる時やCDジャケットも基本的に睨んでることが多いので、半分諦めてますね。なるようになるか〜って。

――特殊な役でしたが、キカの印象は?

藤田 悪を罰する正義感に関して、すごく純粋で忠実で、殺せる強さを兼ね備えた人だと思いました。知らない世界を知って人間としての優しさが垣間見えるシーンがあるんですけど、「切ない子だなあ」と感情移入しまくってアドリブで泣いたり、翌日を考えず声を荒らげたり。キカを演じられて良かったなと思います。

――演技経験も少ないのにアドリブで泣けるのはすごいですね。

藤田 のめり込み過ぎちゃうんです。帰り道ですれ違う人もエキストラさんに見えるんですよ。「お前はどんなに悪いことをしてるんだ?」って、コンビニの店員さんにさえメンチ切ってたと思います。ずっと殺し屋の目をしてたんで。でももともと女優じゃないから誰かしんどさをわかって欲しいとも思ってました。

――アクションもですが、料理シーンも多いですよね。

藤田 私、自炊もしないし調理道具も持ってないんですけどね。料理をしたいと思う状況にならないので。慣れてないからあまり自信はないです(笑)。でも調理道具を買いに合羽橋とか行ったりと東京のいろんな街が出てくるんですけど、一駅違うだけで顔が違うのはすごいなと思います。私自身、出不精だから東京でまだまだ知らないことばかりだなと発見があったし、知らないことがたくさんあるまま死んでいくのかなと怖くなりました。

――今回の映画は『言えない事は歌の中』のMVがもとになっていたり、『月が食べてしまった』のMVも100万再生を突破するなど、MVが話題になる藤田さんですが、今度の映画界の鬼才・井口昇監督と新作MVを作るそうですね。最後にそちらについても教えてください。

藤田 今まで自分の意見がMVに反映されたことがなかったんですけど、今回は私がコンテを描きました。私の曲で鼓舞されたおじさん達が汚くて臭い汗を流しながら戦うという内容なんですけど、要所要所にあるユーモアとポップなエロみを井口昇監督がうまくまとめてくれて、いい仕上がりになっていると思います!

■『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』
10月11日より順次公開。10月11日(金)〜10月31日(木)@ヒューマントラストシネマ渋谷、10月26日(土)〜11月15日(金) @シネマスコーレ、11月8日(金)〜11月21日(木)@シネ・リーブル梅田。詳細は『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019』公式HPにて

取材・文/鯨井隆正 撮影/鈴木昭寿

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