馬場ふみかがゆるふわな学食のお姉さんを好演。恋愛下手男子たちの「『癒やしキャラ』になれたら」

馬場ふみかがゆるふわな学食のお姉さんを好演。恋愛下手男子たちの「『癒やしキャラ』になれたら」

「演技に関する視野が広がった」と語る、女優・馬場ふみか

自身初の旅本『ばばたび』(集英社)の発売を間近に控えた馬場ふみかが、10月26日(土)スタートのよるドラ『決してマネしないでください。』(NHK総合/毎週土曜23:30〜)に出演。天然キャラでゆるふわなヒロインを好演している。

本ドラマは、科学好きで恋愛経験ゼロの理系大学生・掛田理(かけださとし/小瀧望)が、学食で働くお姉さん(馬場ふみか)にひと目惚れ。実験と検証を重ねながら恋の成就を目指すラブコメディだ。

馬場といえば、ドラマ『お前はまだグンマを知らない』(2017年)、『深夜のダメ恋図鑑』(2018年)など、どちらかといえば強い女性を演じることが多いイメージ。それが割烹着に身を包み、終始やわらかな笑顔を浮かべているというのは、ファンならずとも気になるところ。

そこでドラマの第1話試写会後に馬場本人を直撃! 本作にかける思い、撮影現場でのエピソードなどをたずねた。

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――いやー、新鮮でした。馬場さんが割烹着を着て、ゆるふわな雰囲気の学食のお姉さん役を演じるなんて! 普段はモデルとしてオシャレな服を着こなして、取材でもわりと率直な物言いをされるので、なんとなく強い女性のイメージ。失礼ながら、遠いキャラのような気がして。

馬場 (少しムッとして)そうですかね。......でも確かに、自分でも「私でいいんですか?」とは、ちょっと思いました(笑)。台本を読んでみたらすごく面白くて、これはぜひ演じてみたいなとすぐに前のめりになりました。

――今回の、学食のお姉さん=飯島さんは、主人公で恋愛経験のない理系学生・掛田理のマドンナ的存在。演じるにあたって、制作サイドから何かリクエストはありました?

馬場 飯島さんは天然なんですけど、学生ではなく働いていますから、「掛田氏たちより年上という感じは出してほしい」と言われました。

――お姉さんっぽさが大事だと。実際、演じる上で意識したのは?

馬場 周りはそれぞれ個性が強いキャラばかりなので、お姉さん的な存在でありつつ「癒やしキャラ」になれたらと思っています。表情のやわらかさや、話し方の強弱、スピードにも気を使いました。

――試写で第1話を見せていただきましたけど、確かに馬場さんの優しそうな表情には癒やされましたね。本当です!

馬場 いや、別に疑ってないですけど(苦笑)。あとこのドラマ、理工学部が舞台ということで、毎回実験シーンなどが盛り込まれていて。科学というものに対して、(学生ではない)私の役は視聴者の皆さんに一番視点が近いと思うんです。なので、素直に楽しんでいますね。

――撮影で印象に残っていることはありますか?

馬場 第1話で、キャンパスで起きたボヤを飯島さんが消火器で消す場面があるんですけど、消火器なんて触るのは小学校の防災訓練以来で。持ってみたら「こんなに重たいんだ!」って、驚きましたね。8kgくらいあったらしいです。あとはやっぱり、実験のシーンです。

――例えばどんな実験が?

馬場 テスラコイル(空中放電装置)の上に座って、手から光を放電させる回があるんですけど、それは衝撃でした。まるで雷を見ているみたいで。

あと、可燃ジェルを頭に塗って火を着ける実験も面白かった。目の前で人の頭が燃えるんですよ? すごいですよね。私、高校時代に理系の授業をとらなかったこともあって、毎回ワクワクしっぱなしでした。そういう実験シーンもドラマの見どころのひとつなので、ぜひ楽しんでほしいです。

――ところで最近、あるインタビューで、馬場さんは「お芝居に対しての向き合い方が変わった」と語っていましたね。

馬場 向き合い方が変わったというか......以前は現場の雰囲気を感じ取って演じるようにしていたことが多かったんですけど、最近は役者同士がコミュニケーションをとって演じることが大事だと考えるようになりました。それは今回の現場の前に『名もなき復讐者 ZEGEN』(関西テレビ)という作品に出演させていただいたんですけど、それが大きかったです。

――『名もなき〜』は、夜の街に生きる男の復讐劇を描いたドラマでしたね。馬場さんは中国人のマッサージ嬢を熱演しました。

馬場 主演の阿部進之介さんが共演者とのコミュニケーションを大切にする方で、とても勉強になりました。それに、阿部さん演じる主人公が口数の少ないキャラクターだったので、意思の疎通がしっかりとれていないと掛け合いがうまくできなかったんです。そういうこともあって、変わったというよりは演技に関する視点が増えたというか、視野が広がったというか、そんな感じです。

――今回のよるドラ『決してマネしないでください。』でも、共演者とのコミュニケーションは十分に?

馬場 そうですね。ただ、今回はコメディなので、掛け合いの感じがまた違って。しっかり打ち合わせをして段取りを決めるというより、掛田氏のお芝居をいかに返すか、リアクションを大事に演じました。そこは難しかったですね。

――すぐにパッと適切なお芝居をされることが、ですか?

馬場 それもそうですけど、話が進むうちに飯島さんがどんな女性なのかだんだんわかっていって、「そうしたバックヤードや内面の部分が、伝わるようにした上でのリアクションが」ですかね。微妙な表情な機微やセリフ回しなど。でも頑張ったので、飯島さんが「ただの学食のお姉さん」でも「消火器の女」でもなく、魅力的な女性だということが伝わるといいですね。

――楽しみに拝見させていただきます。ちなみに掛田くんは恋愛をしたことがない理系男子。馬場さんはそういう人に恋い焦がれられたことはありますか?

馬場 え!? 私自身がですか? いやー、それはないかなぁ。自分の周りにはいなかったタイプです。

――では実際に告白されたらどうです?

馬場 えー! それは想像できないです。う〜ん、どうだろう。きっと戸惑うと思いますね。愛おしいなとは思いますけど。いやー、これ、答えに困ります(笑)。

――最後に、掛田くんのような奥手の男性読者に向けて。どうすれば憧れの女性との恋を成就できるか、馬場さんからアドバイスを。

馬場 なんだろうなー。やっぱり相手のことを考えながらも、とにかく思うようにやってみたらいいんじゃないでしょうか。それで成就するならもちろんいいし、仮にダメだったとしても、得るものはきっとあるだろうし。

――科学も失敗あっての成功ですもんね。

馬場 そうです。失敗を恐れずに頑張れ!

■馬場ふみか BABA FUMIKA
1995年6月21日生まれ、新潟県出身
身長167cm 血液型=AB型
趣味=音楽鑑賞、カラオケ 特技=バレエ
○2015年より『non−no』専属モデルとしても活動中。11月13日(水)に自身初の紀行本『ばばたび』(集英社)が発売。
オフィシャルラインブログ【https://lineblog.me/babafumika/】
オフィシャルTwitter【@fuuumika_b】
オフィシャルInstagram【@fumika_baba】

取材・文/大野智己 撮影/武田敏将

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