山地まりが語る映画監督からの愛のムチ!「ビンタされてすごく嬉しかった」

山地まりが語る映画監督からの愛のムチ!「ビンタされてすごく嬉しかった」

映画『エミアビのはじまりとはじまり』でキスシーンに初挑戦した女優・山地まり

ある日突然、相方を事故で失ったお笑い芸人が直面する笑えない現実と再起を描いた映画『エミアビのはじまりとはじまり』(公開中)に出演中の女優・山地まりが『週刊プレイボーイ』38号に登場!

初のキスシーンにも体当たり挑戦した彼女だが、あれ、まりちゃんって“処女”じゃなかった?

■一応、キスくらいしたことあります!!

―撮影時期でいうと、まりちゃんにとっての事実上の映画初挑戦作品ですね。

山地 この作品のオーディションにかける思いがすごく強かったので、受かったときは跳び上がるぐらい嬉しかったですが、初めての映画撮影ということで緊張でガチガチ。泣くシーンで泣けなかったり、キスシーンで超怖い顔をしてNGを出したりと、毎日が試練でした。

―本作は映画『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作監督の完全オリジナル脚本で注目されてるけど、一体、どんな映画?

山地 事故で相方を亡くした人気お笑い芸人が、そのコンビ結成のきっかけをつくった恩人ともいえる先輩芸人を訪ねる…という「死と笑い」をテーマにしたお話です。生々しい日常のなかに、ありえないようなファンタジーが融合していて、シビアな状況でもクスッと笑えるシーンがたくさんあります。その不思議な世界観を楽しんでいただけたらなと思います。

―まりちゃんは新井浩文さん演じる黒沢拓馬の妹、雛子役。クマのイラストが入ったポシェットを身につけた、漫才オタクの役だね(笑)。

山地 はい、ちょっとイタいコで、私と共通するところもあるかも(笑)。漫才はあまり詳しくなかったんですが、森岡龍さんと前野朋哉(ともや)さんが演じるコンビ「エミアビ」の漫才シーンを何度も稽古場で見させていただくうちに、雛子だけでなく山地まりとしてもすっかりエミアビファンになってしまいました(笑)。隙間がないほどにボケがたくさん詰め込まれているところがすごく面白いんです。

―エミアビは映画から飛び出して、実際に『M−1グランプリ』の予選にも出場し、いまだ勝ち抜いているとか。

山地 1回戦を通過したんです! それもあって、まだこの映画が続いている気分になるんですよね。実はそのネタも渡辺監督が作っているんですよ。

―それはスゴい。まりちゃんの登場シーンの見どころは?

山地 自分で言うのも恥ずかしいですが……キスシーンですかね。

―えっ、まさか、それリアルファーストキスでしょ!?

山地 違いますよぉ。一応、キスくらいはしたことありますって(赤面)。

―本当!? 話、盛ってない!?

山地 盛ってないですよ! 映画でのキスシーンは、女のコとならありましたが、男性とは初でした。

―緊張した?

山地 そんなにイヤラシイ感じじゃなかったので…。でも、直前になるにつれて急に緊張してきて、本番では超怖い顔になってしまい、何度もNGを出してしまいました…反省です。

―実は渡辺監督にまりちゃんの演技について聞いてきたんだけど、「よくも悪くもまじめすぎ」だと(笑)。

山地 こんな大役は初めてで、どうしたらいいかわからなかったので、「とりあえず台本は完璧に覚えていこう」と。そしたら読み合わせのときに、みんなキョトンとしてて…。新井浩文さんに「もう、全部覚えてきたの? 後から抜けなくなるよ」って言われたんですけど、そのときは「抜けなくなる」の意味もわからなくて。(演技の)融通が利かなくなるってことなんですが、この撮影を通して学びました。

―まりちゃんらしい(笑)。ところで、現場で監督にビンタされたんだって?

山地 そうなんです。終盤の乱闘シーンで泣かないといけない場面があって、でもなかなか泣けなくて…。そしたら監督が共演者の方に「誰か、山地を殴れ」って言ったんですが、みんなが「いや、できないです…」って断ったら監督自らやって来て、バチン!って(笑)。

―えーっ! どんな気持ちだった?

山地 こんなこと言ったら語弊があると思うんですけど、すごく嬉しかったです。

―まさか、まりちゃんってドM!?

山地 監督的には時間もないなか、どうにかしなきゃっていう一心で、ぶつかってきてくださったんだと思います。すごく愛情を感じたというか。私、お父さんに会ったことがないので「父親に怒られるってこういう感じなんだ」っていうのを味わえたのがうれしかったのかもしれません。

―今までの人生でビンタされたことはある?

山地 1度だけですね。5歳くらいのときに、歯医者さんで泣きわめいていたら、お母さんが優しい顔で「ちょっと失礼します」と言って私をトイレに連れていった後、鬼の形相で「いいかげんにしなさい!」って。あれ以来でしたね(笑)。

―今回の映画は、「思いもよらない奇想天外な“ドッキリ”」もテーマだけど、最近、プライベートでそんなことあった?

山地 最近、知人に誘っていただいて初めて「コミケ」に行きました。すごく混んでて、何を買うにも長蛇の列をつくってて驚きました。せっかく行ったので、記念にロリ系のかわいらしい表紙のマンガを買って帰りました。それが結構グロくて…。

―家でひとりで読んだの?

山地 はい。こんなお兄ちゃんが家にいたら絶対イヤだなって思いました。お母さんには見つからないように机の中にしまってあります(笑)。

―中学生みたいだね(笑)。

山地 お母さん、私が持ってるBLマンガとかを勝手に読んでるんですよ。この前も、お母さんが「これ、何?」って言うから、「お母さんにBLは関係ないから!!」って言ったら「私、これ読んだわ」って(笑)。もう、ビックリですよ。

―最後に、あらためて映画の見どころを。

山地 私はこの映画を見て、家族や周りの人をもっと大事にしようって考えさせられました。見た後はきっと、心が洗われる感覚になると思うので、ぜひ見てください。

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●山地まり(Yamachi Mari)




1994年6月25日生まれ。出演映画『エミアビのはじまりとはじまり』(ビターズ・エンド)が公開中。『SCOOP!』(東宝)が10月1日(土)に公開予定。2017年度『山地まりの元気が出るカレンダー』(ハゴロモ)が10月に発売予定。ファースト写真集『処女』(小社刊)が絶賛発売中。公式Twitter【@yamachimari】

(取材・文/西山麻美 撮影/武田敏将)

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