「友達はいなくても平気!」孤高の芸人・ヒロシがハマる“ひとりBBQ”の魅力

「友達はいなくても平気!」孤高の芸人・ヒロシがハマる“ひとりBBQ”の魅力

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待ちに待ったGWが到来! 9連休の人もそうでない人も春を満喫したいとくれば、そこはやっぱりBBQ!?

でも大勢でやるのはちょっと面倒だし、正直、人付き合いも億劫。普段、会社で上司や取引先に揉まれている分、GWぐらいはひとりでゆっくりしたい?

そこで、あのピン芸人・ヒロシがオススメするのがストレスフリーなアウトドア…実は、暇さえあれば、仕事帰りでもひとりでキャンプに行くほどの、大のソロキャンプマニアだという。そんなヒロシが伝授する"究極のアウトドア"ひとりBBQの極意とは!

−ずいぶんと軽装でいらっしゃいましたね!

ヒロシ もっとコンパクトにもできるんですよ。取材ということで多めに持ってきたんですけど、究極はコンロと鍋1個でもできますよ。

−ひとりBBQのよさってなんでしょう?

ヒロシ とことん自由なところですね。僕は基本的に人が嫌いなので、そもそも大勢で行くBBQにはストレスを感じていたんですよ。だって、まず待ち合わせの時間や場所を決めなきゃいけない。そして、誰か必ず遅れるヤツがいるでしょ? それも後輩(芸人)に限って遅れてくる!

そうなると待っている間に腹が立ってくるし、揃ったら揃ったでスーパーに買い出しに行くんだけど、大抵、先輩の俺が金を出す羽目になるんですよ…。大勢でやるBBQはそういうちょっとしたストレスが少しずつ溜まっていくんです! その点、ひとりだとそれが一切ない。

あとは、片付けが楽! 大勢でカレーなんか作っちゃうと片付けは誰かにしわ寄せがいくけど、ひとりで手軽にやるから道具も少ないし。

−BBQって、人数が揃わないとできないと思い込んでいましたよ!

ヒロシ 俺もそういう思い込みはありましたけど、YouTubeでひとりBBQの存在を知って「ひとりでもいいんだ!」と目からウロコでしたね。ただ、最初は山の中にひとりでいるのが怖くて、しばらく行かなかったんですけど、いつの間にか慣れて、3年前ぐらいから、よく行っていますね。

不思議なことにソロキャンプやひとりBBQをやるようになると、ひとりが好きだという友達が増えるんですよ(笑)。だから芸人仲間7人ぐらいで行って、それぞれでテントを張って、それぞれの装備で楽しむってこともやってます。

−ひとりぼっちの集団ってなんか不気味ですけど…(笑)。でも「人に干渉されたくない」ってことを理解し合える仲間だからこそですね。

ヒロシ 純粋に極めていくと、自分のこだわりを深めていけるんですよね。食事にこだわらないヤツは棒ラーメンだけだったり、かと思えばクミンとか、こだわりのスパイスをたくさん持ってくるヤツもいるし、テントの色も自然に溶け込むようにわざとくすませたりし始める(笑)。やっていくうちに自分が必要な道具がわかってきて、厳選グッズをいかにコンパクトにして、いかに手軽に行くかを計画するのも楽しいですよ。



















−ひとりBBQはどんな人にオススメですか?

ヒロシ BBQは好きだけど人とワイワイやることに違和感を覚えている人や、友達がいない人にオススメ。みんなでやらなきゃいけないという先入観があるけど、そんなことは気にしなくていいんです。友達はいなくても平気! あと、肉の焼き方とかでこだわりが強くって、ウンチクを垂れる人が苦手な人はストレスが溜まらなくていいですよ。肉の焼き方なんて、あんなの誰が決めたルールなのか…(笑)!

−友達がいなくてもOKなんて目から鱗(うろこ)です! BBQをやる場所はどこがいいですか?

ヒロシ 大切なのは、できるだけ人がいない場所を選ぶこと。女のコと来てギターを弾いてエンジョイしているような男子学生がいたらイラッとするし、「あの人、ひとりでやってるのかな?」「まさか〜、連れが来るでしょ?」なんてヒソヒソ声が聴こえてきてもストレスが溜まります…。

ロケーション探しは大変ですけど、河川敷やキャンプ場などお気に入りの場所を1ヵ所見つけておけば、ちょっと時間ができればいつでも気軽に行けますよ。

−手軽に始めたい人は、道具はどこで買えばいいでしょう?

ヒロシ ドン・キホーテなどの量販店とかホームセンターにもありますね。あとはネットで欲しい道具を探すのも楽しいですね。道具を揃えたがる人もいるけど、100円均一のお店で大抵のものは揃いますよ。

−ついつい道具をそろえたくなっちゃいますよね(笑)。では、オススメの食材は?

ヒロシ 僕は餃子や冷凍うどんなど冷凍食品をよく持っていきます。保冷剤の役目もしてくれるので。カップ麺やおにぎりだけでも十分。ただ、このスタイルはモテませんけどね…。

−はははっ、確かに!、ではオススメの道具も教えてください!

ヒロシ まずは、この「コンパクト焚き火グリル B−6君」(本体価格5076円・税込)に助けられていますね。コレ1台あればヤカンでお湯も沸かせるし、小さいようですが、男ふたり程度なら焼肉もこのサイズで十分です。そのへんの薪を拾って焚き火もできるし、眺めているだけでも十分です。

折りたたむとその名の通り、厚さ2cm弱のB6サイズになり、しかも500gしかないんですよ。BBQを始めた頃、しっかりしているけど重たいグリルを買っちゃって、すぐに使わなくなりましたもん。軽いってことはすごく重要でしたね!









−重いと結局使わなくなっちゃいますもんね…。

ヒロシ この小さいテーブルはSOTOというメーカーの「フィールドホッパー」(5000円+税)という商品。パッと広げると自動的に足が出てくるんですよ。これも軽いし、折りたたむとA4の半分ぐらいに小さくなっていいでしょ! 野菜を切る時も便利だし、コーヒーカップとかちょっとした物も置けて気分的にも盛り上がります。こういうささやかなことが意外に大事で…。

−確かに、テーブルがあるだけでずいぶん情緒が生まれますね〜。

ヒロシ あと椅子も大事ですね。僕はキャンプに行っては長時間座るのでちょっといいものを使ってて、Helinox(ヘリノックス)というメーカーの定番「チェアワン」(1万1500円+税)を愛用してます。コンパクトにポーチにしまえるし、そのポーチはフレームに引っ掛ければちょっとした小物入れにもなる。メッシュで通気性もいいし、もちろん軽いです。でもあんまり使わない人なら100均でも折りたたみの椅子はあるから、それでも十分ですよ。

−では早速、火を起こすところから教えてもらえますか!

ヒロシ 俺は基本的にいろいろ買うのがイヤなんで、いつもは薪を集めていますが、今日は初心者でも手軽な炭を持ってきました。着火剤と一緒になってるんで、慣れてなくてもライターで簡単に着火できますよ。









−そういう商品が売っているんですね。ホントにすぐ火が着きます!

ヒロシ では米を炊きます。手軽にやるなら無洗米! 量は適当だけど、0.5合ぐらいをジップロックなどに小分けにして持ってきておけば、鍋に入れて水を足すだけで準備できます。ここで大事なのは吸水。水を入れて20分ぐらい置いておくだけで、成功率は全然違います。

−確かに鍋で米を炊くと芯が残っちゃったりしますけど、しばらく吸水させるだけでいいんですね!

ヒロシ 吸水させる間、ヒマだしコーヒーでも飲みますか。こういうスティックタイプのコーヒーならカップに入れてお湯を注ぐだけで手軽だし、入っていた袋をスプーン代わりに使えばスプーンも使わなくて済むし。ひとりなのでカッコつける必要もないでしょ。 あと、米を待つ間に小腹が空いた時のためにカップ麺を持ってきています。









−それ、大勢でやるBBQなら「何、先に食ってんの?」って言われちゃいますよ…。

ヒロシ そこもひとりだから大丈夫! 好きな時に好きなものを食べられるのが醍醐味(だいごみ)ですね。









−米の吸水も終わったようなので、いよいよ火が入りますね!

ヒロシ 使用器具だけど、初心者の人だったら火力の調整が簡単なコンロがいいかな。俺が使っているのはSOTOの折りたたみのコンロ(レギュレーターストーブ ST−310 6千円+税)。このタイプがいいのは、普通に100均とかで売っているガスボンベが使えること。コンロで炊く時はバーナーパット(網)を1枚置くだけで、火がまんべんなく回って失敗がなくなります。

炊き方は単純なんですよ。まずは強火にかけ、吹きこぼれてきたら弱火にし、水が出てこなくなったら火から下ろしてテキトーに10分ほど蒸らすだけ。炊く時はフタを取っちゃダメとかいうけど、俺はマメにチェックする派。途中でフタを開けても全然平気ですよ。









−美味しそうです! 「米はこう炊くべき」という手順が複雑だから、つい及び腰になっていました…。

ヒロシ でしょ? 確かに米は最初はハードルが高いんだけど、慣れれば適当な分量ですぐ炊けるようになりますよ。鍋じゃなくても、フタがあればアルミのカップでも炊けるし。あとね、焚き火で炊いたほうがなぜか美味いんだよね。









−そろそろ肉を焼きますか!?

ヒロシ では焼きますか! ひとりだと肉の焼き方をああだこうだ言うヤツもいないからね、肉の争奪戦もないし、好きな肉を好きなように焼きましょう! 今日はこれが安かったんで買ってきました。タレは1人用の小分けパックのタレが便利ですよ。どうぞ食べてみてください!









−ウマ〜い! 自然の中で焼いた肉&炊きたてごはんってなんで美味しいんでしょうね! 最後に、ひとりBBQを楽しむ秘訣をまとめてください!

ヒロシ 自分がどうしたいかってだけですよ。装備を整えてしっかり料理を作ってもいいし、椅子とバーナーだけ持って行って、豆から挽いて丁寧にコーヒーを淹(い)れるのもいい。純粋に自分のためだけのBBQなので、考えなきゃいけないのは「自分に何が必要か」だけですね。

(取材・文/明知真理子 撮影/松井秀樹)

ヒロシ(ひろし)




1972年2月14日生まれ 熊本県出身 血液型=O型 趣味=キャンプ・釣り・家庭菜園・バンド活動 YouTube「ひろしちゃんねる」でキャンプ動画を中心に配信中。最新情報はオフィシャルサイト「ヒロシの部屋」へ。http://hiroshi0214.com/

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