ボイメン・ハロプロ出演 日本初名古屋シネコンで始まったアイドル定期公演

ボイメン・ハロプロ出演 日本初名古屋シネコンで始まったアイドル定期公演

プロジェクトの発起人であるENPLEXの羽雁彰さん

 名古屋駅のミッドランドスクエアシネマ2でアイドルの定期公演が始まった。出演するのは、モーニング娘。16をはじめとするハロー!プロジェクト所属のグループ、BOYS AND MEN、BOYS AND MEN研究生。シネコンを舞台に定期的なイベントを行うのは日本初の試み。仕掛け人の統括プロデューサー、ENPLEX羽雁さんに開催のきっかけについて聞いた。

スクリーン前のスペース活用できないか

――開催のきっかけは?

「映画を観に行った時、スクリーンが増設されるというCMを見たのがきっかけです。現在、ミッドランドスクエアに7スクリーンあり、新たにミッドランドスクエア2としてシンフォニー豊田ビルに7スクリーンできると。客席の前にあるスペースで何かできないかと思い、その場でサイズを測ってみると、何か行うには十分な大きさがあった。偶然、中日本興業の社長と旧知の仲だったため、スクリーン前のスペースを活用して何かやりませんか?と提案したら、名古屋の映画館事情として平日の夜間の入りが良くないという問題を抱えていて、ちょうど映画館の活用法を考えていたため、プロジェクトが動き出しました」。

名古屋の拠点を求めていたハロー!プロジェクトも参加決定

――実現までに苦労した点は?

「いくつもの課題を同時に処理しなければならなかった。1年に1回、映画館で映画を観る人は全人口の1割という現状。減少の一途を辿っている映画人口を増やしたい。今増えつつあるライブビューイングなども一例ですが、映画館に足を運んでもらうための策がさらに必要だということ。そのために映画以外のコンテンツを導入していきたい。考えた結果、映画館の前スペースを会場としたイベントをすることに。メンバーは東海エリアを代表するエンターテインメントグループBOYS AND MEN、BOYS AND MEN研究生、そして名古屋の拠点を求めていたハロー!プロジェクトに決定。収益の構造なども考え、各事務所や映画館側とも交渉が成立したのがよかったですね。ただ、照明や音声、映画館ならではの消防法などいくつも乗り越えないといけない問題が浮上。ひとつひとつクリアにしていき、ようやく記者発表にこぎつけました」。

観客満足 「距離感が近い」「くつろいで楽しめた」

 7月29日に各グループのファンを集い、SNSで発信して告知する方法で記者発表を行った。各メディアに取り上げられチケットは完売。満席の中、イベントが開催された。

 筆者はBOYS AND MENの初日に参加。BOYS AND MENの公演は毎週水曜、「ボイメンワールド」と題して各メンバーが交代でソロイベントを開催するという。初日はリーダー水野勝のソロイベント。ここでしか見られない限定映像が流れた後、会場後方から客席横の通路を通り、本人が登場。スクリーンを活用して、プライベート写真をもとにトークを繰り広げたり、ファンの質問に答えるなどのアットホームなイベントに。イベント後はまた客席横の通路を通り退場。そして、再登場しツーショット写真などを撮れる特典会で会場を賑わせた。

 イベントに参加した観客たちは、「距離感が近くて、普段聞けない話を聞くことができたのでうれしかった」「限定映像の続きが見たい」「くつろいで楽しめた」と次回もぜひ参加したいと満足した様子。映画館だからこそ、どの座席からもきちんと演者を見られることもメリットだといえる。イベント中、席を立つ人がいないというのも新たなスタイルだ。出演した水野自身は「名古屋をホームとしているから、この場所を大事にしていきたい」と自らの想いを観客に伝えていた。

8月30日から定期公演スタート

 8月30日から始まった公演には、毎週火曜にハロー!プロジェクト、水曜にBOYS AND MEN、木曜にBOYS AND MEN研究生が登場する。“百聞は一見に如かず”、まずは名古屋にできた新たなエンターテインメントを体感してはどうだろうか。

(編集プロダクション エディマート/小玉みさき)