吉田照美が語る終活「若い頃より加減せず好きなことをすべし」

吉田照美が語る終活「若い頃より加減せず好きなことをすべし」

大橋巨泉さんから贈られた絵を手にする吉田照美

 グラビア写真界の第一人者、渡辺達生氏(70)が“人生最期の写真を笑顔で撮ろう”とのコンセプトで立ち上げた『寿影』プロジェクト。渡辺氏は、自然な笑顔を引き出すべく、撮影する人に「一品」を持ってきてもらって、それにまつわるエピソードを聞きながら撮影する。

 フリーアナウンサーの吉田照美(68)が持ってきたオランダの印象派画家の絵画は、吉田氏が多くを享受させてもらったと語る憧れの人、大橋巨泉氏から贈られたもの。

「絵が趣味の僕は、レオナルド・ダ・ビンチとピカソに挟まれて微笑む巨泉さんの肖像画を描いて贈ったんです。喜んでくれたけど、『俺、ゴッホのファンなんだよな』と言われて(笑い)」

 この絵はそのお礼。今も大切に飾っているが、吉田氏の絵も、「巨泉さん亡き後、自宅でテレビのインタビューを受ける奥様の後ろに掛けてあり感激でした」

 髪は金髪。ハゲ隠しと謙遜するがよく似合っており、古希前とは思えない若々しさを醸す。

「僕の中で終活は東日本大震災から始まった。今はたまたま生かされている感じがして、生へも物へも執着がなくなった。同時に、若い頃より加減せずに好きなことをすべしと」

 その言葉通り、今年は渾名のロバと68(ロバ)歳に因むB級映画『ロバマン』の主演に挑む。

「馬鹿やっても面白く生きたい」

【プロフィール】よしだ・てるみ/1951年、東京都生まれ。フリーアナウンサー。早稲田大学卒業後、文化放送入社。自身の名を冠した帯番組5つを36年半担当するなどの人気パーソナリティー。4月26日〜5月19日、新宿「Bギャラリー」で絵の個展開催。

◆撮影/渡辺達生、取材・文/スペースリーブ

◆小学館が運営する『サライ写真館』では、写真家・渡辺達生氏があなたを撮影します。詳細は公式サイトhttps://serai.jp/seraiphoto/まで。

※週刊ポスト2019年4月12日号

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