石原裕次郎、椎名誠、志村けん 個性的な筆跡で分かる人となり

石原裕次郎、椎名誠、志村けん 個性的な筆跡で分かる人となり

石原裕次郎が書いた字は?(時事通信フォト)

 どんな文字にも書いた人の人となりがあらわれる。筆跡からその人の性格や人柄、運気まで診断する「筆跡心理学」をおさめ、筆跡診断士であり、国内では数少ない筆跡アドバイザーとして活躍する書家の高橋史氏。サインや署名をする機会が多い有名人の筆跡から、その人となりを読み解く。

◆映画『黒部の太陽』の完成・公開を祝う故・石原裕次郎さんの直筆プレート

【総評】「字の横幅が広い筆跡から、アクティブな人柄がわかります。大小の字が混合している人は、波乱万丈の人生を送るケースが多いです」(高橋史氏、以下同)

【1】右上角の折り返し部分が丸い字を書く人はユーモアがあり、周囲の人々を楽しませるタイプ。

【2】偏とつくりの間隔が広く、人を受け入れる器の大きさを感じさせる。

【3】名前の最後に付ける「おしゃれ点」に、ワンポイント飾りたい気持ちが見える。

◆作家・椎名誠氏の直筆原稿

【総評】「週刊ポスト」連載「雑魚釣り隊」結成10年を記念した直筆原稿。「ハネ部分をはねない筆跡は、頭の切り替えが早いタイプの特徴です。文章全体の筆跡から、スマートで都会的、おしゃれな人物像が浮かび上がります」

【1】右下がりが強いのは批評家や文化人に多い。世間の風潮に流されることなく、観察力や分析力が優れた人によく見られる筆跡。

【2】偏とつくりの間隔が広い字を書く人は、オープンマインドで人付き合いが上手。

【3】「口」が小さい筆跡はもの静かな性格。

◆東村山市にある記念樹の看板にあるタレント・志村けんの書とサイン

【総評】「頭の回転が速く、思い浮かんだことを言葉で表現するのが得意な人に多い筆跡。お笑いの世界ではツッコミ役に多く見られます」

【1】左に伸びる横線が長い筆跡は、頭の回転が速い人に多い。

【2】滑らかで勢いのある大きな弧は豊臣秀吉の字にも見られる特徴。「太閤型」とも呼ばれ、カリスマ性を表わす。

●たかはし・ふみ/1979年生まれ、東京都出身。セミプライベート書道・ペン字レッスンを実施する書道サロン「墨麗」主宰。書を通して麗しき社会の実現に貢献しようと、書道家のかたわら筆跡アドバイザーとしても活躍中。

※週刊ポスト2019年5月31日号

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